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アナログ色の世界について



本日飾り付けが無事終了しました。

明日より6月30日まで個展を開催させていただきます。

前回個展よりちょうど一年ぶりとなります。

それまで描いてきた作品の18点が見れますし、

今回初披露の作品もございますので、

是非見に来て下さい。



前回個展では、私の私淑している画家である、

レンブラントの模写を中心に据えた作品構成ですが、

今回はそこから少し発展した作品を展開しております。

今展覧会のメイン作品としては巨木、古木を描いた

作品のシリーズになります。





私たち人間の時間間隔よりはるかに

長い年月を生きてきた巨木たちは

見ているだけでその存在感、生命力に圧倒されます。

その力に少しでも近づければと思い描いてみました。

あらゆる方向へ無作為に伸びているかのような枝、

長い年月雨風を耐えしのいできた樹皮、

青々と茂る葉、

そのどれもがきっと偶然そうなったのではなく、

何らかの理由や法則にのっとった必然の形であり、

自然が作り出した造形物だと、

描きながらあらためて思いました。

おそらく人間である私には彼らが放っている情報の

少ししか理解できていないとは思いますが、

私が触れることができた

その圧倒的な存在感、魅力が作品を通して

皆様へ伝わればと思います。









ここから少し長くなりますが、今展覧会のタトルである、

「アナログ色の世界」とそのステイトメント

について書かせてください。

別に大きな意図があるわけではなく、

当たり前のこと書いているだけなのですが、



古いアナログな方法を使い絵を描く。
時の流れの中で忘れてしまいそうになる、
匂いや音、触感、
その時の心の動きをとどめておけそうな
気がするから。


と書きました。

自分の体で感じたことを

自らの手と目を使って描くという

絵画作品というのは昔からある

古いアナログなメディアです。

現代において、絵画がもはや先端の芸術ではないにしても、

絵画にしか伝えることのできないことも

あると思います。



ここからすごく乱暴に私の思う

アナログとデジタルの違いについて

説明していきます。

時計でいうとデジタルは現在の時刻しか

表示されませんが、アナログの場合

大雑把に時間を量として目で

とらえることができます。



音楽の場合、CDなどのデジタルメディアより、

アナログメディアであるレコードの方が

含まれている周波数帯(情報)が多く、

音楽愛好家の間では未だに流通しています。

最も一番情報量が多いのは

実際にライブやコンサートで

音楽を体験することだと思いますが、

もう演奏を聴くのが不可能な場合も

ありますし、より多くの情報を

保存するという意味ではアナログなメディアも

果たす役割があるということだと思います。



絵画作品においても同様に、画集や画像などと

実際の作品はまったく情報量が違います。

特に油彩画。

それはレンブラントの実際の作品を見たときにすごく

感じたことです。

展覧会の時にある画集の図版(画像)

と実際の作品は何から何まで受ける印象が違う。

2次元と3次元なので、当然と言えば当然ですが、

そこから画集(画像)だけでで作品を

見た気になるのはやめようと思いました。



話が少しそれますが

以前、私の教えている学生に好きな作品や

憧れの作家はいるかと尋ねたときに

スマホで画像を見せてもらいました。

データフォルダには、

学生が好きな作品の他にも大量に、

その学生の気に入った画像が

大量に保存されていました。

ですが、肝心の自分の好きな作品の

作者については名前も

知らず、実際の作品も見たことがないということが

判明し、啞然としたことがあります。

インターネット上で流れてくるものを感覚的に

チョイスしているだけで、その作家のことを

調べようとか、深く知ろうと思わないのだなぁと、

自分の学生時代とデジタル世代の学生との違いを感じました。




話を戻しますと、

切り取られた結果だけ(デジタル)を見せられるのと、

結果を含めたプロセスも量として感じられるもの(アナログ)

との差ということなのかと思います。

私がステイトメントで言いたかったことは2つあり、

ひとつは単純に、私は後者であるほうが好みである、

ということ。

もうひとつは、CDなどのデジタル音源が溢れる中、

レコードが見直され新たな役割を果たしている現状と

皆がスマホで写真を撮り、

画像情報が氾濫している現在に

絵画という古いアナログメディアが果たすべき

役割がまた出てきたような気がしたのです。



私がレンブラントの作品を見たときや、

巨木を目の前にした時のように、

連続した量(そのものが抱えている時間や情報など)

が一瞬で叩き込まれるような圧倒的な感覚。

これは体験であり、

知識や理屈ではない感性の世界。

それを再び自分でも味わいたいし、

自分の作品においても少しでも描かれた

具体的な図像以外の何かを感じてもらえたら

幸いです。

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新作紹介@山口井筒屋個展
今月15日より山口井筒屋さんにて

私の個展が始まります。

そこへ出品する作品をご紹介させて

いただきます。

今年に入って初めての個展となりますので

皆様ぜひご高覧ください。




「青蓮院の大楠」 S15 (652×652mm) 
パネル、キャンパスに油彩




「神木図」 F10(455×530mm) 
パネル、キャンパスに油彩




「大沢池図」 F6(318×410mm) 
パネル、キャンパスに油彩




「古木小禽図」 F6(318×410mm) 
パネル、キャンパスに油彩




「白いクラシックカー」 F6 (318×410mm) 
パネル、キャンパスに油彩




「赤い薔薇」 F3(273×220mm) 
パネル、キャンパスに油彩


実は、年明けより謎の腹痛に悩まされ、

4月に胆嚢結石であることが判明。

入院、手術し、胆嚢を摘出することとなりました。

現在は順調に回復しております。

原因は脂っこい食事でしょうか、

ラーメンが好きでよく食べていたので…。

特に〇郎系ラーメンを…。

いろいろと他にも原因はあるでしょうが

体のことも考えつつ制作していきたいと思います。

17日、18日、19日は在廊させていただく予定です。

お近くにお越しの際は是非ご高覧くださいませ。


松本央洋画展「光と影への憧憬」
2019年5月15日(水)~5月21日(火)
(最終日は午後4時閉場)
山口井筒屋5階美術ギャラリー



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個展のお知らせ 
ご無沙汰しております。

個展のお知らせです。

来月5月15日より、山口井筒屋さんにて

個展を開催させていただきます。

皆様是非ご高覧くださいませ。





こちらの画像は出品予定の新作です。

「御土居の大欅」 F15 (652×530mm) 

パネル、キャンパスに油彩

北野天満宮内にある大欅を描きました。

数百年ここに立っていた大きなケヤキです。

樹皮に生えた苔や曲がりくねった大きな枝を

見ていると、この木が一体何を感じながら

数百年という時を過ごしてきたのだろうか、

そんな思いに駆られます。

大木というには大きなサイズではないかも

しれませんが私の家の近所にあるということと、

この街の歴史や変化を知っている生命としての

大先輩なんだなと描きながら思うのでした。




松本央洋画展「光と影への憧憬」
2019年5月15日(水)~5月21日(火)
(最終日は午後4時閉場)
山口井筒屋5階美術ギャラリー
https://www.izutsuya.co.jp/storelist/yamaguchi/

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2019年始まりました。
皆様明けましておめでとうございます

年末年始は母の実家である。

九州の宮崎へ行っておりました。

山へ行ったり、海へ行ったり、と京都では

味わうことのできないことを

たっぷりして充電してまいりました。

今年も頑張って制作に励めそうですので

よろしくお願いいたします!


さて、現在BAMIgalleryでは、1月20日まで

COMBINE/BAMI gallery設立10周年を記念し

証展 起展が開催されています。

そこに一点私の作品も展示していただいておりますので

是非ご高覧ください。



「ガラスの小物入れとグミ」
 F4 キャンバスパネルに油彩

私はこれまで作品を描く際に、モチーフの形態や色調を再現することだけにとらわれていたように思う。しかし、モチーフは単独で存在するわけではなく、その時、その場所といった状況や関係性の中にこそ存在し、それぞれのモチーフがお互いに影響しあいながら存在している、ということに気づいた。それはレンブラントの作品を模写していく一連の過程の中で少しずつ見えてきたものだ。
 そこで今回は周囲の状況の影響を特に受けやすい、透明であり光沢感の強いモチーフであるガラス、お菓子のグミといったものにモチーフを絞ることで、モチーフが置かれた場所の光、空気、匂い、といったような関係性を描くことを探求している。
松本央


COMBINE/BAMI gallery設立10周年記念
証展 起展
2018.12.24 (mon) - 2019.01.20 (sun)
展覧会名   証展 起展         
ディレクション COMBINE/BAMI gallery ディレクター上山潤
場所 BAMI gallery 〒600-8824 京都市下京区二人司町21 
TEL/FAX 075-754-8154 office@combine-art.com
会期 2018年12月24日(月・祝)~2019年1月20日(日)


それともう一点、

今月10日より京阪百貨店守口店さんにて

開催されます、

コンポラサーカス若手現代美術作家展に

出品させていただいております。

下の画像作品は今年に入ってからの新作になります。

こちらも展示していただく予定です。



「御土居からの眺望」
 F10 キャンバスパネルに油彩

この作品の場所は京都にある北野天満宮にある

御土居の風景です。

といってもあまり特徴のある場所を

選んで描いたわけではありませんが…。

この3本の杉は特徴があるので探せば

きっと見つかります。


御土居というのは豊臣秀吉が作った

京都の町を囲う壁のようなものです。

この壁の内側が洛中外が洛外になります。

その内側から外を見ている構図となっています。

今ではあまり現存している場所は少ないのですが

残っているところもあります。

歴史が好きな方は訪れてみるのも面白い

と思います。

この場所は初夏は、青もみじ、

秋は紅葉も楽しめます。(ちなみに有料です)

もうすぐ梅の季節ですね。

またじっくり見に行きたいものです。



私の作品も是非ご高覧ください!



コンポラサーカス[若手現代美術作家 展]
会期 1月10日(木)~1月16日(水)
   午前10時~午後7時 ※最終日は午後4時まで
会場 京阪百貨店 守口店 6階京阪美術画廊
《出品予定作家》
 松本 央(油彩)・八木 佑介(日本画)・
宮本 大地(アクリル)・阿部 瑞樹(日本画)




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展示完了致しました!
先ほど無事に飾りつけを

完了致しました。

明日より個展スタートします。

皆様のご来場心よりお待ちしております。

私も連日在廊しておりますので

お近くの方は是非見に来てください!

よろしくお願いいたします。

以下展示風景













松本央洋画展 「レンブラントへの憧憬」
会期:2018.11.28(水)~ 2018.12.4(火)
場所:あべのハルカス近鉄本店タワー館11階
   アートギャラリー
作家連日来場 
午前10時より午後8時まで(最終日は午後5時にて閉場)

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