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新作です!(作品紹介4)
いよいよ今週25日より、

個展が開催されます。

本日午前中に作品を納めてきました。

いよいよ明日搬入です。

それに先駆け、

新作の紹介もかねて作品を紹介

して参りたいと思います。

本日のテーマは「ゲーム」です。

たんに子供の「遊び」という感じ

では無いので「ゲーム」とします。



「プレイ ザ ゲーム」パネルに油彩 SM



「切札」パネルに油彩 SM


この二点が新作です。



「確率」パネルに油彩 SM




トランプとサイコロです。

この二つのモチーフは玩具、おもちゃ

という面も持っていますが、

ギャンブルやマジックなど

大人が楽しむエンターテイメントに

よく使われているイメージを私は持っています。

特にギャンブルなどはのめりこめば

自らの人生を大きく変えることもあります。

私自身は競馬や競艇など賭け事はしたことがありません。

しかし、賭け事が好きな人の気持ちもわかります。



トランプとサイコロ

どちらも誰もが一度は手に取り

遊んだことがあるのではないのでしょうか。

大人になりあまり遊ぶことはなくなりましたが、

私も昔は良く遊びました。

私は四人兄弟で上に姉、下に妹と弟がおります。

毎年正月になると親戚などからお年玉をもらいます。

4人いたので合わせると結構な額になります。

私が小学生のある年それを見た父が

「それぞれのお年玉を賭けてゲームしよう。」

と言い出しました。

お年玉をとられるのが嫌で

兄弟皆が参加を渋っていると父が

「今より増えるかもしれへんやろ。」

と言いだし、結局その口車に乗せられ

参加することにしました。

麻雀牌を使ったドンジャラやら

トランプを使った遊びを教えてくれました。

自らのお年玉を賭けてするゲームは

普段子供同士でする遊びよりも遥かに楽しく、

得体のしれない興奮を感じたものでした。

勿論、実際にお年玉を没収される

なんてことはなかったのですが、

あの時味わった「何かイケナイことをしている感じ」

や高揚感は忘れることができません。

そんな思い出もあり、

サイコロやトランプを見ると

未だに少しドキドキします。




松本央洋画展 「光と陰」

松坂屋名古屋店 南館6階美術画廊
http://www.matsuzakaya.co.jp/nagoya/garou/

2月25日〜3月3日


【お問い合わせ】
COMBINE office
〒600-8824
京都市下京区二人司町21番地
TEL.075-754-8154 FAX.075-754-8154
http://www.combine-art.com
メール
http://combine-art.com/html/office/oc_contact.php


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作品紹介3
本日も作品を紹介してまいりたいと思います。

本日のテーマは「リンゴ」です。



「A#1」 パネルに油彩 F3号




現代の日本において季節問わず

スーパーなどで手に入れることができる

身近な果実の代表格ともいえます。

私がモチーフとして「リンゴ」を選んだ理由

として身近なもモノであるというのは

重要な点の一つです。

今回の個展のステートメントでも描きましたが、

何気なくテーブルに置かれたリンゴに

光が当たることによってできる、

陰(影)の表情によって

この感じを描きたい、という欲求が

生まれることが私にはあります。

別にリンゴに限ったことではないのですが

日常的に身の回りにあるもので、

良く見慣れたものが見せる

一瞬の表情に強く惹きつけられることがあるのです。






「A#2」パネルに油彩 F4



リンゴは西洋の油絵のモチーフとして

多くの画家に描かれてきたモチーフです。

聖書のアダムとイヴが食べた

「禁断の果実」がリンゴだったという説があり、

その象徴として扱われてきた歴史があります。


また現在で「リンゴ」というと、

iphoneで有名なApple社のロゴを思い浮かびます。

多くの人がiphoneをはじめとする

Apple社の製品を使っています。

かくいう私もその一人です。

iphone無しの生活など考えられないくらいに

私の生活に入ってきています。

何かわからないことがあれば

すぐに取り出し調べてしまいますし、

衝動的に機器をいじっていることも多いです。

確かにすごく便利なのですが、

これらIT機器によって自分の頭の能力は進歩したのか、

というと疑問が生じます。

たしかに、恩恵を受けている部分はあります。

しかし誰もが気づかない所で

失った部分もあるような気が私にはするのです。

それが何か今の私にはわかりません。


とかいいながらも、

一度この恩恵に預かってしまったら、

きっともう二度とこのテクノロジーを

手放すことはできないでしょう。


まさに現在の「禁断の果実」。





「離」 パネルに油彩 F10


松本央洋画展 「光と陰」

松坂屋名古屋店 南館6階美術画廊
http://www.matsuzakaya.co.jp/nagoya/garou/

2月25日〜3月3日


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作品紹介2
昨日に続きまして

本日も作品の紹介をしてまいりたいと思います。

今日のテーマは「風景」です。




「風抜ける坂道」パネルに油彩 10F



私はよく車で京都の美山や京北町方面へいくことがあります。

別に何か目的があるわけではなく、

ただボーっとしています。

街中の建物が密集した場所からの解放感と

綺麗な空気、あとは山や木々の匂いを

嗅いだり、川の流れを見たりすることで

身体の中が満たされていくのを感じるのです。

そうして、ある程度自分の気持ちが

落ち着いたとき、

何て美しいんだろうかと感じるとともに、

描きたいという欲求が出てきます。


今回ご紹介する作品の元となる場所は

全て京都の南にある木津川の付近です。

実際に現地へ行き身体の五感を通して感じたことや

思ったことを絵にしています。

ですので、現場そのままを描いているのではなく

実際の風景を元にしながらも

絵にする際に少し改変は加えています。




「川辺」パネルに油彩 8F


私はこの年までずっと京都の町中で暮らしてきました。

なのでいわゆる自然の森や、田畑に接して

暮らしたことはありませんでした。

しかしながら、

母の実家が田舎で

そこへ帰省する機会は何度かありました。

そこは宮崎の山奥で

周りには田んぼと畑しかなく、

夜は真っ暗で自分の足元すら見えない。

近くのスーパーまで1時間ぐらい歩いてかかる。

不便な環境なのですが、

幼少のころ、そこへ帰省するのが楽しみで

仕方ありませんでした。

短い滞在時間だったのですが、

そこで虫を捕ったり、川で遊んだり

することが子供の時は

街中ではできないことばかりで新鮮で、

ある種の特別な体験、イベント的な要素があり、

楽しかったのだと思います。


そういう感覚を私は今も

こういう舗装されていない草の生い茂った道を

歩いた時に、ふとした森の匂い、風の感触で

思い起こされるのです。

私にとっては上記のような思い出ですが、

人の数だけこういった心の風景はあるように思います。




「野の道」パネルに油彩 10F


松本央洋画展 「光と陰」

松坂屋名古屋店 南館6階美術画廊
http://www.matsuzakaya.co.jp/nagoya/garou/

2月25日〜3月3日


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作品紹介1
FaceBook上において

"Facebook Art Challenge"という企画に、

参加させていただく機会がありました。

毎日テーマを決めて自分の作品を、

紹介するという企画です。

そこで自分の作品を振り返る良い機会

となりましたので。

こちらのブログでも少し内容は変えると思いますが、

やってみたいと思います。

今日のテーマは「m&m’s」です。



「チョコレートホリック」パネルに油彩 SM


そのテーマの通りチョコレートのお菓子

「m&m’s」を描いた連作です。

同じような形態のマーブルチョコではなく

m&m’sを選んだのには理由があります。

一見可愛らしい小さな丸い形状を装っているのですが、

その色使いたるやおよそ食べ物とは思えない

海外のお菓子特有の

毒々しいまでの色の鮮やかさをしています。

その点が気に入りモチーフとして選んだのでした。



「C」 パネルに油彩 SM



見た目にもジャンクで、裏の表示にも合成着色料

と思しき表示もあり、

今の私にはこれをとても食べ物として受け入れがたい

気持ちで見ていました。

自分でも食べようと思ってかわないですし。

しかし、自分の子供のころを思いだすと

このようなカラフルに色づけされたお菓子を

結構食べたかった記憶があります。

あまり、市販のスナック菓子などはおやつ

として食べた記憶がなく、母の実家から

送られてくるイモや柿、みかんやりんごなど

季節のものを食べていました。

今思えばすごく健康的で良いのですが

子供心に、TVCMでやっているような

子供向けのおやつ、駄菓子などを

食べたくて、親にせがんでいました。

そんな要求は当然一蹴されるのですが…。

でやっぱり一度は食べてみたくなり、

自分で好きなおやつを買える機会を得たときに

粉末を水と混ぜて作るジュースや

同じように粉を水と練って食べる某お菓子

を買って食べてみたのですが…






まずかったです。




自分の頭の中に思い描いていた味と違う、

水と粉を混ぜたりしているときはすごく

気分が楽しく高揚感があったのですが、

そこがピークで実際の食べ物としての

味は期待はずれでした。

要は大人が作り上げたTV、CMなどのイメージや幻想

パッケージの装飾や綺麗な色に洗脳されていたのと、

子供向けのお菓子ということで

食べるというお菓子という側面と

遊ぶというおもちゃの二つの側面があり、

主に遊んで楽しいということに重点が

おかれている為に味は二の次なんだと思います。

この手のお菓子が食べられないことはないですし

好きな人もおられると思うのですが、

私はわざわざ食べないです。

そんなことを思い出し、

この「m&m’s」

の過剰なカラフルな色のおくにあるものを

考えてしまいます。




「環」パネルに油彩 SM




松本央洋画展 「光と陰」

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展示イメージ
松坂屋名古屋店さんで開催させていただく

私の個展まで残り一週間を切りました。



昨日は、ギャラリーにて打ち合わせでした。

搬入する作品を決めるのと

展示のイメージをつかむために

ギャラリーの二階部分を使い実際に作品を

並べました。

まだ完成していないものも含め

新作も4点ほど持ち込みました。

展示会場と大体同じスペースということで

私もはじめに並べさせてもらいましたが、

それぞれの作品の関係や大きさ色など

多くの要素が絡みあい難しく

ただ順番に作品を置いただけになってしまい

頭を抱えました。

その後並び替えてもらうと見違えるようになり、

感嘆いたしました。

場所の大きさがほぼ同じとはいえ、

実際現地での展示とは異なることがあるとはいえ、

現場のイメージを掴むことができました。

すいません私が写真を撮るのを忘れていたため、

その画像はありません。





その後、いろいろと上山さんと話をしました。

私がいま置かれている状況や、

私が進もうとしている画家という道について、

その覚悟と責任について教えていただきました。

本当に鏡のように自分を見つめる、

自分の行いが自分だけでなく、

周りの人々をも巻き込む。

そういう事をしているんだと切に感じます。




松本央洋画展 「光と陰」

松坂屋名古屋店 南館6階美術画廊
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2月25日〜3月3日


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