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本日4/4よりスタート 釜匠洋画展「ランチボックス」
本日(4月4日)より

釜匠洋画展 ランチボックス

スタートいたします!

釜匠、私共に会期中全日在廊いたしております。
是非皆さまお誘い合わせの上、お立ち寄りください!


2012.04.04 (wed) - 2012.04.10 (tue)
at 松坂屋名古屋店南館6階 美術画廊
http://www.matsuzakaya.co.jp/nagoya/garou/





〒460-8430 名古屋市中区栄三丁目16番1号
午前10時~午後7時30分 最終日は午後4時に閉場

●交通のご案内
□電車でお越しの場合
地下鉄名城線矢場町駅 地下通路直結(5・6番出口) / 地下鉄栄駅 16番出口より南へ徒歩5分
□お車でお越しの場合
名古屋高速 白川出口、東新町出口、東別院からお越しいただくと便利です。








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4月4日(水)からです!釜匠洋画展 【ランチボックス】@松坂屋名古屋店
いよいよ釜君の松坂屋名古屋店での個展まで



一週間をきった。







この計画を持ち込んだのは今から約1年半前、
丁度上海アートフェアから帰ってすぐの頃だった。


釜君との付き合いもかれこれ3年を越え、今年の
秋には丸4年となる。


手前味噌になるが、ここまで、彼は着実に階段を
昇ってくれていると感じるのですが、、、、


しかし、ここからが20代での最初の正念場かな?
とも感じています。


最初にこの計画を考えた最大の理由は、開催場所
というよりも、個展というものを中心としたスケ
ジューリングを体得して欲しいという思いがあり
ました。


もちろんビジネスという事との整合も含めてです。


彼の制作スタンスを考えると、どうしても寡作に
なる。もちろん意識次第ということもあるが、何
も目標のない所でモチベーションを保つというの
もしんどい話しで、ある程度の目標という設定が
必ず必要となってくる。それは一点をターゲット
にするものではなく、制作全体の枠組みとして考
えてもらいたいという思いがありました。


若いので当然コンペであったり各種の参加案件も
興味の対象であることは否定はしない。


しかし、制作スタイルとスケジュールという事を
シビアーに考えれば、一体何作できるのか?という
制作全般の事と、そのタイミングは合理的に合致
するのか?という事への疑問は避けて通れない。



霞を食べて生きていけるわけでなし、かといって
パンのみに生きるに非ず・・・・という事もある。



又、制作の軸、つまりコンセプトという部分を考
えても今後強固にしていく骨格を形成する時期な
んじゃないか?



当然頭の中には縦横無尽に様々な事を思い描いて
はいるだろうが、それを如何に具体化するかとい
うのは勿論なのだが、、もっと必要事項を言えば、
”THE 釜”という素地を客観的に具現化して
いく必要時期なんじゃないか?



なんでも出来るかもしれない、、しかし、この
”かもしれない”は、、、、、、



何にも出来ないと同義であるのと同じで、今から
何が残っていくのか?というある種の厳しい切り
取り作業の必要性を感じたのでした。



それぞれの作品においての完結性は認める、、
しかし、絵描きとしてのこの先長い時間を踏破
する、その時に選ぶ道とは?



そういった事の初歩が今じゃないか?と感じたの
でした。



偉そうに言うわけではありませんが、作品=商品
を消化していくだけであれば、まったく必要ない
ことでしょう。



しかし私は、やはり釜くんという絵描きがいて成
り立つものを考えていきたい、すなわち私の商品
は彼であり、ある種作品としての彼なのだと常々
感じているのです。



と、、、いうような事を、、、



昨日思いついて今日ブログに書いている、、、


そんな感じで、、


実際は彼と楽しくやっていて、、たまに、


うーん・・・と二人・・・


考え込んで、こうかな?ああかな?という
事の繰り返しです!



いずれにしても


いよいよ来週の水曜日4月4日からスタート
します!



私も釜君も全日画廊におります。



お気軽にお声掛けしてください!


釜匠 洋画展 ランチボックス dm















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構造・錯綜・昇華
西洋にも東洋にも同じように存在するものに対してどのような
考え方・感じ方の違いが存在するのか。


この単純な対立軸構築、その差異から生まれる微妙な感覚、
その可視化行為がなによりも大事だと思う。


私はある1点すべてそこから派生すると考えるものがある。
それは”時間”じゃないか?と感じている。


例えば、杉本博司の水平線作品は実に見事にその事を提示して
いると常々私は感じている。何千年も前もそこには水平線が存
在した、そしてそれはどの地域の人にとっても同じ風景であっ
た筈である。


しかしそれを敢えて作品として表現する行為が即ち対立軸を見
事に昇華している。問題はこういった事への明確なアプローチ
の手法が大事なのだと感じる。なぜこういう結論に持ち込める
のか?その基底となすものは?と考えると即ちそれを醸成する
人間のアイデンティティーが太い脈として存在するからに他な
らい。


特に日本人の無常観という流動性と西洋における永遠の一時点
という感覚の違いその錯綜がより表現者の考え方を際立たせる。


つまり日本というもっとも大事な感覚がそこに表出するのだと
私は感じる。そしてもっと大事な事は、今今の時点でそれを同
時代感覚で沸騰する提議が大事なのだと、、、古の具象性の差
異などははなくそほどの価値もないと私は思う。


曾梵志(ツェン・ファンツィ)張睦剛(ジャン・シャオ・ガン)
、岳敏君(ユ・ミン・ジュン)というような中国現代美術作家
を日本の人は馬鹿にしたり無視したりするが、私は中々のモノ
だと感じている。


曾梵志(ツェン・ファンツィ)岳敏君(ユ・ミン・ジュン)は
同じ顔をもつ人物の連続性が特徴。








これは凄く単純明快なコンセプトだ、現代中国の世情をシニカ
ルに描いている。国家が経済で繁栄するのと裏腹に個の喪失を
意味している。曾梵志は感情を喪失した顔、岳敏君は気味の悪
い笑顔。


国家の体制の不条理を分かりつつも経済発展にて黙らせれ個を
ドンドン喪失している現代中国社会、しかしここが、、、、、


大事なポイントでもある。これは中国の事情でもあるが、西洋
における個人の確立という長い歴史的な基底と重なりあう部分
がある。


つまり見た目の表層感覚の違和感よりも奥底に通ずる感覚を打
ち出せている。個と全体という大前提がコンセプトとして共通
語化していく力を持っているのだ。彼らは伊達でない!


又、張睦剛(ジャン・シャオ・ガン)のストイックな家族の肖
像は、国家がどう流れようが変わらず続くファリミリーの血脈
を浮き上がらせている。中国人は所詮国家などというモノを信
じていない。信じられない事が数多ありすぎた。





しかしここも西洋と通底するものがある。圧政と個。これは
現代の様々なものに置き換え感じられる。


つまり、この辺りが実は先ほどから書いている、対立軸構築と
錯綜そして昇華という構造に通じているのだと私は思う。


その極点がアイ・ウェイウェイなんじゃないか?と思う。


前者達とは違うアプローチ、国家に背を向ける事ではなく体当
たりしている姿が、同時代感覚として共感を生んでいるのだと
感じる



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永吉友紀 selection 「ニホンノ女學生」
昨日にて炭田紗季 solo exhibition
『大魔術師』無事終了させていただきました。


天候の悪い中、足をお運びいただきました
皆様方には心より御礼申し上げます。


誠にありがとうございました。


さて、明日からBAMI galleryでは


永吉友紀 selection
「ニホンノ女學生」
2012.03.02 (fri) - 2012.03.22 (thu)
gallery close 3/3・4・10・11・17・18
open 12:00~18:00

を開催させていただきます!



永吉さんの個展は

2009.04.02 (thu) - 2009.04.30 (thu) に開催
させていただいた、、、

永吉友紀 Solo Exhibition
「皇國の乙女」ものいはぬもののかたち

以来約3年ぶりになります。

今回の展覧にあたっては永吉さんにこれまでの
作品を永吉さんなりに”まとめて”テーマ性を
作ってもらえますか?という事を今年の初めに
依頼させていただきました。


そこで返ってきた答えが、、、


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「ニホンノ女學生」

セレクトのテーマはずばり「セーラー服」です。
私の作品のセーラー服姿の女学生の図柄のみを
選びました。

今までに数々のセーラー服を描いて来ましたが、
一度の機会で並べさせて頂くことはなかったの
で、初の試みです。

この機にご覧頂けましたら幸いです。(永吉友紀)


************


というものでした!


正直、、意外というよりも
即座に面白いと感じたのでそのまま企画を取り上げ
させてもらった次第です。



なんとなくではあるのですが、



私には”クリスチャン・ボルタンスキー”が重なった・・・



特定の誰か、、そういう事ではなく、、、、
セーラー服という言葉自体がアイコンとして
働く作用を考えると、様々なことが浮かび上
がってくる・・・・・・・



個の感傷増幅ではなく

全体から一点に焦点が合わさる。

そのときセーラー服という時間

留まる事を許されない

空洞化した領域の存在を感じる。



永吉友紀 selection ニホンノ女学生



◆作品等についてのお問い合わせは
 下記まで!

BAMI gallery/COMBINE

http://www.combine-art.com

〒600-8033
京都府京都市下京区寺町通仏光寺下る
恵美須之町521番地 4F
TEL.075-585-8660 FAX.075-585-6510

E-MAIL office@combine-art.com





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ご挨拶!炭田紗季 『大魔術師』本日よりスタート!
炭田紗季 solo exhibition
『大魔術師』

本日より開催させていただきます。


2012.01.31 (tue) - 2012.02.29 (wed)
gallery close 2/4・5・11・12・18・19・26
open 12:00~18:00


炭田紗季よりご挨拶!







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昨日1/30より搬入展示作業に来てくれました!




















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