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唐墨





先日出稼ぎ中に



ある居酒屋に立ち寄った。



メニューを見ていて



何気なく目に入ってきた文字



「からすみ」



日本三大珍味の1つ



このわた、うに、からすみ



当然”高い”



マスターに少しレクチャーを受ける。。




一般的には長崎のボラで作ったものが
有名であるが、香川県ではサワラを用いる。
この店のからすみは自家製、マスターの手作り
であり、その手間のかかることの甚だしさ・・




高いのも納得である。




ここまで聞いて頼まない訳にはいかないので
頼む・・・




出てきたのが上の写真・・




からすみをきゅうりと大根で挟んで食べる
というごくシンプルな食べ方なのであるが




からすみは当然のことながら塩辛い、が、故に
酒の肴として珍重されるわけであるが、酒飲みには
好都合のこの塩辛さも食べるということを中心に
考えれば、少し・・という面は否めない。



そこで中和させるべきのきゅうりと大根であろう
と想像しながら口に運ぶ。




口に入れた瞬間




あっ!



これは・・・




旨い、、本当に旨い。。




こうなるときゅうりと大根がかかせない・・




また逆にからすみの味の多様さの紹介にも
通ずる食べ方!




ゥーーーーン・・



所謂、中心の食材の強烈な味をただ中和させた
という意味のコンビネーションではない・・




改めて考えると



私もこのからすみきゅうり、大根のような
コンビネーションのような仕事の在り様を
常々考えているのではないか?と・・・



料理というレベルで考えれば、食材を特別
調理していない。




からすみはからすみ



きゅうりはきゅうり




大根は大根




それぞれの個性をそのまま存分に浮き立たせて
いる。



しかしこれを同時に味わうと



なんとも言えないハーモニーが・・




それぞれの強み、らしさ、が





COMBINEしている・・・





こういうCOMBINEが理想かな。。

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