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雲上2万里
6月24日より、

個展を開催させていただきます。


「蓬莱山」10F


「見聞録-雲上2万里‐」

(以下ステイトメント引用)

ドライブをしていると、かなり深い山間に

周りから切り離されたかのように存在する

集落を発見することがある。

こんなところにも人が住んでいるのか、

と感動を覚えると同時に、

どうやってこの人達は暮らしているのだろうか

という疑問が生じる。

次第に、地図に載ってない村で何十年も前から

時間が止まったかのように昔の暮らしが行われ

ているのではないかと想像し胸が高鳴る。

実際に私が想像するようなことは無いとは思う。

ただ、この広い世界の中には、私たちの住んで

いる世界とは別の、選択されなかった世界や、

可能性としての世界がひっそりと存在している

かもしれない。いや、存在して欲しいし、

あるならば一度見てみたい、

そんな願いをこめて作品を描いています。

(ここまで引用)



「浮遊大陸」20F


今回の個展では、

私の日頃から感じている疑問に端を発し

そこから想像を広げ、今ある世界とは別の

もう一つの世界があってもいいんじゃないか、

ということテーマに作品を製作いたしました。




「地平線」6F


「渦巻島」4F




ジュールベルヌの「海底二万里」よろしく、

実はこの世界の空の果て、

雲の上にはひっそりと別の世界が存在していたのだ、

という設定で描いております。



「雲海図」4F


「雲の彼方」3F




こんな場所があったら一度行ってみたい、

こんな風景みてみたいなぁという

私の勝手な願望ではありますが、

そこではどんな動物がおり、

どんな人たちが暮らしているのだろうかと

思いを馳せていただけたら幸いでございます。




「空の旅」SM



■展覧会詳細

見聞録-雲上2万里‐

2017.06.24 (sat) - 2017.07.02 (sun)
OPEN 12:00~18:00
期間中無休

COMBINE office /BAMI gallery
住所:〒600-8824
   京都府京都市下京区二人司町21





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京都上賀茂の怪魚


6月8日より始まるUMA展に報告する作品として

地元京都で目撃された怪魚の情報をもとに作品を

製作致しました。前回の千年鯉に続き、地元京都で

このような事案が続いていることに驚いております。

私以外にも数々の未確認生物の報告が届いておりますので、

この機会にぜひ、ご高覧ください。


↓展示詳細↓



■『発見?京都!未確認生物UMA展』
 2017/06/08-06/19
 OPEN 12:00-18:00
 期間中無休

■会場
 BAMI gallery
 〒600-8824
 京都市下京区二人司町21番地
 TEL 075-754-8154
 office@combine-art.com

■出品者
 釜匠 佐野曉 公庄直樹 松本央 遠藤良太郎 太田夏紀 岡部賢亮


UMA報告書

↑クリック


以下、私が目をとめた記事の詳細です。




京都市北区柊野ダムにて怪魚が目撃されたと

の情報がはいった。

その真偽を確かめるため現地へと足を運んだ。

最初に怪魚を発見したのは京都市北区在住

の男性50歳男性で、今回この男性から発見

当時の詳しい話を聞くことができた。



男性によるとその日は休日で、朝八時ごろから

休日の日課であるジョギングをしに鴨川へ訪れた。

しばらく川の上流へ向かって水面を眺めながら走り、

柊野ダムに差し掛かったころ見慣れぬ光景を目に

した。ダムから流れ落ちる水流に逆らうように

跳ね上がろうとする巨大な生き物を発見した。



「最初はそれが全く何なのか理解できませんでした。

とても大きい生き物に見えたので、どこからか動物

が脱走したのかと思いました。それにすごく激しく

暴れているように見えましたので恐ろしくなって

思わず通報してしまいました。」

と男性はその時の心境を語ってくれた。

男性の通報により、駆けつけてきた警察官や騒ぎを

聞き駆け付けた地元住民数名による捕獲作戦が始まった。

小一時間に及ぶ格闘の末、

ようやく捕獲用の網に誘い込み捕獲、岸に引き上げる

ことに成功したのだが、その姿はあまりにも我々が

知っている魚とはかけ離れた異形なものであった。

捕獲に参加し、その生き物を目撃した人々の証言を

まとめると、顔の雰囲気や鱗の形状は鯉に非常に

似ている。全長は推定1.5m。薄い緑色の鱗に全身が覆われ、

頭部には角状の突起が一対、口には鋭い牙があり、

胸鰭と尾鰭が長く発達し、全身が薄緑色の鱗に覆われている。

さらに、この生き物を特徴づけるのは頭部に

たてがみのような毛が生えていることだろう。

ごく稀に鯉の頭部に苔の生えた個体が存在していることは

知られているが、それが毛なのか苔なのかは

今回は確認できなかった。
 
というのも、捕獲に成功したと誰もが油断した瞬間、

その生き物は突如暴れだし、その鋭い牙で網を食い破り、

水中へと逃げてしまったのだ。再び捕まえようとしたが、

その生き物は姿をくらましてしまった。

しかしながら、あまり広いとは言えない鴨川で、

1.5mもある魚が姿を隠せる場所はそうない。

徹底的に探しだそうと再び川へ入ったとした瞬間、

空に雷鳴がとどろき大雨が降りだした。

雨量が多く川の増水の危険があるためこの日の捕獲は

中止されたが、その日以降も捕獲した、

または目撃したとの情報はなく、その謎の生き物は

鴨川のどこかに潜んでいると思われる。

しばらく現場周辺で取材を続けているとこの騒ぎの

一部始終を目撃していた地元住民の女性93歳は興味深い

ことを話してくれた。


「あれは龍の子や、滝を上って龍になる途中やったん

ですやろなぁ。」


確かに、証言だけ聞くと登竜門の故事や龍のもつ

身体的特徴に似ていると言えなくもないが、

残念なことにその場にいた全員がその生き物の姿を

動画や写真に収めていなかったため、今となっては

その姿を確認することはできない。

ただ、龍はあくまで想像上の生き物であり

実在するとは考え難い。全く未知の新種か、外来種、

突然変異と考えるのが自然だろう。

また、証言をくれた90代女性は最後に取材する我々に

こう忠告した。


「龍いうたら水の神様やさかい、

そんなもん捕まえようとしたらバチがあたりまっせ。」


しかし、この90代女性の忠告もむなしく、京都市は

近く夏の行楽シーズンにむけて、この生き物を

特定危険生物に認定、本格的に駆除に乗り出す

方針であるという。




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伏見港の千年鯉




ある日ネットで

伏見港に千年生きた鯉がいるとの情報を知り、

なんとロマンがある話なのだと心動かされた私は、

実際に奇妙な鯉を捕獲された男性に取材を申し込んだ。

男性を訪ねると自慢の池とそこに泳ぐ鯉を見せてくれた。

鯉の品評会での自慢話や、

自作のろ過装置の説明などを二時間ほど受けた。

その後、ようやく千年鯉を

捕獲した当時の話や特徴を聞くことができた。

今回、その証言を元に絵で再現してみる

ことにした。

その作品を6月8日より公開させていただきます。


↓展示詳細↓



■『発見?京都!未確認生物UMA展』
 2017/06/08-06/19
 OPEN 12:00-18:00
 期間中無休

■会場
 BAMI gallery
 〒600-8824
 京都市下京区二人司町21番地
 TEL 075-754-8154
 office@combine-art.com

■出品者
 釜匠 佐野曉 公庄直樹 松本央 遠藤良太郎 太田夏紀 岡部賢亮


UMA報告書






最後に元となった

ネットの記事を載せておきます。



2017年4月京都市伏見区濠川にて

推定年齢1000歳を超える鯉が捕獲された。

発見者は伏見区在住の男性72歳で、

早朝伏見港公園付近を散歩中に川の中を

見慣れぬ白い魚が泳いでいるのを発見。

川に近づきよく見てみると1メートルは

あろうかという全身白い鱗に覆われ、

長い鰭を持った鯉であった。


「いやぁ、あれは本間に見事なヒレナガゴイ

や思いましたわ。プラチナのように全身真っ白で、

心なしか鯉の周囲の水も黄金色に光り輝いて

見えてねぇ、一目惚れですわ。」


男性は愛鯉家でもあり、

自らの自宅の池で数多くの錦鯉を飼育している。

自らのコレクションに加えようと、

自宅に戻り網を持って捕獲。池に放つ前に

水合わせをするため別の水槽に鯉を入れると、

ただの鯉ではない妙な特徴があることに気づく。


「よう見たら鉢(頭)に角みたいな突起があるし、

口周りには髭みたいな緑色の苔も生えとる。

けったいな個体やなぁと。

次第にこんな個体飼うてるのは他にはおらんと

愛着が湧いてきましたけどね。」


と、男性はその時の様子を語ってくれた。

その後、同じ愛鯉家の仲間にも

その変わった鯉を見せようと仲間に連絡する。

男性の自宅訪れた仲間と鯉の居る水槽に戻るが、

すでに鯉は水槽から姿を消していた。


「蓋するの忘れてたんですわ。

ちょっとの間や思うて目離したすきに

跳ねたんですやろなぁ。」


飼っている鯉が水槽、あるいは池から跳ねて

外へ飛び出してしまことはよくある。

しかし、たいていは池、水槽の付近に

鯉が落下しているはずなのだが、

この時は様子が異なっていた。


「どこにも居らんのですわ。

池も庭もよう探したやけどなぁ。」


鯉の入っていた水槽から池を超えて

男性の家の外まで5mはある。

鯉がそんなに跳ねることはふつうあり得ない。

どのように男性の前から姿を消したのか

全く見当がつかない。謎である。

しかし、謎はこれだけに収まらなかった。

この奇妙な鯉の残した置き土産が

さらに謎を深めることとなる。

跳ねた際にはがれたとみられる

鱗が残されていたのだが、それを専門科に

見せたところ驚くべきことが分かったのである。

木の年輪のように、鯉の鱗から年齢が分かる

ことは詳しい人にはよく知られている事実である。

その残された鱗を鑑定した結果

1000年近く生きていることが判明したのだ。

鯉の平均寿命は20年で、過去には200年近く

生きた個体もいると言われている。

しかし、ながら1000年という数字は俄かに信じ難い。

この鑑定結果が正しければ、男性の捕獲した

奇妙な鯉は1000年もの間いったいどこに身を潜めて

いたというのだろうか。


「あれは、水の神様、龍神様の使いやったんや、

子供のころにひい爺さんがそないなこと

言うとったん思い出しましたわ。あれは人間が

捕まえたらあかんもんやったんやろなぁ。」


鱗の鑑定結果を受けて男性は

清々しい表情を浮かべていた。

もしかしたら今もこの千年生きた鯉は京都の河川の

どこかに身を潜めているかもしれない。




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