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モチーフのモデリング
前回の記事はこちらから

①大作準備

②大作進捗



モチーフに下色を入れ始めました。




レースをさらに浮き上がらせるため白で再度描きこんで

います。

まだまだモデリングの段階です。

少しずつそれぞれのモチーフの形と陰影の関係性が見え

始める段階でもあります。




この段階で光の当たる明るい部分には、若干の厚みを

もたせて絵の具を塗っていきます。

前回までが建物でいうと基礎の部分であり、この段階

はフレーム(骨格)作りにあたると思います。

下地とは違い、最終層に影響を与える工程になります

ので少し正確さを上げていきます。

私の場合は下地から計算して最低でも4層ぐらいを絵

の具の層を重ねていきます。

どの工程(層)にも意味があり、それぞれがお互いの

層を支えあい引き立てあう構造になっています。

完成した際に見えるのは最終層だけにはなりますが、

下層の絵の具を利用し上層を加筆したり、下層の絵の

具を透過させたり、することによって平面の絵画空間

の中に奥行きや深み空気層や光など目には映らないも

のも表現することが可能となります。




なぜこんな技術的なことを書いているかというと、こ

の工程自体が私の作品制作のコンセプトにも少し合致

しているところがあると最近気づいたからです。

私の絵画は目に見える最終層だけで成り立っているの

ではなく、目には見えない下層の部分や工程が機能し

あっていることで成り立っています。

そこには、様々な出会い、めぐり合わせ、時間の積み

重ねを記録しておける余地があるように感じています。

アナログな作業になるので雑音も拾っている可能性が

ありますが…。





最後に全ての工程が結びつき一枚の絵画として美しい

ハーモニーを響かせることを願っています。

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