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2025.06.09 [Schedule] 宮本大地 "HEROES "― 誰も呼んでないけど来ました

宮本大地 "HEROES "― 誰も呼んでないけど来ました
2025.06.23 (mon) - 2025.07.02 (wed)
会期中/OPEN 13:00~18:00
※最終日午後4時閉廊
※6月29日(日)6月30日(月)Close
ヒーローとは何だろう? 子どもの頃に見ていたヒーローたちは、毎週テレビの中で戦っていた。 仲間と力を合わせて何かを守り、正体を隠しながらも誰かのために立ち向かう。 どこかで迷いながらも、最後にはちゃんと勝って、世界を元に戻してくれる存在だった。 彼らが信じている「正義」は、はっきりしていて、疑う必要なんてなかった。 でも、現実の社会には、そんなに分かりやすい敵も、正義もない。 誰がヒーローで、誰のために立っているのかも、だんだん曖昧になってきた。 私が描くヒーローたちもまた、 誰かに呼ばれたわけでもなく、何かを守る理由があるわけでもない。 映像や情報を扱う装置のような頭をして、心もとなく佇みながら、静かに画面の中を生きている。 でもその姿は、なんとなく、今を生きる私たち自身と重なって見える気がする。 情報やモノに囲まれながら、何者かになろうとして、 でも結局、それが誰のためなのか、自分のためなのかも、よく分からない。 強くなくてもいい。意味がなくてもいい。 正義がはっきりしなくても、それでも正義であろうとする気持ちは、きっとどこかに残っている。 そんなふうに、少し頼りなく、どこかズレてるヒーローたちを描くことで、 自分が感じていることを、少しだけかたちにできる気がしている。

神戸アートマルシェ2025 Room No: 722
2025.05.16 (fri) - 2025.05.18 (sun)
KOBE ART MARCHÉ 2025

開催日時/2025年5月16日(金)~18日(日) 11:00~19:00
会場/神戸メリケンパークオリエンタルホテル7階
主催/一般社団法人 神戸芸術振興協会
現在、この展覧会は終了しています。
COMBINE/BAMI galleryは神戸アートマルシェ2025に出展いたします。 出品作家:釜匠 公庄直樹 岡部賢亮 松本央 宮本大地 佐野暁 小橋順明 Room No: 722

岡部賢亮「WHO ARE YOU?」
2025.04.17 (thu) - 2025.04.30 (wed)
会期中/OPEN 13:00~18:00
※最終日午後4時閉廊
※4月23日(水)4月24日(木)Close
現在、この展覧会は終了しています。
私は常々作品を制作するにあたって留意していることがあるそれは私の作る作品がこの社会に生きている誰かにとっての鏡であり鑑となるような存在となってほしいということである誰しもが鏡で自分を見たことがあるだろう。鏡に映る自分は慣れ親しんだ顔をしてこちらを見ているはずだ。

しかし、ときどきその慣れ親しんだ顔が不意に疎遠なものとして映る瞬間がある。まるで色々な生物のパーツを寄せ集めて作ったキメラを見ているような不自然な感覚とでも言おうか。そのときの鏡に映る自分によく似たその虚像は「Who are you?」と私たちに投げかけているのではないかと思うその問いに直面したときに、そのような答えの出せない不自然な感覚になるのだろう。私はそれこそが誰にも侵されることのないその人だけの特別な時間なのだと感じている。そして美術作品にはその時間を遮ることなく共に生きることのできる不思議な能力があるように思う。

私の作品は立体物であり私たちが生きているこの三次元の世界に存在している。私の作品は動くこともなければ言葉を喋るわけでもない。しかし、単なる虚像ではなくこの世界に確かに存在するものとして、この社会を生きている誰かに対して、あるいはこれから生まれてくる誰かに対して「Who are you?」と投げかける存在になってほしいと考えています。

「作品について」

現代に生きている人々は、私がそうであるように情報が混在して一つに定まり切らないような、バラバラな状態の感情や思考が一つの身体にギリギリ収まっているような、色々な生物をつぎはぎしてできたキメラのような存在だと感じる。

彼らはただそこに佇んでいるだけで何も言わない。自分がどういう姿をしているかなどおかまいなしに、只々ぼんやりと佇んでいるように見える。だが、もしかしたら私たち人間には聞こえない周波数の大声で鳴いているのかもしれない。

アートフェア東京19
2025.03.06 (thu) - 2025.03.09 (sun)
アートフェア東京19

セクション:プロジェクツ
■ブースNo.:P003
■出展作家:釜匠/松本央

【開催概要】
会 期:一般公開 2025年3月7日(金)− 3月9日(日)
    (3月6日(木)は招待者並びにプレス関係者のみ)
※時間は3⽉6⽇-8⽇は11:00-19:00、最終⽇は11:00-17:00にて開場
会 場:東京国際フォーラム B2F ホールE / B1F ロビーギャラリー
主 催:エートーキョー株式会社
メディアパートナー:美術手帖、日本経済新聞社、ARTnews JAPAN
後 援:シンガポール共和国大使館、アイルランド大使館ほか

現在、この展覧会は終了しています。


松本央 新作個展 「僕らはみんな生きている」
2025.02.10 (mon) - 2025.02.24 (mon)
会期中/OPEN 13:00~18:00
※最終日午後4時閉廊
現在、この展覧会は終了しています。
私の作品は、これまで見てきたことや体験したことがベースになっています。特に幼少期、京都で酒屋を営む父の配達を手伝った際に見た風景や人々の姿、変わりゆく街の姿などから受けた影響は強く作品に投影されています。ただし、作品の内容すべてが私自身の体験ではありません。この現実世界のどこかで起こったことや、これから起こりうる出来事である、と考えながら制作しています。私が描きたいのは、社会の大きな流れの中で日々を懸命に生きる人々の姿です。それは、私も含めたどこかにいる誰かの平凡な日常の一場面に過ぎないかもしれませんが、人生の大半はそのような小さな出来事の積み重ねでできているのだと思います。そうした日常の中に潜む感情の機微や物語に光を当てることで、この世界でたしかに生きている人々の姿を立体的に浮かび上がらせたいと考えています。

どこかで見たことのあるような風景の中に登場する張子の犬や招き猫のキャラクターたち。何を考えているのか表情からは読み解くことはできませんが、彼らの姿から自由に想像し楽しんでいただけたら嬉しく思います。