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大作仕上げ
いよいよ2021年も終ろうとしております。

皆様、今年一年大変お世話になりました。

今年製作の作品も更新していただきました。

works
よりご覧いただけます。


さて、5回に分けて投稿してきた大作制作の様子も、

今回でラストです。


前回の記事はこちらから

①大作準備

②大作進捗

③モチーフモデリング

④固有色をのせる




前回は各モチーフに固有色を載せていきました。

今回はそれを踏まえて各モチーフを仕上げていきます。

同じモチーフが大量にありますので前回までの工程では

似た色のものはある程度まとめて塗っていました。



しかし、仕上げの段階ではそうは行きません。

各モチーフの光源からの距離による色味や鮮やかさの

違い、陰影の濃淡、周りの状況による反射を考慮して

描いて行かなければなりません。

同じように見えても各モチーフで事情が異なるのです。

故にここからは各個撃破していきます。



とは言え、最後まで全体的に手を入れるのが良いか

正直悩みましたが一部でも仕上がっていくと

気持ちの面でテンションが上がっていきモチベーションが

保たれますのでこちらの作戦で行きます。

前段階のものと比べていただくとわかりやすいかと思いますが、

私の作品は大まかに分けて以下の工程(階層構造)で成り立って言います。

①下地、デッサン


②モデリング



③固有色の塗分け



④ハイライトおよび反射の描き込み


⑤全体のバランス調整、ニス掛け




小さい作品ですと各段階的を横断しながらできたり

しますが大作になると作業量的に無理になります。

なので5段階の工程をさらに細かく分けていくこと

もします。

そうして、なるべく一つ一つの作業を簡単にしていくこと

で大きなミスをしないように気を付けています。

最終的には下地層などは露見することはないのですが、

建物の基礎構造と同じでしっかりと上層を支えています。

それぞれの層がしっかりと機能することで最終層、

つまり、仕上がりの画面を支えています。




私が描いているものはありふれた具体物にすぎません。

しかしながら、私が興味を持って描こうとしているものは

かなり抽象的な事柄であり、一言で言えるような言葉が

未だに見つからないのですが、

例えば、世の中を成り立たせているもの、

人間社会のシステムや自然法則のメカニズムなどです。

そういった人の善悪や、人が制御できない

人知を超えたどうしようもないものの存在を発見し、

納得したり驚いたりするのが好きなのだと思います。


最後は表面保護のニスをかけて終了です。

この作品の全貌は1月22日から

京都府文化博物館で開催されます

Kyoto art for tomorrow2022京都府新鋭選抜展に

出品展示させていただきます。

ご都合よろしければぜひご高覧ください。




Kyoto art for tomorrow
2022京都府新鋭選抜展

https://www.bunpaku.or.jp/exhi_special_post/kyoto-art-for-tomorrow2022/

会 期:2022年1月22日(土)~2月6日(日)
休館日:月曜日
開室時間:10:00~18:00。金曜日は19:30まで。(入室はそれぞれ30分前まで)
会 場:京都文化博物館 3階展示室
入場料:一般500(400)円、大学生400(320)円、高校生以下無料
*( )内は20名以上の団体料金
*上記料金で、2階総合展示、3階フィルムシアターもご覧いただけます
主 催:京都府、京都文化博物館

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