小橋順明 個展 『いのちなどないのに』 のご案内
November 4,2016
一年ぶりのBAMI galleryでの個展です。
前回は、一点一点を見てもらう展開でしたが
(前回についてはこちらのリンクからご覧ください↓↓↓)
http://combine-art.com/html/blog/ueyama/post/blog.php?post_id=2050
今回は、できれば
空間を作りにいきたいなと。。。。
小橋 順明 Ceramic works 『いのちなどないのに』
2016.12.02 (fry) - 2016.12.11 (sun)
OPEN : 12:00-18:00
期間中無休
虫が死んでいた
昨日は生きていたのに
前のめりに、突っ伏して
動いていたのに
何も変わってはいない
カタチはそのままなのに
動くことはない
いのちが入ったら動く?
そんなわけがあるものか
いのちなど
ない
もっと違うなにか
呼び名を考えなくては
僕の作る虫たちは
一度も生きていたことがない
【お問い合わせ】
COMBINE/BAMI gallery
京都府京都市下京区二人司町21
access map
http://combine-art.com/html/gallery/ga_access.php
TEL 075-754-8154 FAX 075-754-8154
http://www.combine-art.com
office@combine-art.com
11月の干支展参加のご案内です。
October 24,2016
長野は志賀高原ロマン美術館
「touch with skin 内在する触感」
無事終了いたしました。
ありがとうございました。
おいしいお蕎麦、牛に引かれて善光寺、渋温泉、おどろおどろしいリンゴの木
何より作家の方々との有意義な会話、学び、刺激
まだ消化しきれておらず、具体的な動きにいたれるかどうかわかりませんが
本当にすばらしい経験をさせていただきました。
搬出も済み、充実した気持ち、
密かな思いも抱きながら次の制作、新たな展開へと邁進します。
まずはご案内。
office combineの企画、干支展に参加します。
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タイトル:2017年「干支」酉達の集い
会期:2016年11月9日(水)~11月22日(火)
場所:あべのハルカス近鉄本店 美術工芸品売場 フリースペース
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僕は色紙と陶の笛を出品します。
色紙は
大道に通じ、お酒大好きな李白の詩を
蝋燭の炎からでる煙を写した画面に書きました。
どうせ幻のような人生。
酩酊した酔っ払いのようにさわやかに
恍惚として生きていきたいものです。
酉の解釈
「酉は就(成熟)の意味であり、八月に黍が成熟し、芳醇な酒を造ることができる」そうです。
「酒つぼの形に象るとする。甲骨文を見ても、酒つぼの形に象っており、「酒」の本字と考えられる。」
そうですよ。
タトウ紙は掛け軸のように展開するタイプにしました。つりさげて飾ってほしいです。
笛は
10年前から好きで折を見ては作ってきました。
ポーポーと土笛らしい優しい乾いた音が出ます。
傍らに置いて、ふと一息つくようなときに徐に吹いてほしいです。
少しころんころんするので、柔らかい布等を鳥用お座布団とかにして置いてあげてほしいです。
ぜひご覧いただきたいです。
宜しくお願いいたします。
小橋順明作品展示レポ:ロマン美術館企画「内在する触感」その3
August 7,2016
山之内町立志賀高原ロマン美術館
2016年夏季企画展
Touch with Skin 内在する触感
会期:2016(平成28)年7月24日(日)- 10月10日(月・祝)
休館日:木曜日 8月11日(木・祝)、9月22日(木・祝)は開館
開館時間:9:00-17:00 (ただし入館は16:30まで)
入館料:大人500円、小人300円
出展作家 小橋順明、田淵三菜、疋田義明、西澤伊智朗、
耳のないマウス(松田朕佳、石射和明、石倉一誠、雨宮澪)
http://www.s-roman.sakura.ne.jp
小橋、搬入のための2泊3日の長野出張をレポートしています。。。
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出張最終日(展覧会初日)
※現在オープンしております。
長野出張最終日はそのままオープニング。
オープニングの内容は
このレポの冒頭にアップしているので
コチラをご参考ください。
↓↓↓↓↓
http://combine-art.com/html/blog/masaaki/post/blog.php?post_id=2101
他の展示の作家さんともお話が出来て、とても充実した密度の高いオープン初日を過ごすことが出来ました。
気持ちとしてはもう一泊したいところでしたが
充実した時間を過ごした分、次へ歩みをすすめなくてはいけません。
昼過ぎには長野を出発、日が変わるころには岡山へ帰宅したのでした。。。。。
今回の投稿では
オープニングのアーティストトークの中でお話しさせていただいたことに
内容を追加して文章としてまとめる感じで、
作品について簡単に解説してみようと思います。
*****
作品を制作するためにはとにかくいろいろ考えます。
哲学、宗教、素材、存在。。。。
でも、展示された作品はすでに人格をそなえ、もはや僕の一部ではありません。
真剣に鑑賞していただいた時、鑑賞者の中に生まれた感覚こそが真実です。
作った僕はこんなことを考えて作った程度に受け止めていただけたらと思います。
展示室3
■「クロアゲハ」「ミヤマクワガタ-飛翔-」「ミヤマカワトンボ-暗-」「ヤマトカブトムシ-飛翔-」「オニヤンマ」「モンシロチョウ」
この素材の複雑な変化は焼成による土から陶への劇的な変化の顕在化そのものです。まさに土から生まれるのです。
昆虫の表面の質感や色をつぶさに観察していただくことで、生命を感じていただきたいという思いです。
それは素材の中の変化、生命というコンセプトとの接触でもあるはずです。
■「untitled」
黒川紀章氏のデザインした背丈を超える展示ケースが4つ。ケースを含めた空間を1つの作品としました。
4つの中には何もないケースもあれば、糸を張っただけのケースもあります。「在る」と、「無い」のギリギリのせめぎ合い。
展示室4
■「あっち側/皮膚/こっち側」
この作品は特に今回の展覧会のために作りました。そのため今回の作品の中で最もこの「場」に特化した展示となっています。
展示室4は展示室3から展示室5へ向かうための通路のような役割も持っており、水族館のように壁にはめ込まれた10個の窓、壁面が展示空間となっています。
この空間を1つの作品としてインスタレーションとしていますが、鑑賞者は、展示室全体を「風景」として鑑賞することはできません。
ここでは、展示窓の中に皮膚、生死、境界線、などをテーマにした、それぞれのオムニバスな「小さな物語の印象」を、通路の導線に従って目に入れていくことで
境界線としての皮膚の触感をとりまく生と死と、これらすべてを抱きしめるような「存在」というものを
印象のコラージュのように、頭の中の風景として感じていただけたらと考えました。
さまざまな名もない生と死の物語の中に「耳なし芳一」「慧可、断臂求法」「創世記」「般若心経」がその印象を部分的に重ねながら混ざっています。。。
*****
いかがでしょうか?
僕以外にも4組の作家が作品を展開しています。
それぞれの持つコンセプトもかなり深度のある哲学を持っていますので
ぜひ、ご高覧いただけましたらと存じます。
お勧めは、美術館から車で5分。渋温泉での一泊と合わせてのご観覧。
一泊二日の避暑旅行。
渋温泉の文化的密度はものすごいです。
長野の食を味わえる飲食店もあります。
長野はとても美術館や博物館施設が多く、他の地域の観光との組み合わせも
文化面で充分に楽しんでいただけると思います。
会期は10月10日まで
以上
4回にわたった事後報告
長野出張:ロマン美術館企画 Touch with skin「内在する触感」:小橋順明作品展示レポートでした。
こばし
小橋順明作品展示レポ:ロマン美術館企画「内在する触感」その2
August 4,2016
山之内町立志賀高原ロマン美術館
2016年夏季企画展
Touch with Skin 内在する触感
会期:2016(平成28)年7月24日(日)- 10月10日(月・祝)
休館日:木曜日 8月11日(木・祝)、9月22日(木・祝)は開館
開館時間:9:00-17:00 (ただし入館は16:30まで)
入館料:大人500円、小人300円
出展作家 小橋順明、田淵三菜、疋田義明、西澤伊智朗、
耳のないマウス(松田朕佳、石射和明、石倉一誠、雨宮澪)
小橋、搬入のための2泊3日の長野出張をレポートしています。。。
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長野搬入、2日目
志賀高原ロマン美術館は、建築はもちろん、内装、展示ケースにいたるまで
設計者である黒川紀章氏の「自然との共生」というコンセプトによって
特徴的にデザインされています。
ホワイトキューブの展示室と違い
黒川氏の作品としての空間とうまく協調しながら、最終的に僕の作品のコンセプトが表現されるようにしようと思いました。。
展示室の中を
ぼそぼそぼそぼそ独り言を言いながら。
ぐるぐるぐるぐるする時間が占めていきます。
練ってきたプランが
実際の現場でどう具体化できるか。
問題になると予想していたことがさして問題にならなかったり
思いもしなかった問題があったり。
なんとか夕方にはライティングまで調整して「これでよし」というところまで持っていくことができました。
その夜
美術館の方に渋温泉の裏路地を案内していただきました。。
増殖に次ぐ増殖で生き物の体内に入ったような感覚
このディテイルのすべてに機能がある
この山間に表れた生き物が
何百年と生き続けている。
ここは、すごいところです。
次回でレポートは終わりです。
こばし
小橋順明作品展示レポ:ロマン美術館企画「内在する触感」その1
August 1,2016
山之内町立志賀高原ロマン美術館
2016年夏季企画展
Touch with Skin 内在する触感
会期:2016(平成28)年7月24日(日)- 10月10日(月・祝)
休館日:木曜日 8月11日(木・祝)、9月22日(木・祝)は開館
開館時間:9:00-17:00 (ただし入館は16:30まで)
入館料:大人500円、小人300円
出展作家 小橋順明、田淵三菜、疋田義明、西澤伊智朗、
耳のないマウス(松田朕佳、石射和明、石倉一誠、雨宮澪)
小橋、搬入のための2泊3日の長野出張をレポートしています。。。
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搬入初日、、、
AM3時に岡山を出発して、長野へ
途中、かねてより行きたかった、ある場所に立ち寄りました。
茅野市尖石縄文考古館
http://www.city.chino.lg.jp/www/toppage/1444796190237/APM03000.html
縄文のビーナス、仮面の女神で有名なところです。
長野は見るべきものが本当にアチコチに。。。
それにしても、本当にドライブ日和、晴天の長野
お昼過ぎ、ロマン美術館に到着。。。。
はっきりいってハードな旅。初日は段取りを打ち合わせする程度で本格的な展示作業は明日。。。。
なんて言っていたのに、、、
展示室を見ているうちにムズムズしてきて
いつの間にか開梱、そのまま搬入作業を開始してしまいました。
今回の2泊は
渋温泉でお世話になりました。
ゆったりした調子の老夫婦が営む歴史ある旅館
なんの予備知識もなく訪れたのですが
なんとなく旅館の部屋の窓を開けてみると。
てんこ盛りの一日は
温泉街の燈火とともにボヤボヤとまどろんで
溶けて行ったのでした。
翌日は搬入二日目、いよいよ本格的な作業に入ります。
(もう初日から本格的でしたが。。。)
こばしでした
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