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平成30年度備前市立備前焼ミュージアム企画展 「土と生きる-岡山ゆかりの現代作家-」のご案内

展覧会のご案内です。
岡山県は
備前市立備前焼ミュージアムの企画展に出品いたします。
岡山県に関わりのある作家での展示ですが
方向性、ビジュアルもさまざまに特徴的な作品が集められていて面白い展覧会になりそうです。
ギャラリートークも楽しみです。僕は両日行くつもりです。
ぜひご高覧ください。

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平成30年度備前市立備前焼ミュージアム企画展
「土と生きる-岡山ゆかりの現代作家-」

【日時】平成30年4月26日(木)~7月1日(日)

【休館】毎週月曜日(月曜祝日の場合、その翌日が休館日)

【会場】備前市立備前焼ミュージアム 1、2階

【入館料】個人:大人500円、高校生・大学生300円、中学生以下無料

【出品】 天羽羽衣、阿波夏紀、市川透、江口葉菜子、加藤 直樹、金重潤平、小出尚永、小橋順明、三浦義広

【出展作家及び学芸員によるギャラリートーク(予定)】
    4月28日(土)、5月5日(土) 13:30~(約30分程度)参加費:無料(要入館料)、申込み:不要

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春ですね
最近はオオクワガタを作っています。標本を手に入れたのですが、79㎜あります。作品はもう少し大きい個体にしようと思っています。近年の最大は90㎜を超えるようです。
 小学校の時「オオクワガタを採りに行く!」と友人と騒いでいたのを思い出します。友達が捕まえたのを見せてくれましたがもっと小さかった気がします。
 2月から触っているのですが中々形が決まりません。昆虫の体は見た目以上に複雑で有機的な形です。どんな形にも自然に生まれる形には必然、意味があるのだと考えさせられます。
 夏の名古屋松坂屋での展開に向けて、良いものにしていきたいと思っています。


制作中のオオクワガタ。今は一回目の焼成中

 さて、いよいよ春らしくなってきました。
10月にいただいたハンミョウは越冬して動き始めました。一匹失敗して死んでしまいましたが、モデルになっていただこうかと思います。完成はいつになるかわかりませんが。


越冬に成功して芋虫をハムハムするハンミョウくん


お亡くなりになって標本になったハンミョウくん

 今日はしだれ梅をいただいたので、めだか鉢に突っ込んで玄関が華やかになっています。


暖かい春の日差し

 ついでに蓮の植え替え。
昨年の蓮制作から蓮愛が生まれ、今年こそは玄関に蓮の大輪を咲かせようと本気です。(昨年は知識不足で小さいのが2つ咲いたのみ)田んぼの土をもらってきて、しっかり根が張れるように。大賀ハスにも挑戦してみたいです。


植え替えをして水を張った鉢。

 民芸とかもの派とかミニマリズムに傾倒しながら、備前焼なんかをしていた自分が、そういう感覚と技術を持ったまま、いつのまにか写実を追い求めているのも、時代の流れでしょうか。変わらない部分を武器に、もっともっとダイナミックに変わっていけたらいいのですが。あなた誰っていうくらいに。

 

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小橋順明展「気配」2018福山天満屋のご案内
謹んで新春のお慶びを申し上げます。
本年もよろしくお願い申し上げます。

BAMIgalleryでのB10展は好評開催中ですが
ここで個展のご案内です。
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小橋順明展「気配」
ceramic sculpture
会場:福山天満屋アートギャラリー
会期:2018年1月17日(水)~22日(月)
 最終日午後5時閉場
 作家全日在廊

ぜひ、ご高覧いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

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個展のための新作の制作も追い込みに入っております。

この個展のために良い雰囲気の古い梅鉢の鬼瓦を手に入れました。

この瓦とカマキリとの取り合わせで堂々とした健気なカマキリを作りたいなと思い、制作しているところです。

あと少し。

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小橋順明 個展 ceramic sculpture「うまれる いのちつきるように」のご案内
師走となりました。
年内余日なく、皆様におかれましては、ますますご清祥のことと心よりお喜び申し上げます。
さて、今年もBAMIgalleryでの個展を開催する運びとなりました。
本日よりスタートしております。
磁器土による蓮の花を制作し、インスタレーションにしました。
ぜひご高覧ください。

©Masaaki Kobashi

ただ、与えられたこの生を生きる
生きた証しなど必要ない
堂々と健気に、品格高く
わたしたちは土から生まれたのだから、土に還る
まるで生まれるように



■小橋順明 ceramic sculpture■
「うまれる いのちつきるように」
会場:BAMIgallery  京都府下京区二人司町21
会期:2017.12.05 (tue) - 2017.12.17 (sun)
OPEN:12:00-18:00  期間中無休
※作家在廊12月05日(火)

【お問い合わせ】
COMBINE/BAMI gallery
京都府京都市下京区二人司町21
access map
http://combine-art.com/html/gallery/ga_access.php
TEL 075-754-8154 FAX 075-754-8154
http://www.combine-art.com
office@combine-art.com






©Masaaki Kobashi

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新作できました。


"飛翔するヤマトカブトムシ 2017"
小橋順明
2017
陶・ミクストメディア
幅 151mm 奥行 151mm 高さ 306 mm(ケースのサイズ)

5月ごろからコツコツと断続的にではありますが制作と進めてきた新作がやっと完成しました。
こんなに時間をかけたのは初めてで、苦しい作り方でしたが、断続的に作業を進めて行くことで、心は熱く、頭は冷たく、意義ある作品になったと思っています。



特に観察に力を入れました。礒江毅が(カタチを簡単に決めつけるな)というようなことを言っていたそうだというのをテレビで見て、まさにその通りだと思いました。私たちは相当に現実を雑に見ている。脳は実際にはその何倍もの情報を受け取っているのに。



制作に取り掛かったころのフェイスブックにこんなことを書いてあるのを見つけました。
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2017.6.9

一昨年もらったカブトムシの死んだの。
これを参考にカブトムシ制作中です。
昆虫の造形はあまりに複雑でとても理解できそうにない。

触っているうちにバラバラになってしまった。
バラバラになっているのを見ていると
外骨格というだけあってこれはやっぱり骨でもあり、皮膚でもあるのか。と当たり前のことにじわじわ来ています。

舐めるようにただ表面だけを追いかけるのも大事な気がしています。
そうなるとむしろ写実は自分が消えるという点で素材とか対象と作者の関係の中で自動筆記とかに近いような気もしてきた。消えない無意識の自分。
それはもう自分とは呼ばないと思いますが
自分は制作全体を操作する自分の中に入れていく。
消える自分や消えない自分と素材や対象の関係を操作して
これを俯瞰する自分に、美術の意味があるとして
それが共有されたり、独り歩きしたりするような核をつくることが仕事なのだろうと考えてみるも
実際どうしていいものか。

ただ手を動かす自分にはこれまで何度も助けられて生活をつないできたので
実際にはそれだけがある。手が動くうちは爪に火でもとにかく生活できるという安心感はあります。
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いっぱい見て、いっぱい手を動かして
それだけが、僕を生かしてくれている。





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