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一点展の愉しみ
BAMI gallery新春第一弾の

COMBINE SELECTION
2012.01.11 (wed) - 2012.01.25 (wed)

昨日無事終了いたしました。

雪が降る寒い中お越しいただきました
皆様、誠にありがとうございました・

さて来週31日(火)からは

炭田紗季 solo exhibition【大魔術師】を開催いたします。


と言う事で、、、


本日から31日までは閉廊なのですが・・・


展覧会と展覧会の間を数日空けるスケジュール
を通常よく組みます。


当然作品の出来上がりやその他諸事情があって会期と
会期の間が開いているわけなのですが、、、、、


実はその間を利用して、、、たまに、、一人で愉しん
でいることがあります・・・・


もちろん先述の理由が元であり、、愉しむために
故意にて会期をコントロールしているわけではあり
ませんが・・・・


できる機会がある場合は、、短時間ですが、、、


一人愉しんでいます。



何か?



【一点展】です!







実はいつか【一点展】をしたいのです。


私はこういったギャラリーの究極的
エキジビションは【一点展】なんじゃないか?
とかなり前から考えています。


一点の作品で空間を支配する。


そういう夢想をしています。



当然、それに負けない実力がないと
まったく整合しない空間と展覧会に
なり、かえって軽薄な奇をてらった
ものにしかならないという危険も
十分理解してるつもりです。


まぁ平たく言えば、、、


今はとてもできないなぁ~と
言うのが率直なところです・・・



又、実はこの愉しみには別の意味もあります。


ライティングの設定(大してライトのバリエーション
はありませんが・・)そして、、、


各作家の絵の強度を測る、、、という
為にしていることでもあるのです。


一点だけ正面に掛け、もしくは立体の場合は
置き、


しばらく一人で交信を測ります。


出てくるものがどれだけあるかな?






単純にコンセプトや意図や着想なんかをできるだけ
排除してプリミティブに人間が作り出したものと
向き合う、そしてそこから出てくるものを感じる。



そんな事を、、実は会期と会期の合間にしています。。



そして今日は炭田さんのエキジビジョン用の作品で
先に一点預かっているものと交信していました。


ここで私の感想はあえて書きません、、、、



できましたら



来週からの【大魔術師】に是非足をお運びください。


今回は大作3点での空間構成を予定しております。


通常のBAMI galleryのエキジビションにしては
寡作ですが、敢えてという所です。。。


つまり、ギャラリーの一壁面に一点という構成
ですので、かなり一点展に近い雰囲気を味わって
いただけるのではないかと考えております。




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炭田紗季 solo exhibition

『大魔術師』

2012.01.31 (tue) - 2012.02.29 (wed)
gallery close 2/4・5・11・12・18・19・26
open 12:00~18:00






炭田紗季 solo exhibition 『大魔術師』について

-COMBINE director 上山潤 2012.1-



岡山県牛窓在住の炭田紗季と出会ったのは今から
7ヶ月前、昨年の夏、香川県高松だった。

提示された過去の作品を纏めたポートフォリオの
ページをめくるといきなり上図にあるようなピン
ク色の世界が視界に飛び込んできた。

しばらく眺めるとピンク色の世界が落ち着き、気
にならなくなった所でモチーフが浮かび上がって
きた。

その時、言わんとすることはすぐに理解できた。

物が存在するには理由がある。それぞれに意味が
あると言っても良い。

しかし、本来的な意味を無視したところ、今この
時点で唯存在しているという客観的な視線を対象
物に向けると、そのフォルム(形)は別の物に変
化しだす。

日本画の世界で言うところの“見立て”という考
え方の範疇に近いが、そういった見方で物と物と
を組み合わせると、元来持ち得なかった意味が生
まれ、新たな物語が動き出す。

絵描きという人種が魔法をかけた瞬間とでも言お
うか?そういった魔術を持つものが絵描きという
のか?いずれにしても人間の固定観念をほんの少
し弄ることにより、新たな世界観を可笑しく可愛
く生み出しているなぁ、、と感心した。



その後、新作として私の前に提示したのが上図に
あるスターバックスと富士という内容の作品であ
る。

この図はインターネットの図像を参照に描かれて
いる。当然実際に存在する風景なのだが、上記の
ような可笑しさは取り立てて感じる事はない。

しかし、それはこの時代に生きる我々が感じる感
覚であり、原始的な富士という存在を絵にしよう
とした時、果たしてこのような構図を選択するだ
ろうか?という単純な疑問に突き当たる。

日本の歴史においてある意味普遍的な存在の象徴
と増幅を繰り返す現代資本主義社会に生れ落ちた
スターバックスという対比には恐ろしい時間軸の
違いが存在する。

その差の中に含まれているものとは一体なんなの
か?このような図像を日常的に見ている我々の感
覚というのは一体?と考えさせられてしまいます。

富士という固定的な背景に浮かび上がるレイヤー
としての現代。

人間の歩みの中に内包されている当然だと思って
いる事への曖昧さ、この静かな絵には彼女独特の
何十年も先から現代を見るような冷徹な視線を感
じました。



このような制作の流れを汲んで迎える今回の個展
ですが、彼女はタイトルを『大魔術師』と決めま
した。

ステートメントにもあるように、ある時代までは
真実として広く世間では認識されていた、所謂常
識という枠組みが、ある時点から大きな変貌をと
げ非常識となる。

ある意味、人間の歴史における宿痾のようなサイ
クル、魔術師がいて成し得たかのような劇的な変
貌と差異。

彼女は自らが生き生活する現代社会という時代、
その材料から変貌という名の魔術、その差異を考
察し表現する。

常に変化を遂げる真実とは人類に対しての魔術の
ようなものではないか?魔術が解け、新たな魔術
にかかる。

このような事を繰り返し、真実を求め続ける人間
という存在は何を探し求めているのだろうか?そ
して何がその魔術をかけているのか?

古代と現代、そこに生きる人間の差とは何か?
なぜ人間は真実を追究し続けるのか?何がそれを
させているのか?

今回の絵の中央に描かれた3億年前から変わらぬ姿
で現代に存在するゴキブリが静かに語りかけてくる。







▲TOP
woman旋風
さて、


松もとれて、いよいよ本格的に始動!


COMBINEは年始第一段としてCOMBINE SELECTION
をBAMI galleryにて現在開催させていただいて
いますが、私の仕事しては並行して春くらいま
での企画を現在練り上げております。


大体決定しているものへの肉付け等なのですが


先日ある事に”フッ”と気づきました。


あれっ?今年は年始から


女性作家の企画が連続するなぁ・・・という事です。


まぁ実際に関わるものと外部で活躍しておられる
活動もあるのですが、それにしても女性の紹介
頻度が例年にも増して多いなぁと感じました。


意図的にしたわけではないですが、、
今年始めのこの傾向になぜか少しワクワクして
おります。



という事で

今回はCOMBINE関連の、

女性作家の企画、活動等をご報告させていただきます。



先ずは、


当月31日からBAMI gallryにて開催予定の


炭田紗季 solo exhiition 【大魔術師】

2012年1月31日(火)から2 011年2月29日(水)
営業時間 12:00-18 :00 
【gallery Close】 2/4.5 .11.12.18.19.26





昨年秋の高松天満屋5階アートギャラリー展開から
年末の【現代美術のカッティングエッジ
京都・瀬戸内のゴンベッサたち】への参加、
そして今回京都では初の個展となります。

現在、岡山県牛窓を活動拠点としている彼女、
今回は30日の設営(100号、130号の新作・大作キャン
バスを携え)から参加してくれ、31日初日は夕刻まで
在廊してくれる予定です。

実は、昨日までプレスリリースの為のステート
メントに関して激しい応酬を繰り返しました。

言葉の問題ではなく、やはりコンセプトに関する
確認作業です。

都合4、5回の書きなおし要請、お互いの溝を
埋める作業に終始しました。

延期という事も踏まえて何とか軟着陸させて
今回に至りました。

少しお互いに実験的な部分を内包して今回に
臨みます。これはある意味私COMBNEとしては
正しいexhibitionの姿かなとも感じています。

こうご期待ください!!!



***************



【ステートメント】
描く対象に意味付けをする行為、寓意画などに興味がある。
出品作品は主に美術史上の出来事に着想を得ている 。

既に、検証されてきたことを、今私が身の周りにある モノ
や光景を用いて再度なぞらえてみる。

そこから現れ てくる元来のものとの差によって、現在私
を取り巻く価 値観、宗教観、存在意義などを探ろうと試
みている。               (炭田紗季)

------------

常に変化を遂げる真実とは魔術のようなものではないか?
魔術が解け、新たな魔術にかかる。

ある時代までは真 実として広く世間では認識されていた、
所謂常識という 枠組が、ある時点からそれは大きな変貌
をとげ非常識と なる。この極端な変化、変化というポイ
ントが人間にと って大きな意味がある。

しかし、このような事を繰り返 し、真実を求め続ける人
間という存在は何を探し求めて いるのだろうか?

そして何がその魔術をかけているのか ?又魔術とは何か?

今我々が堅持している常識は本当に 真実なのか?炭田紗季
は自らが生活する現代という時代 を材料として魔術の深部
を探求しようとしている。     (director 上山潤)

COMBINE 炭田紗季solo exhibition 大魔術師プレスリリース



続いては!


高松天満屋5階アートギャラリーにて
25日から展開開始


川又仁奈 solo exhibition 【apoptosis】

会期 2012年1月25日―2月21日(最終日は午後4時閉場)
会場 高松天満屋5階アートギャラリー
直通電話 087(812)7549
〒760-8516 高松市常磐町1-3-1



川又仁奈さんと出会ったのは一年前の
京都造形芸術大学の卒業展前でした。

模写という特異なジャンルで勉強している
彼女の作品を初めて見た時少し感じるもの
がありまた。

関東の子なのにわざわざ京都を選択して、、
若いのに伝統的なものに強く魅かれているなぁ?

表層的なモダンさではない、伝統的なものの
奥に潜むストイックなモダンさを求める姿勢に
感心しました。

人なつっこい彼女、、、

暇を見つけてはギャラリーに遊びに来てくれ
色々な話をしたり、本を貸してあげたり、、

そんな時間がありました。

そんな彼女からある時表装の相談を受けました。

掛軸にする本紙、絹本の”まくり”を見た瞬間
これは是非軸に、しかも現代的なデザインで仕
上げたいと感じました。

模写という伝統的な技法を寡黙に学びながら
その技術をもって現代美術のフィールドに挑戦
し表現する彼女。

掛軸を中心とした彼女の作品をぜひご高覧く
ださい!

よろしくお願いいたします!!



*************



【ステートメント】

生物は、すべて細胞から形成されています。

目には見えませんが常に体は破壊と再生を
繰り返し、再構成され変化しています。

生きているということは常に変わり続けて
いること。

生命はすべて同じピクセルの世界で構成され、
死と生の運命のサイクルを回っています。

しかし人間は、地球上で起こる自然のサイ
クルに手を加えることで、そのリズムを
崩しているのではないのかと思うのです。

もし、ここに人間が存在していなかったら、
地球はどうなっていたのだろう。

そして、人間は何のために生まれ、存在
しているのだろう。私達と地球上の生命が、
美しく共存出来ることを望みます。

(川又仁奈)









---------------


続いては


COMBINEの企画ではないですが
又既に終了いたしましたが、
面白い展開の報告を受けましたので
ここで紹介させていただきます!


日隈愛香

新宿三丁目「Gallery Bar AMARCORD」イベント
1月14日(土)

ギャラリーと銘打っていますが
”SM”クラブのワンナイトイベント

そこに彼女の作品が展示されました!




彼女との出会いは
昨年の京都造形藝術大学の卒業展でした。

作品を見て一目で気に入り、即連絡を取り
BAMI galleryの昨春企画
GOMBESSA proposal ep1に参加してもらいました。

作品の精緻さ繊細さからでてくる得も言われない
雰囲気、工芸的な匂いとアートの匂いの狭間にあ
る日本独特の感受性、そしてアンダーグランド的
な世界観、日本にしかないものであり、面白い
現代翻訳を果たしていると感じました。

彼女は卒業後、東京に出ます!と力強い決意を
会った当初から語っていました。

一年ぶりに報告を受けた今回の活動ですが
電話で聞いて嬉しかったです!

作品発表は色々な所があるなぁ~と改めて教えて
もらいました。

待ち受けて見て貰うのもあるが、こちらから
出向いて見て貰うというのも、若い人だった
ら積極的すればいいんだ!と思うのと同時に

固定観念で選択するんじゃなく、、、

確かに作品内容を考えれば直線的に結びつく
イメージかもしれませんが、実際に行動する
というのは別です!

面白いと”感じ”行動すればそれまで思いも
つかない素晴らしい具体的な表現場所がある
んだ!と思います。

そういう意味で

今回の日隈愛香さんの展開は素晴らしいと
思いました!

いつか日隈さんの作品は

BAMI galleryでも紹介したいと考えています!
























▲TOP
COMBINE SELECTIONとそれぞれのスケジュール
本日(1/11)より

2012年第一弾となる

BAMI galleryの企画

COMBINE SELECTIONを開催いたします。

2012.01.11 (wed) - 2012.01.25 (wed)
gallery close 1/14・15・21・22
open 11:00~18:00

◆展示作家

鵜飼 容子 UKAI Yoko
釜 匠 KAMA Takumi
炭田 沙季 SUMIDA Saki
松本 央 MATSUMOTO Hisashi
八木 佑介 YAGI Yusuke
永吉 友紀 NAGAYOSHI Yuki 























********************************
********************************



◆COMBINE関連の作家達の直近のスケジュール

佐野暁 SANO akira






*CRIAとは・・・

京都市芸術文化協会と京都芸術センターのより
緊密な連携・・・Cooperation
芸術分野を超えた交流・・・Communication
次代を担う芸術家の育成・・・Rearing
多彩な芸術情報を京都から発信・・・Imformation of Arts
上記を目的に、京都芸術センター開館以来毎年度開催し、
今回は12回目を迎えます。

公益財団法人京都市芸術文化協会所属の美術・
工芸分野会員団体および実行委員会から推薦
を受けた美術家による展覧会です。

今回は16名が出品します。

日時:2012年1月7日(土)~1月29日(土)10:00~20:00

会場:ギャラリー北、ギャラリー南、大広間

出品者:厚芝ひろみ・磯村友里・宇都木裕子・加藤敬
・小松ケイ・近藤嘉晃・佐野曉・志賀康子・篠原涼子
・平井明・平坂美嵯子・廣瀬晶美・古谷禎朗・森桃子
・芳木麻里絵・吉田絵美

無料・会期中無休
主催:公益財団法人京都市芸術文化協会
共催:京都芸術センター


◆高松明日香 TAKAMATSU asuka







塩江美術館では、塩江アートプロジェクトの一環と
して、高松市在住の高松明日香の展覧会を開催いた
します。

高松は1984年高松市生まれ。市立尾道大学院美術研
究科修士課程を修了。2007年 TURNER ACRYL AWARD
美術手帖賞受賞、2009年個展「トリミング」(丸亀
市猪熊弦一郎現代美術館造形スタジオ)、2010年個
展「ミラーズ」(トーキョーワンダーサイト本郷)
などを経て、現在は香川を拠点に作品を発表しなが
ら、伝統的な絵画技法の流れの中で、二次元の表現
方法を模索しています。

絵画は写真の発明後にモチーフを写実的に写し取る
役割から開放され、それ自体が自立した表現形態と
なりました。彼女は自ら撮影した写真やインターネ
ットから拾い集めた画像、映画の一場面などのイメ
ージから画面を構成して絵画の主題として描きます。
現代を生きる画家として、モチーフの実在性や架空
性、その形態の差異を追求する高松の描く絵画は、
次元の中に漂う空気や時間の流れまでも表現し、見
る者を画面に引き込む魅力を備えています。今展覧
会では、自身の重要な制作テーマである「イメージ
の擬態」を追求するために、現在彼女が取り組んで
いるモチーフのひとつである「鹿」を描いた絵画作
品を中心に展示いたします。また、塩江上西小学校
の児童が高松とともに制作した作品展示のほか、ワ
ークショップを開催し、高松の絵画の魅力に迫ります。

       (塩江美術館ホームページより転載)

【関連ワークショップ】

「写真を元に絵画を制作しよう ~思い出をあらたな記憶に~」

思い入れのある写真をお持ちいただき、それを元に絵を描きます。


日時:  1月15日(日)午後1時~4時(完成次第終了)
対象:  小学生以上 先着16名
講師:  高松明日香
受講料: 200円  材料費: 実費(200円程度)
準備物: 思い入れのある写真(L判以上)、鉛筆、消し
     ゴム、普段使っている絵具セット(水彩・アクリル)
     、定規
場所:  高松市塩江美術館
お申込: お問合せ: 087-893-1800
     (高松市塩江美術館)


◆阿部瑞樹 ABE mizuki






第4回 京都 日本画新展


■1月25日(水)~29日(日)[会期中無休]
■開館時間:午前10時-午後8時(最終日は午後5時閉館)
  入館締切:各日閉館30分前<最終日:午後5時閉館>
■入館料:無料
■主 催:西日本旅客鉄道株式会社、京都新聞社
■後 援:京都府、京都市、京都府教育委員会、
     京都市教育委員会、京都商工会議所、
KBS京都、エフエム京都

「京都日本画新展」は京都を中心に活動している若い
日本画家たちの新たな発表の場として創設されたもの
です。

京都画壇の将来を担う人材の育成を目指し、日本画を
志す創造性あふれた若い人材の活動を奨励します。

第4回となる本展では、大賞・優秀賞受賞作をはじめ、
選考委員から推薦を受けた22歳から43歳までの37作家
の清新な作品を一堂に展覧します。あわせて選考委員
5人の新作も発表します。

■ギャラリートーク ※いずれも午後2時から(各回約30分)
1月26日(木) 竹内浩一氏(日本画家)
27日(金) 小嶋悠司氏(京都市立芸術大学名誉教授)
林潤一氏(京都嵯峨芸術大学名誉教授)
28日(土) 大野俊明氏(成安造形大学教授)
29日(日) 村田茂樹氏(日本画家)

※内容に変更がある場合がございます。
予めご了承ください。

■お問い合わせ:京都新聞COM事業推進部 TEL 075-255-9757


◆松本央 MATSUMOTO hisashi





第36回 FEB展(洋画)

二紀展出品者によるグループ展

会期  2012年1月31日(火)~2月5日(日)
時間  10時から18時(最終日は17時30分まで)
場所  京都芸術会館2F 075-951-3139

搬入1月30日13時~
搬出2月5日17時30分~

本年は、会場内の中二階フロアにて松本央・小個展を
おこないます。



◆炭田紗季 SUMIDA saki



BAMI galleryにてsolo exhiition開催

会期・内容等、詳細は当月中旬発表


◆釜匠 KAMA takumi






4月4日―4月10日 個展開催

1月末詳細発表


◆八木佑介 YAGI yusuke



INNOVATE-日本画学生三人展-
会期:2012年1月17日~22日
会場:ギャラリーカト
出品:八木佑介、能條雅由、藤林悟

京都造形芸大 美術工芸学科日本画コースの
学生による展覧会です。


◆川又仁奈 KAWAMATA nina






高松天満5階アートギャラリー

2012年1月25日―2月21日

川又仁奈 solo exhibition 【apoptosis】



ステイトメント

生物は、すべて細胞から形成されています。
目には見えませんが常に体は破壊と再生を
繰り返し、再構成され変化しています。
生きているということは常に変わり続けて
いること。生命はすべて同じピクセルの
世界で構成され、死と生の運命のサイクル
を回っています。
しかし人間は、地球上で起こる自然のサイ
クルに手を加えることで、そのリズムを
崩しているのではないのかと思うのです
。もし、ここに人間が存在していなかっ
たら、地球はどうなっていたのだろう。
そして、人間は何のために生まれ、存在
しているのだろう。私達と地球上の生命が、
美しく共存出来ることを望みます。



●アポトーシス (apoptosis) とは、多細胞生物の
体を構成する細胞の死に方の一種で、個体をよ
り良い状態に保つために積極的に引き起こされ
る、管理・調節された細胞の自殺すなわちプロ
グラムされた細胞死(狭義にはその中の、カス
パーゼに依存する型)のこと。


◆小橋順明 KOBASHI masaaki







■備前 小橋順明 特集
会期:2012年2月8日(水)~14日(火) 
10:00~19:00(最終日~16:00)
会場:天満屋岡山店5階 画廊アートスペース

■備前 小橋順明展
会期:2012年1月19日(木)~31日(火)
10:00~19:00(最終日~16:00)
会場:天満屋福山6階 美術品売り場



◆武者宏迪 MUSYA hiromichi





京都造形芸術大学卒業制作展

会場
〒606-8271
京都市左京区北白川瓜生山2-116
【京都・瓜生山キャンパス】
会期
2012年2月25日[土]〜3月4日[日]
10:00〜18:00


********************************
********************************



上記以外及び詳細決定次第ご報告
できるものは改めて順次当ブログ
及びホームページニュースにて
掲載させていただきます。


皆様、それぞれの作家の展開、
是非ご高覧くださいますよう
お願い申しあげます。

▲TOP
逆も真
年末だったか年始だっか

ハッキリと覚えていないが

各界の若きオピニオンリーダー

たちが討論している

番組があった。

番組名も覚えていないが、、、

聞いていて妙な感覚に囚われた。

確かに優れた分析

流麗な言説

出演者全てと言っていいだろう

申し分ない状況の先端分析者であった。

日本の今後を考えるにおいて

彼らの精緻な分析はどのテーマを取っても

ほぼ一致しており

実際には討論というよりは皆で確認を行って

いるようであった。

私が囚われた違和感とは、この全員一致
という風景も当然あるのだが、、、、、、

何と言うのか、、単純に

出席者それぞれの軸というのか

この人間の思想とは?という部分が

まったく見えなかった事である。

正直、目をつぶって聞いていると

一人の声優が声を変え、それぞれの分析を

語っているような、そんな気がしたのである。

これはあくまで私の感想でしかない。

番組として特段問題がある点ではないので

気にする必要もないのだが、なぜか私は

気持ち悪さがこみ上げて来て、チャンネンル
を変えた。

比較にはならないが、、、、

少し以前といっても10年くらい前までの
話だが、、

この手の討論番組には強烈に相違する

もしくは対峙するキャラクターが配置され

場合によっては大人気もなく大喧嘩が起きたりも
した。

そういった偏った言説を唱えるキャラクターの
人物像とは客観的に見ても偏狭である種意固地
であったり、、、

しかし、先述した思想的な軸という明確さが
あった。

こういう考えもあればああいう考えもある、、
などという事はない。自分は!という考え一本。

場合によっては

ブラウン管を見ながら

殴りたくなるような衝動を起こさせるような
キャラも存在した。

それぞれ、、

当然、、隙はある。

それ違うんじゃない?

しかしある部分は強烈に的を射ている。

故にこの人とはそういう考え方なのか

と言ったような人物の浮き出し方が存在
した。

懐古的にこの比較を言っている訳では
ない。

日本の将来を憂いそれぞれが様々なテーマで
語っている、、

どうも

私にとってはその風景が

憂いてならなかったのである。

すべて正解じゃないか?

しかし、何がどう変わるの?

ある種、皆順目・・・・

では、問題ないではないか?と思うのである。

何が本当の意味で逆目(討論の必然性)なのか???

そんな事を考えさせられた。



-----------



話は少し変わるが、、、



逆の見方という点で


先日あっ!と思わされた事があった。


今、北朝鮮情勢が緊迫している?もしくは
その芽吹きがあるという情勢下だ、

そしてここ数年来隣国の中国の情勢も毎日
我が国のニュースの遡上にのぼる。

つまり日本も含むこのエリアは


極東であり


極東情勢=アメリカの把握である。


そこでこの地域を我々が視覚的認識を取る場合

下のような地図を小さい時分から刷り込まれている









これは自分達を中心に中国・朝鮮という大陸の東岸を
捉えているのだが、もっと言えば背景にアメリカがいる
日本側から見ていると言っても良いだろう。


しかしである、、、、


これを全く逆から見た場合???


これはある軍事専門家が示した戦略的思考にのっとった
視覚的図像なのだが、、、、





視覚の起点というのか


中国及び朝鮮から日本を見るこの図を示された時


あぁ!と感じざるをえなかった。


当然2D的感覚と3D的感覚の相違はある。

又そういう思考の柔軟性が足りないと言う事も
言えるだろう。


この図像から即座に感じるのは、、、

中国・朝鮮は太平洋海域に出る


出口が無い!!


明確なのは


今両国間で揉めている?というよりも
一方的に因縁をつけられている東シナ海しか出口が無い


もしくは台湾海峡から南下し南シナ海に出る他ない


あえて、、この海域を中国側から見るとその本質は


日本が防衛線を張り、その背後にアメリカの第7艦隊が
控えている。


台湾海峡もしかりであろう・・・・・


ここをどう突破するのか?
権益をどう拡大するのか?



我々は常にこの海域を考察するとき


下のような図を見る





しかしこの図では


上の中国・朝鮮側からの見る東シナ海の図像と比べようも
ないくらいに緊張感が足りない・・・・


緊張感が足りないとは


つまり相手の戦略的意図を体感できていないという
事に繋がる。

もっと言えば


彼らの戦略的意図とは、焦燥感でもある事を
感じられていないとも思う。



、、、、、、



この逆の見方というのが



実は大事で



最初に書いた


討論会の
違和感とは、、、



この中国という傍若無人な存在、しかし
相手の側から見た場合の、その行動上の
真意が図れるという把握がないという事
に繋がるような感じがしたのである。。。。


問題というポイントではなく


その源泉・・・・


当然公権力の問題などという世情対立する
構図の事もあるのだが、、、


なぜかそれは近視眼的な感覚に思えたので
ある。。。


変化は唱えれても

変革には本質的には相違する



偉そうに書き連ねたが、、


お前のようなものが!


と、、怒られそうだが


怒られるのを覚悟で


あえて最後に付け加えるならば



上記、図像の見かたとは



ある意味芸術の世界にも活きる思考方法なのでは
ないか?と感じたのである。


ここ最近若い人の作品を見ていて


つくづく感じるのは


あぁ、、、あり得るよなぁ?・・

まぁ面白いなぁ~と言えば聞こえは

言いが、、何か虚脱。。。


どうも、、何かのアレンジ=僅かな変化


その部分をコンセプトと称している


ような感覚に囚われて仕方がない。


何も問題はない、、というよりも問題の
しようがないと言う方が正確か??



つまり



物事をどう見るのか?


その強烈な緊張感がない


しかし実は


このポイントが


これが非常に大事であり


ある意味、、砂漠で砂金をさがすような


そんな作業を感じられない・・・・


安直さ・・・


さらに付け加えて言えば



もっと大事なのは


そのポイント


その逆という固定観念の瓦解を導き出せる


自分という軸が何なのか?という


座標が大事だと感じた次第です。






▲TOP
あけましておめでとうございます。
あけまして

おめでとうございます。

本年もどうぞよろしく

お願いいたします。




新年ですが、、

COMBINE運営のBAMI galleryは
ホームページのギャラリースケジュールに
掲載しておりますが、1月11日(水)
より、COMBINE SELECTIONを開催いた
します。


年末の紫色の藝術旅団+現代美術の
カッティングエッジの再編集を中心
にCOMBINEアーティストの作品を私が
セレクションいたします。


普段お見せできていない面白い作品群
を中心に展示いたします。


ぜひ、皆様、お越しくださいますよう


心よりお持ち申し上げております。




さて、、、、


”ザクッ”とですが今後のスケジュールと

COMBINEの重点課題を少し記載いたします。

1月は上記セレクション展の展開が中心ですが
月末より、今回高松の展示にも参加してくれた
炭田紗季さんの展覧を一か月開催予定です。

そして、その後同じく高松明日香さんの展開
を一か月予定しております。


今回の高松の展示でも注目された
瀬戸内地域のゴンベッサ!


炭田さん高松さんのエッジの効いた作品
これは、関西の若い作家とは少し違うテイスト
があります。。。


関西ではなかなか紹介されていない
彼女たちの作品、

こうご期待ください!

又COMBINE重点課題としては、釜匠くんの
個展を名古屋松坂屋で4月4日から開催い
たします。

この件に関しては1月中旬位以降から本格的に
当ホームページにても告知を行います。

(この展覧は引き続き秋に東京に転戦いたします。)

詳細は具体的アップロード材料が揃い次第
当ホームページにてUPいたしますので、、、、

今しばらくお待ちください!

彼、釜くんから、ゾクゾクと新作データーは
到着しておりますが、なかなかの充実した
作品群である!!!!!


と言う事だけは報告させていただきます。


簡単ではありますが、直近及び本年の重点課題を
ご報告させていただきました。



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そして


大変遅くなりましたが


昨年末、高松天満屋様で開催させていただきました

【現代美術のカッティングエッジ
 京都・瀬戸内のゴンベッサたち】

の展覧動画を編集いたしましたので、
ぜひご覧ください。








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