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2017.08.16 after90 平成最初の方の人たち

松本央 『見聞録‐雲上2万里‐』
2017.06.24 (sat) - 2017.07.02 (sun)
OPEN 12:00~18:00
期間中無休
現在、この展覧会は終了しています。
ドライブをしていると、かなり深い山間に周りから切り離されたかのように存在する集落を発見することがある。

こんなところにも人が住んでいるのか、と感動を覚えると同時に、どうやってこの人達は暮らしているのだろうかという疑問が生じる。

次第に、地図に載ってない村で何十年も前から時間が止まったかのように昔の暮らしが行われているのではないかと想像し胸が高鳴る。

実際に私が想像するようなことは無いとは思う。ただ、この広い世界の中には、私たちの住んでいる世界とは別の、選択されなかった世界や、可能性としての世界がひっそりと存在しているかもしれない。いや、存在して欲しいし、あるならば一度見てみたい、そんな願いをこめて作品を描いています。
発見?京都!
未確認生物 UMA展
2017.06.08 (thu) - 2017.06.19 (mon)
OPEN 12:00~18:00
期間中無休
現在、この展覧会は終了しています。
京都の街中に居るかもしれない?居ないかもしれない?未確認生物の存在=UMA(Unidentified Mysterious Animal )。

本展は、普段京都の街で芸術活動に勤しむ若手現代美術作家達が、ある者は目撃情報を頼りに取材し、ある者は実際に過去目撃した印象を基に、又、ある者は実際に捕獲し??作品化??それら未確認生物の存在を自らの作品として報告しあう展覧会です。京都市内のかなり具体的な目撃・発見箇所を基に、それら未確認生物の生態や、発見時のエピソード、及び未確認生物達が、この京都の街中で現代まで息を潜め生き続けて来た物語を交え報告いたします。

報告者:釜匠(かま・たくみ32歳)佐野曉(さの・あきら36歳)公庄直樹(ぐじょう・ なおき35歳)松本央(まつもと・ひさし34歳)遠藤良太郎(えんどう・りょ うたろう30歳)太田夏紀(おおた・なつき24歳)岡部賢亮(おかべ・けんす け27歳)
スイゾク
佐野曉 漆展
2017.05.17 (wed) - 2017.05.28 (sun)
OPEN 12:00~18:00
期間中無休
現在、この展覧会は終了しています。
水族館が大好きだ。
水槽の中で輝く熱帯魚や小さな生き物たちは、まるで精緻に作られた工芸品や宝石のようだ。

数ある工芸素材の中でも液体という特徴を持つ漆の艶めきもまた彼らの美しさを
想起させるような魅力的なみずみずしさを湛えている。

京都水族館近くに居を構えるギャラリー空間を一つの水族館、水槽に見立て、
彼ら”スイゾク”の魅力を漆で表現してみたい。
Thema【2022年と2067年】
4展 Shiten Round7 
2017.04.26 (wed) - 2017.05.05 (fri)
OPEN 12:00~18:00
期間中無休
現在、この展覧会は終了しています。
第七回目となる今展はそれぞれの“仮説”を元に表現を試します。

2022年は現時点から5年後、2067年は現時点から50年後 となります。

5年後は4展参加作家それぞれが30歳~37歳となります。では 50年後は80歳前後です。

5年先をどう仮説するのか?これはある程度現在の地続きで想像の 範囲かもしれませんが、ただ激変する時代の流れ、自らの変化だけ では作品に投下はできないでしょう。 ましてや50年後となると生きているのか死んでいるのかすら分か りません。

全体を取り巻く状況の仮説から何かを導き出す、それは社会状況と の接合点がなければこの問いは成立しません。つまり各自の世の中 に対しての仮説が必要です。

この仮説というのは実は難しいのです。しかし、コンテンポラリー アート領域では実はかなり重要なファクターでもあります。 過去の文脈からの劇的な変化をイメージしがちですが、実際には 先の要素をどう捉えるのか?それがアーティストの哲学思想として のダイナミズムであると考えます。 つまり、作家それぞれがある種の宗教的先導者もしくは領導者とな るような感覚でもあります。

今回のテーマの仮設をどう構築するか?またどの側面から構築する のか?

今を生きている人が誰も分からない事.

4名の若き作家は2022年と2067年をどう表現をするのか?

■出品作家:釜匠 八木佑介 宮本大地 遠藤良太郎

八木佑介 N→S
2017.04.15 (sat) - 2017.04.24 (mon)
OPEN 12:00~18:00
期間中無休
現在、この展覧会は終了しています。
N→S アトリエでもあるBAMI galleryで私は深夜の都市の光景を描いている。今回の展示では京都市下京区二人司町のBAMI galleryから、久世郡久御山町栄4丁目の自宅までの帰路、約14kmの間で等間隔に5箇所の地点を決め、そこに出発点と終点を合わせた7箇所の場所で観たそれぞれの光景を描く。そして再びそれらの光景をBAMI galleryに私の辿った順番通りに等間隔で配置する。細長いギャラリー空間の入り口から奥へと進む鑑賞者の歩みと、私の職場から自宅までの移動が重なる。展示空間内に深夜の都市を転移させることを試みる。

 点から点への空間移動、例えば職場や学校までの往復、リビングから寝室への往復、私達は日々、それぞれの役割を持った場所から場所へと移動をする。私がそれぞれの地点で観た普段では見過ごすようなありふれた街角の建造物にも役割があり、それらを大小の舗道が繋いでいる。それは緻密な蟻の巣のようでもあり、体内で各組織、器官を分化しそれらを管で繋ぐ生物の基本構造のようでもある。私達の暮らす都市は膨大な人口を抱えながら、社会性の中で統制、制御されている。そして血管を通る赤血球のように、都市を網羅する舗道により各所へと人は運輸され、それぞれの場所で人々はそれぞれの役割を果たす。老朽物は代謝されながら、都市は肥大や萎縮を繰り返す。私達が日々行う点から点へと向かう空間移動に沿うように、もしくはそれを促すように都市は形成されて行く。今回の展示で、私の観た都市の光景を一点では無く、連なる線で示す。私が観た凡庸な都市の光景は誰しものすぐ側に在り得る光景であり、この京都市内から南部郊外へ移動した空間内でカメラによって切り取った光景の一片は、世界中のいずれの都市の中でも適合する形を持つ。文明により都市の形は成熟し確立された。そこに現わされているのは普遍的な人間の生態であり、その断面図を点と点を繋ぐ線によりギャラリー内で空間として構築する。

今回の取材ではBAMI galleryを午前2時18分に出発し、午前3時49分に自宅に到着した。各地点で無人となったはずの深夜の街を均等に並んだ街灯が照らし出し、横断歩道の信号機が点灯していた。それは確立された構造を持った都市空間に現れる空虚な光景である。闇を覆い尽くそうとする人工の光によって照らされ浮かび上がる光景は、人が望み築き上げた居住域のあり方である。私達は何処へ向かっているのか、私達の暮らしている今夜の都市の姿を描き、そこから人類の姿について、7点の絵と空間によって辿る。