RECENT POSTS
いのちなど。。。小橋順明のご案内。

一年ぶりの京都での個展がはじまりました。

ぜひお立寄り、ご高覧いただきたく
ご案内申し上げます。

■■■■■■■■■■■■■■
小橋 順明 Ceramic works 『いのちなどないのに』
2016.12.02 (fry) - 2016.12.11 (sun)
OPEN : 12:00-18:00
期間中無休
■■■■■■■■■■■■■■
え~

裏話ですが

ギャラリストの上山さんには大変申し訳なかったのですが
具体的な展示プランを当日まで出せませんでした。
どんな作品がどう飾られるかも。

正直ギリギリまで悩んでいました。

・個々の作品周辺の空間を作る
・個々の作品を個々に成立させる
・それぞれの作品を関係させる
・展覧会全体を作品化する
・作品の未来への足掛かりを作る
・美術として妥協しない

全てを満たす展示とは。

上の条件は言いかえると
個々の作品の魅力を感じさせながら
僕の作品制作全体の本質を明確に伝え
この全体の印象が個々にフィードバックするようなこと。

材料がそろうのもギリギリなら
プレゼンもギリギリ。
不惑を迎えたと言いながらも
それは他人の言葉に対してブレなくなったくらいのことであって
作品に関してはいつも
雲をつかむような状態。

だから
当日まで何がどう出てくるかわからない。
不動産業なレンタルギャラリーと違い
コンバイン=バミギャラリーは完全なるプライマリーな企画画廊ですので
基本的には許されることではないのですが・・・
やはりギリギリまで弓を引きたい。。

作品の制作状況を問う電話がちょこちょこ鳴るものの
基本的には信頼して見守ってくださっている。
さぞかし不安だったと思うのですが
どんなものが出てくるか期待もしてくれている。
SNS上ではおそらく不安であるはずが敢えてハードルを上げる投稿をされるなど
突き刺すようなプレッシャー。
さあ、乗りましょう、ともに、泥の船に。

個々の作品は販売するものであるのは当然だが
インスタレーションをしてよい、むしろしろ、
という言葉は(そう聞こえただけかも)
一つのスイッチでした。
このギャラリーで
美術館レベルの緊張感ある空間を作る。
どんな広い物理的空間も取り込むことが可能な最小単位を作りたい。

この画廊のサイトスペシフィックな個性も
最大限に利用させていただきながら。

そうして
今回の展示は出来ました。

これでよし、というベストに持ってきたつもりですし、
会期始まり、鑑賞してくだる方も作品と空間の
緊張感を感じながら
作品と対峙してくださっているというのが
僕にも伝わってくるという手ごたえもあります。



しかし、ひとつだけ。
やっぱりこれは
記録が難しい。
やはり、実際に足をお運びいただいて
この磁場のようなものを体験していただきたいです。
11日までです。

そして
次の展開に向かって僕もさらに違う姿に。
常に成長していきたいものです。

次は来年2月、ついに
地元での発表を予定しています。
詳細は追ってお伝えします。








▲TOP