八木佑介 N→S
2017.04.15 (sat)
- 2017.04.24 (mon)
OPEN 12:00~18:00
期間中無休
現在、この展覧会は終了しています。
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N→S
アトリエでもあるBAMI galleryで私は深夜の都市の光景を描いている。今回の展示では京都市下京区二人司町のBAMI galleryから、久世郡久御山町栄4丁目の自宅までの帰路、約14kmの間で等間隔に5箇所の地点を決め、そこに出発点と終点を合わせた7箇所の場所で観たそれぞれの光景を描く。そして再びそれらの光景をBAMI galleryに私の辿った順番通りに等間隔で配置する。細長いギャラリー空間の入り口から奥へと進む鑑賞者の歩みと、私の職場から自宅までの移動が重なる。展示空間内に深夜の都市を転移させることを試みる。
点から点への空間移動、例えば職場や学校までの往復、リビングから寝室への往復、私達は日々、それぞれの役割を持った場所から場所へと移動をする。私がそれぞれの地点で観た普段では見過ごすようなありふれた街角の建造物にも役割があり、それらを大小の舗道が繋いでいる。それは緻密な蟻の巣のようでもあり、体内で各組織、器官を分化しそれらを管で繋ぐ生物の基本構造のようでもある。私達の暮らす都市は膨大な人口を抱えながら、社会性の中で統制、制御されている。そして血管を通る赤血球のように、都市を網羅する舗道により各所へと人は運輸され、それぞれの場所で人々はそれぞれの役割を果たす。老朽物は代謝されながら、都市は肥大や萎縮を繰り返す。私達が日々行う点から点へと向かう空間移動に沿うように、もしくはそれを促すように都市は形成されて行く。今回の展示で、私の観た都市の光景を一点では無く、連なる線で示す。私が観た凡庸な都市の光景は誰しものすぐ側に在り得る光景であり、この京都市内から南部郊外へ移動した空間内でカメラによって切り取った光景の一片は、世界中のいずれの都市の中でも適合する形を持つ。文明により都市の形は成熟し確立された。そこに現わされているのは普遍的な人間の生態であり、その断面図を点と点を繋ぐ線によりギャラリー内で空間として構築する。
今回の取材ではBAMI galleryを午前2時18分に出発し、午前3時49分に自宅に到着した。各地点で無人となったはずの深夜の街を均等に並んだ街灯が照らし出し、横断歩道の信号機が点灯していた。それは確立された構造を持った都市空間に現れる空虚な光景である。闇を覆い尽くそうとする人工の光によって照らされ浮かび上がる光景は、人が望み築き上げた居住域のあり方である。私達は何処へ向かっているのか、私達の暮らしている今夜の都市の姿を描き、そこから人類の姿について、7点の絵と空間によって辿る。
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公庄直樹 「囁くものたち」
2017.03.31 (fri)
- 2017.04.09 (sun)
OPEN 12:00~18:00
期間中無休
現在、この展覧会は終了しています。
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夜、家に帰ると表札灯に蛙が数匹集まってきている
ふと窓を見るとヤモリがじっとへばりついている
彼らの無言の囁きが
僕を満たされるような気持ちにしてくれる
今この瞬間もどこかで生命が囁きあっている
そう思うと僕は木を彫らずにはいられない
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プレビュー展
宮本大地 「小さな大海に向けて」
2017.03.14 (tue)
- 2017.03.19 (sun)
OPEN 12:00~18:00
期間中無休
現在、この展覧会は終了しています。
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普段何気なく生活している時に何気なく目に入る物、場所、風景に、ふと小さな世界を感じる時があります。
日常の中に感じたそれは僕の想像力と合わさり繋がり、カタチになっていきます。
そして現実には起こりえない様々な物の組み合わせにより作り上げられる画面は魅力や違和感を放ちながら大きく広がっていきます。
小さな世界に見える大きな広がりを是非見に来て下さい。
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阿部瑞樹 モノのあはれ
2017.03.03 (fri)
- 2017.03.12 (sun)
OPEN 12:00~18:00
期間中無休
現在、この展覧会は終了しています。
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人間によってつくり出されたモノ。
生物学的に生きているわけでもなく、
何か言葉を発するわけでもない。
しかし、日常のふとした瞬間に、
そういったモノたちから伝わる心を垣間みることがある。
「あはれ」としかいいようのない感情を抱くことがある。
私の場合は自動車がそうだった。
なにげない光景に潜む「モノ」の「あはれ」を認識し、
それを絵にして表現したい。
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large-scale work
八木佑介 Permanent Exhibition
2017.02.13 (mon)
- 2017.02.20 (mon)
OPEN : 12:00-18:00
期間中無休
現在、この展覧会は終了しています。
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2013年~2016年制作の100号を中心とした大作を展示いたします。
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