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上海直前
いよいよ上海アートフェアである。




月曜日7日15時35分関西空港発の便で出発
    19時よりは今回大変お世話になった中国サイドの関係者の
    方々との会食で明後日よりのアートフェアの打ち合わせ。
火曜日8日朝9時より飾付、午後19時より22時までvip対象のプレビュー

そして9日より13日16時まで・・



細かい部分ではこのブログに書けないほど様々な
事があったが、その都度いろんな方にサポートしていただいた。
深く感謝している。


特に今回エージェントとしてサポートしていただいているFさん
には本当に頭が上がらない。その上に今回6日に先発していただき、
フェアのチェックインや荷物の確認、諸々の調整事項までも請け負
っていただいた、本当にありがとうございます。


傍で見ていれば、アートフェアに出展するだけじゃないか?と
思われるかもしれない。本当にその通りで、シンプルにはそれだけ
でしかない。しかし、今回準備を経験させてもらって様々なことを
学ばせてもらったのと同時に、如何に多くの方の暖かいお心で支えて
頂いているか・・改めて痛切に感じた。



このご期待に少しでも応えるよう頑張らなくてはならない。



結果は様々な形で想定できる


しかし本当に大事なのはなにか?


この数日前、大変お世話になっている方から一つの問いを
頂いた。



「あなたは、なにをもって成功とするのか?」



そうなのである。



アートフェアとはやはり手段なのだと改めて思う。



自らなにをしにいくのか、何のためのアートフェアなのか。



これを再度考え、抽象的かもしれないが



このCOMBINEの最初に掲げた理念と照らし合わせ



考え行動していきたいと思う。




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唐墨





先日出稼ぎ中に



ある居酒屋に立ち寄った。



メニューを見ていて



何気なく目に入ってきた文字



「からすみ」



日本三大珍味の1つ



このわた、うに、からすみ



当然”高い”



マスターに少しレクチャーを受ける。。




一般的には長崎のボラで作ったものが
有名であるが、香川県ではサワラを用いる。
この店のからすみは自家製、マスターの手作り
であり、その手間のかかることの甚だしさ・・




高いのも納得である。




ここまで聞いて頼まない訳にはいかないので
頼む・・・




出てきたのが上の写真・・




からすみをきゅうりと大根で挟んで食べる
というごくシンプルな食べ方なのであるが




からすみは当然のことながら塩辛い、が、故に
酒の肴として珍重されるわけであるが、酒飲みには
好都合のこの塩辛さも食べるということを中心に
考えれば、少し・・という面は否めない。



そこで中和させるべきのきゅうりと大根であろう
と想像しながら口に運ぶ。




口に入れた瞬間




あっ!



これは・・・




旨い、、本当に旨い。。




こうなるときゅうりと大根がかかせない・・




また逆にからすみの味の多様さの紹介にも
通ずる食べ方!




ゥーーーーン・・



所謂、中心の食材の強烈な味をただ中和させた
という意味のコンビネーションではない・・




改めて考えると



私もこのからすみきゅうり、大根のような
コンビネーションのような仕事の在り様を
常々考えているのではないか?と・・・



料理というレベルで考えれば、食材を特別
調理していない。




からすみはからすみ



きゅうりはきゅうり




大根は大根




それぞれの個性をそのまま存分に浮き立たせて
いる。



しかしこれを同時に味わうと



なんとも言えないハーモニーが・・




それぞれの強み、らしさ、が





COMBINEしている・・・





こういうCOMBINEが理想かな。。

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上海demonstration 5



彼の地へ作品到着の報あり。


輸入通関手続きが終りました。
7日朝 展覧館に配達する予定です。
8日朝 9時から現場で貨物を出展者に渡します。


早いものであと一週間



上海入りまであと5日・・







誉褒貶不足論


功名栄達非吾事


無生無死有任務


粉骨砕身期完遂





Gallery List

http://www.cnarts.net/sartfair/2009/eweb/gallery_list.asp

press release:news

http://www.cnarts.net/sartfair/2009/eweb/show.asp?id=1729

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上海demonstration 4
さぁ荷物も先週の金曜日に集荷。。




今回輸出手配窓口のS運輸のAさんが



自らトラックを運転して集荷に!




てっきりアタッシュ持って飛び回るビジネスマンか?
と思いきや・・・・



「なにを言うたはりますの!これでも昔はこれ乗ってたんですよ!」




へぇ・・・・・である。。屈強な男性を引き連れてきたので
てっきり立会いだけかと思いきや、荷物を乗せるや否や、Aさん
がドライバーズシート・・・・そしてこの言葉・・




確かに、、どんな仕事も、こういう下積みを経験しなくては
話にならない。机上の観念のみでグチャグチャ言われても



それは




腹が立つ!




”なにがわかっとるっんじゃ----!!汗かいたこと
あるんかい!!”



と、、、



案外根本的な論理である。




と、言うことで改めて出稼ぎ再開なのであるが・・





昨晩、出稼ぎ先で輸出書類に関するメールをチェック
すると、なんと不備が・・・



今日の朝、アシスタントの石本に細かく確認の指示を
送ると、即時返信。



「大丈夫です」



一先ず安心だったのであるが・・続きが・・



「実は・・・」



「どうした?」



「荷物の梱包が・・」



「またか?不安定って?」



「えぇ。。」



「輸出展示会部から?」



「えぇ。。」



「わかった」



最初の段階でもこの運輸会社の輸出展示会部から指摘を受けた、、

立位での輸出に向かない・・・混載時に保障できない、できません!!



との事であった。。




脆弱さがある。。



梱包の改造を・・・



しかし。。。
今から、変更・・・金も時間も、、、、うーーーーん。。



Aさんに相談した。



なにせ直接集荷してくれた張本人でもある
ここは彼に荷物の堅牢さを展示会部に示してもらおうと
電話した・・




「展示会部から荷物の堅牢さの指摘を受けたけど、、大丈夫やろ?
どう思うAさん?集荷したとき感じた?」



「あぁ、大丈夫やと思いますよ!展示会部のTですね、
その指摘、私が説明しておきますよ!まかしてください
私が集荷したから事情はよくわかってますから、ハハハ。」




「そうですか、じゃ、、よろしくお願いします!」




「ははっは!わかりました!」




なんてことない、すんなり!
やっぱり現場感覚!これやないか!と



一安心。






が!!!!





一時間後、、携帯が鳴る、、ディスプレイを見ると



Aさん




あ!解決やな!




と、、電話にでた




「お世話になります、先ほどはすいませんでした」





「いえいえ、それで、先ほどの件ですけど・・」




「えぇ、うまい事説明できました?」




「はい」




「そうですか、ありがとうございます。じゃ現状で大丈夫
ですね?」




「いや、補強がいりますね!」




「えぇ?」




「いやぁ・・やっぱり、上山さん、あのボリューム
やはり補強がいりますよ!」




「えぇぇぇぇ・・話が違うじゃないですかぁ!」




「そ、、そうなんですが!私も預かったとき、少し不安定さに
不安が・・・」




「えぇぇぇぇぇぇぇ?そ、そうなんですか?さっき言っていた・・・」




「そ、そうなんですけど、、、Tの言い分も
もっともで、、、、、上山さんの勢いについ私。。。。」



・・・う、うーーーん、、、とにかく
グチャグチャ言っていても・・・



結論が要る。。




・・・確かに、ボリュームは大きい、、
なんせ、COMBINEのアーティスト作品網羅である、しかも
大作中心・・・できれば、本当はもっと持って行きたい・・



「わかりました、わずかなお金を削って大事なものを
失っても詰まりませんから、お任せしますが!ところで
総額の輸送費用・・・・幾らですか????・正確には?」




「えぇ・・・まだ正確ではないですが・・・おおよそ
、、あくまでおおよそですよ、、、、●●万円です。。」




えぇぇぇぇっぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!





そんなに・・・





「そっ、それは”あかん!!”なんとかして・・えぇぇっぇ」




「な、、なんとかと言われましても、、、往復ですから・・
し、しかも私たち大半が立替払いで・・儲けなんか・・・・・
もう、、スズメの涙で・・くぅーーーー。。。。。。。。」



なにおぉ!とカッとなるが、、、、、




アホである。。。このとき初めて気づく・・




。。あっ!往復や!・・・あくまで展示会や・・・
なんの反応もない・・・これも大きな確率で存在する。。





そのまま帰ってくることも・・・





冷静に・・・
半額やと●●万円・・・うーーーん




そんな気もする。。。




しかもオールメンバー荷物。。。




呆然として電話を切った・・・




うーーーーん。。




アートフェアとはこうもコストがかかるものか・・




これはハッキリ言えるが、




あくまで直線的思考であるが、、





”無名作家”




をテンコ盛り”無名ギャラリー”が持って行っても




所詮マネジメントサイドは




短期、即売ではよほどの偶然が絡まなければ




”儲からん”。。。




正直・・””バブルーーーー!””という状況では
別だが・・・




そう考えれば、確かに東アジア地区で行われる
CやSという世界的なオークションにピックアップ
される方がいかにローコストでハイパフォーマンスの
プロモーションが可能か・・改めて感じた。。。




が、電話を切ってあることに気づいた!





・・・往復??と、、、言うことは





帰りに荷物が少なくなれば、それだけ帰りの輸送費は安くなる
当然折り返しでかかるわけではないはずだ!!





確認!!





「Aさん!確認し忘れたけど」



「なんです?」




「さっきの見積もり往復って」




「えぇ。そうですけど。」



「じゃ。帰りの荷物が少なければ総額は安くなるよな!」




「そうですよ!そのとおりですよ!



上山さん!だから頑張って売らなきゃ!」




。。。。。。。。。。。





なんで・・・




運送屋に





励まされるのか・・・・




・・・・・・・・・・・・・・





なんだかなぁ~



である。。







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上海demonstration 3
現在出稼ぎの最中であるが
昨日帰ってきた・・・


お盆休み前に発注したトライウォールが入荷
今日は朝からずっと出荷作業・・
シッパーの営業マンと最終打ち合わせ・・
保税書類の確認等、その他諸々の確認。。
明後日にはピックアップしてもらうということで決定。


その前に荷物の確認!


「えぇ?こんなに大きいんですかぁ??」


と怪訝な様子、いかにも


・・なに持ってくの?こんなに?大丈夫??・・


そんな感じが、、、作り笑いの表情から
如実に感じ取れたよ!


Aさん!


さて、打ち合わせ終了後


出稼ぎ中のメールを確認すると、アシスタント石本と
シッパー展示会部のTさんとのメールの応酬・・・・

そして


今回本当に細かいことにも親身に対応していただいている
エージェントのFさんとの、、これもメールの応酬・・・
よくまぁ・・・これほど・・


この方々がいなければ・・私たちはどうなるのだろうか?
と背筋に寒いものが・・・・


本当にありがとうございます。


まぁ私も・・


一昨日は出稼ぎ先でいつもお世話になっている
O様に相談、昨日はO様からのアドバイスで
jetroアドバイザーのT様と長時間の質疑応答・・・


そんな風に書くと格好いいが・・・
実際は子供が大人に教えてもらうようなレベル・・


21日にはエージェントFさんとの打ち合わせ、、、
あまりにも無知で“おんぶに抱っこ”では情けないので
自分なりの勉強・・・


O様、jetroのT様、誠にありがとうございました。


しかし、、


う------ん。。。難しい・・というか、よく分からない事が多いし


自分自身、知らないことが多すぎる・・・


未経験だから当然なのだが・・
あまりにも知らないので、、、、、、、、


自分自身に対し


なんだかなぁ~。。。という感じである。。


税体系の複雑?(不透明さの方が近いか?)さ・・回収方法・・・
この国に対して商売をかけるというのは、、、実際一筋縄ではいかない
ことだけは分かった。。日本から様々な、この業界の人が出向いているが
この部分に関して何一つ語られないのは一体・・・・・・・・・


誰に聞いても“一概には言えない・・”という言葉。。


はっきり答えてくれるのは


“なんせミラクルな国だから”という答えだけが


明確に帰ってくる・・・


。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


そんなこんなで月日は百代の過客にして・・・
いつの間にか上海アートフェア公式ホームページの
ギャラリーリスト&プレスリリース(NEWS)に掲載されていた・・・



今月末にはカタログが配布されるだろう・・・


と、なんとも他人事のよう・・



トホホ。。




Gallery List

http://www.cnarts.net/sartfair/2009/eweb/gallery_list.asp

press release:news

http://www.cnarts.net/sartfair/2009/eweb/show.asp?id=1729

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