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11日よりスタートです!
朝晩涼しくなりましたが、

日中まだまだ暑い日が続いておりますね

さて、先日お伝えしたように

今週11日より広島にて個展がスタートします!

お近くにお越しの際にはぜひご高覧ください。

私も全日在廊予定をしております。

よろしくお願いいたします。




「青のクラシックカー」
F6 318×410mm パネルキャンバスに油彩 



「転生」
F4 333×242mm パネルキャンバスに油彩 



「昇鯉図」
F6 410×318mm パネルキャンバスに油彩


この作品は、私がこれまでにも描いてきた鯉図

のシリーズです。

少しアレンジを加えてはおりますが

この鯉にはモデルがおります。

一見、丹頂の鯉ではありますが、

赤い丸の形が崩れていますので

おそらく通常は選別の段階で撥ねられる鯉

なのだと思います。

しかし、場所が変われば

形の意味も価値も変わります。

また本来はどの鯉の模様も同じものなどなく

唯一無二の価値があるのだと

この鯉を見て改めて感じました。

気になる方は「カープちゃん」と

検索してみてください。








松本央 レンブラントへの憧憬
2019年 9/11(水)~9/16(月)作家全日在廊
天満屋八丁堀ビル 7階アートギャラリー
https://www.tenmaya.co.jp/hacchobori/access.html

〒730-8540
広島市中区胡町5-22
TEL:082-246-5111

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個展のお知らせ@広島
9月11日より広島にて

個展を開催させていただきます。

全日在廊予定をしておりますので

お近くにお越しの際はぜひご高覧ください。

新作4点を含む、21点を出品予定

をしております。

宜しくお願い致します。



 

「葡萄図」
F6 318×410mm パネルキャンバスに油彩 

松本央 レンブラントへの憧憬
2019年 9/11(水)~9/16(火)
作家全日在廊

レンブラントは私が画家を志すきっかけとなった画家です。
その作品は今も私が作品を制作するうえで規範となっています。
レンブラントの用いたアナログな技法、技術を用いて、
デジタル機器、情報に溢れた現代の光と影をとらえてみたいと思います

天満屋八丁堀ビル 7階アートギャラリー
〒730-8540
広島市中区胡町5-22
TEL:082-246-5111

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島根取材顛末記
来週8月1日より松江一畑百貨店さんで

個展「ルート9」が始まります。



「美談駅」F6 410×318㎜
 パネル、キャンバスに油彩


「堀川めぐり」F10 455×530㎜
パネル、キャンバスに油彩



今回の個展では

ぜひ地元の風景を描いた作品を、

とのお話をいただきましたので作品制作に

あたり山陰地方、島根県を取材させて

いただくこととなりました。

私も前回個展で初めて島根県に来ましたので

どういうところを描くべきなのか

現地に詳しい方に話をお聞きしたり、

出身の方に話をお聞きしたり、

自分でもパソコンで調べたり、

と事前に予習をしておりました。

取材の日程も決まり

私も非常にどんな風景、場所に出会えるか

楽しみにしておりました。

いざ、取材日になり京都を出発して

島根県へと向かいました。

岡山を超えた辺りから雲行きが怪しくなり

途中で雨が降り出してきました。

現地は晴れているといいなと思いながら

高速から大山の見えるスポットへ差し掛かると

見事に雲がかかって見えない…。

これは今日はあきらめるしかないかと

思いながら最初の取材場所である米子方面へ

到着いたしました。

取材へ同行していただいた

Kさんのおすすめの

大山が見えるスポットがあるらしく

そこへ向かったのです。

そのころには雨が上がっていたので

「大丈夫かな」と淡い期待を

寄せていたのですが、

残念ながら大山は雲の中で

さっぱり見えませんでした。

とはいえ、場所自体は

すごくのどかで素敵な場所で周囲の

風景をしっかりと取材しておきました。




落ち込む気持ちを切り替えて

今晩の宿がある松江へ向かうことにし、

宍道湖を取材することに

なりました。

しかしながら道中雨がますますきつくなり

宍道湖へ着くころには土砂降りに…。

これは取材はできないかなと思いましたが、

傘とカメラを手に雨が落ち着く合間を

見計らって取材を強行しました。

次第に雨が上がり空に晴れ間が広がって

来る神々しい瞬間を見ることができました。

こういう瞬間はいざ描こうとしても

狙って見られるものではないので

逆に良かったのかもしれません。

そしてぐるっと宍道湖を一周し、

明日以降の天気が良くなるように

祈りつつ取材の初日を終えました。


「雨のち晴れ(宍道湖)」F4 242㎜×333㎜
 パネル、キャンバスに油彩



ところが、

その日の夜にホテルで急に

私のお腹が急に痛くなり

痛みに耐えきれず夜中に

救急で病院に行くことになりました。

2泊3日の取材予定でしたので

残り2日予定が残っています。



とりあえず痛み止めで抑えて

(実際に点滴で痛みが治まってきていたのもあり、)

復帰しようと考えていた矢先、

消化器の先生が現れ、

「ご家族の方はおられますか。」

と聞いてこられたので、これはまずいやつだと

即座に思い、自分の身に何が起こったのか

詳しく聞いてみると…。


謎の腹痛の正体は

胆石発作(胆嚢に結石ができそれが詰まることで痛む)

であるということ。

血液検査の結果、炎症反応が上がってきているので

胆のう炎になる可能性があること。

そうなると重症化するので可能な限り

早く手術したほうが良いこと。

を告げられました。

しかしながら島根には取材で来ているので

当然家族はおりませんし、

ここで入院するわけにもいかないので

何とか京都に帰らせてくださいと伝えました。

それ以降固形物を食べることを禁止され

痛み止めの薬をもらい、

その後の取材の予定をキャンセルし

京都へ帰ることとなりました。

多くの方にご迷惑とご心配をおかけしましたが、

その後無事に手術し、回復いたしました。


同行していただいていたKさんにも

多大なご迷惑とご心配をおかけしたのですが

私が帰った翌日からは雲一つない晴れ間が

広がっていたとご報告を受けました。

たしかに帰りの道中で見た大山は昨日の

天気からは考えられないくらいにはっきりと

その姿を見せてくれたのを覚えています。




というわけで取材そのものは

途中で終わってしまったのですが、

足りない部分を後日また島根に行き

行けなかった出雲方面など取材を改めて

行い今回の展示作品に加えております。

8月7日まで全日私も会場におりますので

是非みにきてください!



「命主社の椋木」F10 455×530㎜
 パネル、キャンバスに油彩


松本央油彩画展「ルート9」
2019年 8/1(木)~8/7(水)作家全日在廊
※最終日は午後4時にて閉場
一畑百貨店5階美術サロン
tel(0852)55-2523
〒690-8555松江市朝日町661



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ルート9
来月8月1日より松江一畑百貨店さんで

個展を開催させていただきます。

お近くにお越しの際はぜひご高覧ください。




「弓ヶ浜より大山を望む」F10 455×530㎜
 パネル、キャンバスに油彩




「望郷」455×530mm F10 パネル、キャンバスに油彩 


松本央油彩画展「ルート9」

国道9号線は、私の生まれ育った京都市から始まり

ここ島根県にも通じています。

今回お話をいただき島根県を取材を通して多くの

素敵な場所に出会いました。

当個展が今回の取材の中から生まれた風景作品と、

普段の私の制作活動から生まれた作品とを

結ぶ場所、道となれば幸いです。



2019年 8/1(木)~8/7(水)
※最終日は午後4時にて閉場

一畑百貨店5階美術サロン
tel(0852)55-2523
〒690-8555松江市朝日町661

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アナログ色の世界について



本日飾り付けが無事終了しました。

明日より6月30日まで個展を開催させていただきます。

前回個展よりちょうど一年ぶりとなります。

それまで描いてきた作品の18点が見れますし、

今回初披露の作品もございますので、

是非見に来て下さい。



前回個展では、私の私淑している画家である、

レンブラントの模写を中心に据えた作品構成ですが、

今回はそこから少し発展した作品を展開しております。

今展覧会のメイン作品としては巨木、古木を描いた

作品のシリーズになります。





私たち人間の時間間隔よりはるかに

長い年月を生きてきた巨木たちは

見ているだけでその存在感、生命力に圧倒されます。

その力に少しでも近づければと思い描いてみました。

あらゆる方向へ無作為に伸びているかのような枝、

長い年月雨風を耐えしのいできた樹皮、

青々と茂る葉、

そのどれもがきっと偶然そうなったのではなく、

何らかの理由や法則にのっとった必然の形であり、

自然が作り出した造形物だと、

描きながらあらためて思いました。

おそらく人間である私には彼らが放っている情報の

少ししか理解できていないとは思いますが、

私が触れることができた

その圧倒的な存在感、魅力が作品を通して

皆様へ伝わればと思います。









ここから少し長くなりますが、今展覧会のタトルである、

「アナログ色の世界」とそのステイトメント

について書かせてください。

別に大きな意図があるわけではなく、

当たり前のこと書いているだけなのですが、



古いアナログな方法を使い絵を描く。
時の流れの中で忘れてしまいそうになる、
匂いや音、触感、
その時の心の動きをとどめておけそうな
気がするから。


と書きました。

自分の体で感じたことを

自らの手と目を使って描くという

絵画作品というのは昔からある

古いアナログなメディアです。

現代において、絵画がもはや先端の芸術ではないにしても、

絵画にしか伝えることのできないことも

あると思います。



ここからすごく乱暴に私の思う

アナログとデジタルの違いについて

説明していきます。

時計でいうとデジタルは現在の時刻しか

表示されませんが、アナログの場合

大雑把に時間を量として目で

とらえることができます。



音楽の場合、CDなどのデジタルメディアより、

アナログメディアであるレコードの方が

含まれている周波数帯(情報)が多く、

音楽愛好家の間では未だに流通しています。

最も一番情報量が多いのは

実際にライブやコンサートで

音楽を体験することだと思いますが、

もう演奏を聴くのが不可能な場合も

ありますし、より多くの情報を

保存するという意味ではアナログなメディアも

果たす役割があるということだと思います。



絵画作品においても同様に、画集や画像などと

実際の作品はまったく情報量が違います。

特に油彩画。

それはレンブラントの実際の作品を見たときにすごく

感じたことです。

展覧会の時にある画集の図版(画像)

と実際の作品は何から何まで受ける印象が違う。

2次元と3次元なので、当然と言えば当然ですが、

そこから画集(画像)だけでで作品を

見た気になるのはやめようと思いました。



話が少しそれますが

以前、私の教えている学生に好きな作品や

憧れの作家はいるかと尋ねたときに

スマホで画像を見せてもらいました。

データフォルダには、

学生が好きな作品の他にも大量に、

その学生の気に入った画像が

大量に保存されていました。

ですが、肝心の自分の好きな作品の

作者については名前も

知らず、実際の作品も見たことがないということが

判明し、啞然としたことがあります。

インターネット上で流れてくるものを感覚的に

チョイスしているだけで、その作家のことを

調べようとか、深く知ろうと思わないのだなぁと、

自分の学生時代とデジタル世代の学生との違いを感じました。




話を戻しますと、

切り取られた結果だけ(デジタル)を見せられるのと、

結果を含めたプロセスも量として感じられるもの(アナログ)

との差ということなのかと思います。

私がステイトメントで言いたかったことは2つあり、

ひとつは単純に、私は後者であるほうが好みである、

ということ。

もうひとつは、CDなどのデジタル音源が溢れる中、

レコードが見直され新たな役割を果たしている現状と

皆がスマホで写真を撮り、

画像情報が氾濫している現在に

絵画という古いアナログメディアが果たすべき

役割がまた出てきたような気がしたのです。



私がレンブラントの作品を見たときや、

巨木を目の前にした時のように、

連続した量(そのものが抱えている時間や情報など)

が一瞬で叩き込まれるような圧倒的な感覚。

これは体験であり、

知識や理屈ではない感性の世界。

それを再び自分でも味わいたいし、

自分の作品においても少しでも描かれた

具体的な図像以外の何かを感じてもらえたら

幸いです。

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