June 9,2025
ブログの更新が大変遅くなりました・・・
6月も1/3終わり・・・・
当月は外部の企画はありません。
BAMI galleryでの個展企画が1件です。
宮本大地の個展を開催いたします。
宮本大地のBAMI galleryでの個展は実は
久しぶりになります。ここ数年二人展、グループ展にての
作品発表はありましたが、個展は2023年6月以来の2年ぶり
となります。
その時の個展は以下のような内容でした
--------------------------
宮本大地 「ガジェット」
2023.06.09 (fri) - 2023.06.20 (tue)
at BAMI gallery
OPEN 13:00~17:00
※最終日午後4時閉廊
※CLOSE 6月12日(月)
はるか昔から私達は沢山の道具を扱い生活してきました。
時代が進み技術が進歩した現在、日々を豊かにする道具の
進化もとどまる事を知らない様に感じます。
スマートフォン、SNS、ネットニュース、AI、メタバース、
3Dプリンター、etc...
インターネットも含め、道具の進化と共に目まぐるしく変化
する日常にどうチューニングを合わせるのか、それが今を
生きる我々に必須な能力なのかもしれません。 私はこれま
での絵画制作で沢山の古いモチーフを描いてきました。
そこには目まぐるしく変化する日常に置いていかれる自分の
姿があった様に思います。 今回新しく取りかかった作品で
はそんな私の目線から、沢山のモノで溢れ選択肢が増え自由
になった世の中で感じる不自由さや歪さを、道具【ガジェット】
を身につけた人物を通して描ければと思います。
----------------------
今回の個展はこの内容の発展的要素として
新たな彼の世界を構築すべく発表いたします。
ガジェットマンと名付けた過去の作品とキャラクター、
そのガジェットマンという単純な様態から時間をかけ深化させ、
本質的な内容の再構築を試みたのが今回の個展の要諦です。

宮本大地 "HEROES "― 誰も呼んでないけど来ました
2025.06.23 (mon) - 2025.07.02 (wed)
at BAMI gallery
会期中/OPEN 13:00~18:00
※最終日午後4時閉廊
※6月29日(日)6月30日(月)Close
ヒーローとは何だろう? 子どもの頃に見ていたヒーロー
たちは、毎週テレビの中で戦っていた。 仲間と力を合わせて
何かを守り、正体を隠しながらも誰かのために立ち向かう。
どこかで迷いながらも、最後にはちゃんと勝って、世界を
元に戻してくれる存在だった。 彼らが信じている「正義」は、
はっきりしていて、疑う必要なんてなかった。 でも、現実の
社会には、そんなに分かりやすい敵も、正義もない。
誰がヒーローで、誰のために立っているのかも、だんだん曖昧
になってきた。

私が描くヒーローたちもまた、 誰かに呼ばれたわけでもなく、
何かを守る理由があるわけでもない。 映像や情報を扱う装置の
ような頭をして、心もとなく佇みながら、静かに画面の中を生き
ている。 でもその姿は、なんとなく、今を生きる私たち自身と
重なって見える気がする。 情報やモノに囲まれながら、何者か
になろうとして、 でも結局、それが誰のためなのか、自分のた
めなのかも、よく分からない。 強くなくてもいい。意味がなく
てもいい。 正義がはっきりしなくても、それでも正義であろう
とする気持ちは、きっとどこかに残っている。

そんなふうに、少し頼りなく、どこかズレてるヒーローたちを
描くことで、 自分が感じていることを、少しだけかたちに
できる気がしている。
6月も1/3終わり・・・・
当月は外部の企画はありません。
BAMI galleryでの個展企画が1件です。
宮本大地の個展を開催いたします。
宮本大地のBAMI galleryでの個展は実は
久しぶりになります。ここ数年二人展、グループ展にての
作品発表はありましたが、個展は2023年6月以来の2年ぶり
となります。
その時の個展は以下のような内容でした
--------------------------
宮本大地 「ガジェット」
2023.06.09 (fri) - 2023.06.20 (tue)
at BAMI gallery
OPEN 13:00~17:00
※最終日午後4時閉廊
※CLOSE 6月12日(月)
はるか昔から私達は沢山の道具を扱い生活してきました。
時代が進み技術が進歩した現在、日々を豊かにする道具の
進化もとどまる事を知らない様に感じます。
スマートフォン、SNS、ネットニュース、AI、メタバース、
3Dプリンター、etc...
インターネットも含め、道具の進化と共に目まぐるしく変化
する日常にどうチューニングを合わせるのか、それが今を
生きる我々に必須な能力なのかもしれません。 私はこれま
での絵画制作で沢山の古いモチーフを描いてきました。
そこには目まぐるしく変化する日常に置いていかれる自分の
姿があった様に思います。 今回新しく取りかかった作品で
はそんな私の目線から、沢山のモノで溢れ選択肢が増え自由
になった世の中で感じる不自由さや歪さを、道具【ガジェット】
を身につけた人物を通して描ければと思います。
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今回の個展はこの内容の発展的要素として
新たな彼の世界を構築すべく発表いたします。
ガジェットマンと名付けた過去の作品とキャラクター、
そのガジェットマンという単純な様態から時間をかけ深化させ、
本質的な内容の再構築を試みたのが今回の個展の要諦です。

宮本大地 "HEROES "― 誰も呼んでないけど来ました
2025.06.23 (mon) - 2025.07.02 (wed)
at BAMI gallery
会期中/OPEN 13:00~18:00
※最終日午後4時閉廊
※6月29日(日)6月30日(月)Close
ヒーローとは何だろう? 子どもの頃に見ていたヒーロー
たちは、毎週テレビの中で戦っていた。 仲間と力を合わせて
何かを守り、正体を隠しながらも誰かのために立ち向かう。
どこかで迷いながらも、最後にはちゃんと勝って、世界を
元に戻してくれる存在だった。 彼らが信じている「正義」は、
はっきりしていて、疑う必要なんてなかった。 でも、現実の
社会には、そんなに分かりやすい敵も、正義もない。
誰がヒーローで、誰のために立っているのかも、だんだん曖昧
になってきた。

私が描くヒーローたちもまた、 誰かに呼ばれたわけでもなく、
何かを守る理由があるわけでもない。 映像や情報を扱う装置の
ような頭をして、心もとなく佇みながら、静かに画面の中を生き
ている。 でもその姿は、なんとなく、今を生きる私たち自身と
重なって見える気がする。 情報やモノに囲まれながら、何者か
になろうとして、 でも結局、それが誰のためなのか、自分のた
めなのかも、よく分からない。 強くなくてもいい。意味がなく
てもいい。 正義がはっきりしなくても、それでも正義であろう
とする気持ちは、きっとどこかに残っている。

そんなふうに、少し頼りなく、どこかズレてるヒーローたちを
描くことで、 自分が感じていることを、少しだけかたちに
できる気がしている。