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関西のおば様
本日電車で移動していると、
2:2の4人席にひとりで座っていた僕の周りにおば様方が賑やかに着席されました。

そして発車早々ひとりのおば様が

「ほらこれ!あめちゃん!あめちゃん!」 (おば様A)

そう言って他の二人に配っていました。


大学生の頃、電車でよく旅をしましたが、このおば様方のあめちゃんトレードは特に関西の電車で頻繁に遭遇します。

僕は音楽を聴いてたんで、おば様方から視線を逸らし外の景色を眺めていました。
するとあめちゃんおば様が僕の足を小突いて

「兄ちゃん!あめちゃんや!あめちゃん!」(おば様A)

と言って僕のイヤホンを外させました。

「いや。そんなんいいですよ。悪いです。」 (僕)

といって断るも

「ええんや!兄ちゃん!甘いのはええんやで!」(おば様B)


といって半ば強引にあめちゃんを握らせてくれました。
それも1つではなく3つ。






そのあめちゃん その名を 冷酒キャンデー

おば様のハイセンスを感じさせるチョイスに戸惑うのと同時に僕はかなり動揺しました。

なぜなら、僕はお酒が苦手なのです!

飲めないんじゃないんです!苦手なんです!


いくらお菓子とはいえ、お酒の香りさえも苦手な僕は、最高の笑顔とともにさり気ない仕草であめちゃんを鞄に入れようと試みました…
するとおば様は

「なんや兄ちゃん!食べへんのかいな?これ美味しいで~!」(おば様A)

「いや、せっかくなんで後でゆっくり頂こうかなぁ~と…」(僕)

「ほんなら…はい!」(おば様A)

そう言ってさらにもう一個あめちゃんをくれました。もちろん冷酒。


もうだめだ…観念して飴を口に。(包みを開けて口の中に入れるまで三人のおば様に凝視)

これは! 食べてみるとなかなか…

といいたいところですが…


だって冷酒キャンデーですよ。よりによって。

結局口から吐き出すわけにもいかず、飲み込むのも忍びないんでしっかり頂きました…


でも、こういうのって暖かくていいですよね。
電車の車内という少し重苦しい殺伐とした空間が一気に柔らかくなりました。
こんなおばちゃん大好きです。



そして、
冷酒キャンデーに引きつった笑顔を浮かべる僕に気づかず、おば様方は嬉しそうに


「あっ!あかんわ!このあめちゃん!飲酒運転になるんちゃうの!?」

「なにゆってるんよ!あんた電車の運転手ちゃうやんか!」

「あっはっはっはっ!」(おば様一同)


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永吉さんと…
18日の夜、お食事の席にご一緒させていただきました!

永吉さんのお友達の方、上山さん、ゆきさん、そしてもちろん永吉さんご本人。

僕は少し緊張していましたが、皆さんの話すこと一つ一つが魅力的でとても楽しい時間を過ごす事が出来ました!
特に後半の上山さんと永吉さんの戦争討論は、目まぐるしいほどに白熱していてとてもいい刺激になりました!

永吉さん!皆さん!また是非ご一緒させてください!


BAMIギャラリーがバスで30分程の所にあるおかげで、様々な作家さんにお会いする機会を頂いています。
色んな作家さんとコミュニケーションをとれるいうのはとてもありがたいことなので、COMBINEの皆さんには感謝です!


さて、ワタクシの制作状況ですが高松に行ってからなかなかの集中力を発揮できている気がします。

未だカブトムシに苦戦はしているのですが…




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初高松!




先週の火曜日から高松に一泊の小旅行に行ってまいりました。

というのは、
スケジュールの欄にも上がってきていますが、なんと12月に個展が決まりました!

今回の小旅行はその挨拶及び視察を兼ねてのことで、
高松の天満屋に向かいました。

道中はCOMBINEの鳥居さんと二人話しっぱなしのあっと言う間の3時間でした。僕の閉じない口に付き合っていただいて、その上3時間に及ぶ運転をしていただいた鳥居さんに合掌。


そして高松に到着し、先に高松入りされていた上山さんと合流。
早速その足で天満屋の画廊に向かいました。


やはり広いです…


三月に初めての個展をさせていただいたBAMIギャラリーの2.5倍程でしょうか。
このスペースを自分の作品で構成していく、そしてそのほとんどを新作で…


そんなことを考えていると、以前京都でお会いした青野さんと青木さんにお久しぶりにお会いしました。
お二人がお仕事をされているのを見るのが初めてだったので、とても新鮮な気持ちで見ていました。

画廊での展示換えの作業を存分に見せていただいた頃にはすっかり夜になっていて、皆さんと共に晩御飯へ。


画廊関係者の方やCOMBINEの方の様々なお話に耳を傾けて、僕も相変わらずべらべら喋り散らし、楽しいひと時を過ごしました。


そして今回自分が見に来たのは画廊のスペースだけではないのだと思い知らされました。


作家は作品を創る。そしてそれは世の中に出た時に初めて客観的価値を含んだものとなる。

この単純な構造がいかに多くの人とその労力によって支えられているのかを今回、目の当たりにしました。



僕は人と人との関わり合いが好きです。


作品を創るというのは孤独な作業ですが、僕は作品を創る上で常に多くの人を思いながら描いています。

作品が人の前に展示された瞬間、何ヶ月間も作品に詰め込んだ沢山の思いが一気にその人に開け放たれます。
そこで生まれる感情や笑顔、それを感じ取ることが僕の最高の喜びです。

このために多くの人が僕の後ろで背中を押してくれている。
このことを今回肌で感じ、今までに無い感覚に視界が広がっていくのを感じました。


プレッシャー等はもちろんありますが、
それよりも様々な人と繋がっている喜び、そしてそれがどのように広がっていくのかという期待のほうが大きいです。


よし!頑張らな!



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カブトムシ


こんにちわ!
いよいよ暖かくなってきました!
ワタクシは、個展も無事終え今は制作に専念しております。

専念はしているものの、去年の年末から制作しているF100号のカブトムシの絵が、なっかなか完成しません…
もう少しで4ヵ月経ちます…
もともと描くのは早いほうなのですが、今回の絵はなかなか言うことを聞いてくれません(涙)

なんとか今月中旬には完成させないと…!

ということで、画像はそのカブトムシの絵のために制作した、簡易模型です。
面倒くさい作業ですが、この模型を用いずに制作すると全然雰囲気でないんです。




次の画像は、これまたカブトムシの絵のために用意したカブトムシの標本です。
これも本物がないと話になりません。
ネットでなんとか見つけたカブトムシの天日干し(?)を温めて、ポージング固定させたものです。

制作するときはこの標本を持ちながら行うんですが、先日うっかりとしていて椅子に置きっぱなしにしてしまいました。

そして気付かずに座ってしまい…


「パキッ」


という乾いた音がお尻から聞こえると同時に、激痛が走りました。
カブトムシの逆襲です。

角がお尻に刺さりました。

制作しようと思っていたその日、結局カブトムシの標本パズルが深夜まで続きました…

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ありがとうございました!

3月2日からBAMIギャラリーにて開催させていただいる
釜 匠 個展「枠の中」 

本日無事終了いたしました!

沢山の方にご来場いただき嬉しく思います。
COMBINEの皆さんにもとてもお世話になりました!
本当に皆さんありがとうございました!


初めて個展というものを経験して、自分の作品だけの空間で考えることが沢山ありました。
気付くことができたものは良いものも悪いものもあります。
良いものはこれからの作品にも込めていけるように、見失わないようにしたいと思います。
悪いところは…そりゃもう沢山あります。
この両手に溢れんばかりの悪いところは、この個展で得た一番の宝だと思っています。
次の展示で一つでも解消されるように進んでいきたいと思います。


そして今回個展をして一番嬉しかったのは、多くの人に出会えたことです。

自分という人間がどんな素敵な人達で形造られてきたかを再確認しました。
家族、友人、恩師、久しぶりに出会う人も沢山いて、その人達が自分というものを通じて同じ空間に集まるのは、何ともいえない感慨深いものでした。

その他にも、偶然ギャラリーの前を通って寄って下さった方、新聞等を見てわざわざ遠方から見に来て下さった方、多くの方に見ていただき、意見を頂いてとても励みになりました!


そして!
本日最終日ということで!

最後のお客様はどんな方だろうとワタクシは密かに心待ちにしていました!

そして夕方頃携帯にメールがあり、高校時代の美術部後輩が来てくれることになりました。
時間も時間だったので彼が最後だなと思い、楽しみに待っていました。

しかし彼はなかなか来ず…

「大丈夫かな」と心配しだしたころ、またもや携帯が鳴ったんです。



「釜先輩!間違って釜先輩の家に行ってしまいました!」







だれが自分の家で個展すんねん…


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