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アートコレクターズ2月号
皆様明けましておめでとうございます。





はっ!と気付けばまた少し更新が滞っていました…

今年の干支は亥(イノシシ)です。
12年で一回りする干支の最後を締め括る年なので、今年は何か一つの区切りのようなものがあるのではないかと感じています。
しっかりと悔いのない一年にしたいと思います。




今回はお知らせを一つ。

本日発売のアートコレクターズ2月号に掲載していただきました。







巻頭特集<引用の美学>にエッシャーへのオマージュ作品「Dear ESCHER」が掲載されております。

是非誌面にてご覧下さい。






そして話がガラリと変わりますが、先日初めて京都鉄道博物館に足を運びました。





幼少期から乗り物全般には興味のない子供でしたが、それでも間近で見る懐かしい車両には大興奮でした!





新幹線といえばこの形。





電車ではないですがミゼットには興奮しました。





しかし何より一番興味を惹かれたのは、なぜか置かれていた船の模型でした…
これは欲しかった…

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岡山訪問日記2018
8月4日から5日の2日間に渡り岡山を訪問しました。


目的は、

"備前焼体験"

そして、

"四つ手網漁"


昨年も今年も夏はまとまった休みを捻出できず、これといった夏イベントが久しく無かった中、ついにきたかと楽しみにしていた岡山訪問。

今回はその模様をお届け致します。


4日の朝に車2台で京都を出発!
岡山に到着して、今回の旅の立役者である小橋順明さんと合流!





備前焼作家である小橋さんには備前焼体験での指導は勿論、なんとその後の焼成までしていただきまさした。
また、四つ手網漁の手配までしていただき本当に何から何までお世話になりました。
小橋さん本当にありがとうございました。





まずは腹ごしらえ!
昼食にホルモンうどんをペロリと平らげて早速、備前焼体験の場である小橋さんの工房へ。





普段触れる事のない陶芸家の制作現場に興味津々。





窯や薪などについて小橋さんが丁寧に説明して下さりました。








そしていよいよ備前焼体験へ…!





まずは小橋さんによるレクチャーから開始です。
話されている手元で手際よくあれよあれよという間に器が出来上がっていき衝撃を受けました…

画家、彫刻家、漆作家など様々なジャンルの作家が集まりましたが、皆ほとんど初となる備前焼だったため真剣に指導に聞き入っていました。

レクチャーの後、ついに実際の制作へ…!

小橋さんが話されていた事を思い出しながら、その通りに制作しようと試みるも…

これが…

やはり実際に作ると難しかったです…





小橋さんのフォローにより苦戦しながらもなんとか形にすることが出来ました!

自分の肩書きや経験等忘れて一心不乱に土を触る時間は、素直に楽しく感じられました。
貴重な経験を本当にありがとうございました。


あっという間に感じられた備前焼体験を終え、次は念願の四つ手網漁!


…と、その前に少し寄り道をして観光へ。







はだか祭りで有名な西大寺とその付近にあるレトロな町並みを散策。





そして今度こそいよいよ四つ手網漁へ…!

この四つ手網漁とは岡山で古くから行われてきた漁の一つで、四角錐の網を海中に沈めて光に集まった魚を引き揚げるというシンプルな漁法です。





目の前に現れたのは海沿い(というか海の上)にそびえ立つ四つ手網小屋…!!





暗くなってからが本格的な漁の始まり!
それまでは小屋の前で海を眺めながらのバーベキュー!





洋画家M本氏の出で立ちがこの夏の素晴らしさを物語っていますね。






夕暮れが美しかったです。

そして夜になり四つ手網漁には続々と獲物が!!
主に小魚なのですが、中には…





イカ!!
ベイカと呼ばれるイカだそうです。
獲れたてを直ぐに調理して食べました。
美味!!







様々な種類の獲物が網に掛かる中、度肝を抜かれたのはこの"エイ"!!
裏側が可愛過ぎるので逃がしてあげました…


バーベキューに漁に酒盛りと思う存分夏を満喫しましたが、それだけではありません…

なんとこの四つ手網小屋…

カラオケ完備でした!





エアコンも完備なので、一息して涼みながらのカラオケに時間を忘れ盛り上がりました!

そして盛り上がり過ぎて時間を忘れ…





撃沈。

倒れ込むように就寝。



5日早朝。




朝からスイカで水分補給。
そして、小屋を綺麗に片付け怒濤の四つ手網漁終了です。





帰り道にも観光をしました。

…が、
前日の四つ手網フェスティバルの疲れが残っていたのか少しバテ気味でした…





しかし、そんな中でも美しい海の景色は心にしっかりと残るものとなりました。


とにかく楽しかった。
あっという間の2日間でした。




と、ここで終わるわけにはいきません。

備前焼体験で制作させていただいた作品。


小橋さんに焼成していただき完成したものが先日ついにギャラリーに届きました!





実物を拝見した時はとにかく驚きました…
私が作った形は置いておいて、何よりもまず質感と色に衝撃を受けました…!
写真ではわかりませんが、美しい黄金色を発色しています。





これもひとえに小橋さんの長年の経験のなせる技なのだと感服しました。





ダンゴムシも制作しました。
こちらも美しい質感と色彩です。


この作品は明日8月23日からBAMI galleryにて開催される展覧会に展示していただきます。
普段とは違い、ずらりと陶器が並ぶ少し雰囲気の違うギャラリー空間になりました。

皆様是非お越し下さい。

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2017
今年は沢山の出来事があったにも関わらず、それに反比例するかのようにブログの更新が滞ってしまい反省しております。


気付けは2017年も残すところあと数日。
せっかくなので、簡単ではありますが振り返りながらご報告をさせていただきたいと思います。


まずは3月に初の広島となる福山天満屋での個展がありました。





8月には初の地元大阪個展となったあべのハルカス。





そして、10月には台湾のArtTaipei2017におきましてCOMBINE/BAMIgalleryのブースより個展を開催していただきました。








2月には第二子である長男も誕生し、公私共に変化に富んだ一年となりました。



そして大学卒業10年の節目という事もあり、今までの画業を振り返ると共に、
それを踏まえてこれからどのような歩みで画業を進めていくのかを強く考える1年間でした。


よく「おかげさまで」という言葉を耳にし、私自身も頻繁に口にしてきましたが、
今年ほどこの「おかげさまで」という言葉を何度も強く胸に感じた事はありませんでした。


10年近くも画家をしていれば、それこそ沢山の方々を巻き込んで歩みを進めることになります。

まずは家族、友人。

そしてギャラリストやコレクター、売り場の方々。
画家として10年歩みを続けてこれたのは一重に沢山の方々の"おかげ"であり、また同時に"主犯"としての責任も募っていきます。


それらをしっかりと全て受け止めて胸を張って歩みを進める。

そんな2018年にしたいと強く思います。


釜 匠

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2周年の宴
14日をもちまして、「4展」無事終了致しました。

御覧いただいた皆様や関係者の方々に深く御礼を申し上げます。
誠にありがとうございました。

最終日の14日には、BAMIギャラリー移転2周年を祝した宴も催されました。







ギャラリー関係者、作家、お客様などなど総勢20名前後の人でギャラリーは賑わいました。

外は生憎の雪(!)でしたが、ギャラリー内は人々の熱気でポカポカしておりました。







この日のメイン料理(イベント)としまして、作家の松本氏による『しし鍋』が振る舞われました!

つい半月ほど前までご存命であられた猪様は、松本氏の故郷の宮崎で松本氏自身立ち合いの元捕獲された貴重な食材です。







しかも、松本氏の親族の方も「最近ずっと捕れていなかった」との事だったので、尚のこと貴重です。
この新鮮なしし肉は捕獲直後の適切な処理の甲斐あって大変美味でした。
私は人生初のしし肉だったので大変感激しました。

松本氏ありがとうございました。
そして、猪様ありがとうございました。
ご馳走様です。







宴は続き愉しさが増す事に比例するように雪も強まって、外はすっかり雪景色。

歳の差40にも及ぶ立派な大人達がお酒と雪の効果によりギャラリー前で勃発したのはプチ雪合戦。

「お酒と雪って大人をこんなにもダメにするんですね」

と誰かが呟いた言葉が吹雪に乗って聞こえてきた気がしました…







記念撮影。
誰が誰だかわかったもんではありませんが、皆良い笑顔でした。

ただ、酔っぱらいはじっと出来ないので誰かしらブレます。







記念撮影2。
『4展』展示中のギャラリーでパシャリ。

やっぱりここでも酔っぱらいはブレます。







今回でギャラリー移転2周年ですが、私がこのギャラリーにお世話になってからは丸8年が経ちました。

色んな事が沢山ありましたが、どれも貴重な経験となり私の血肉となっています。


今回の宴はとても愉しかったです。

それは、この場所に関わったそれぞれの人間がそれぞれに持ち寄った戦果や想いが渦を巻いて、その渦が集約して"場"そのものが作られているからなのだと感じました。

それぞれの闘いは個々で違えども、全員が集まったこのような機会にはそんな風に感じるのだなぁと思いました。


2017年。

それぞれがまたそれぞれの闘いに身を投じますが、来年またこうして愉しく過ごすためにも私は私の最善を尽くそうと思いを強くしました。


皆様、大変お疲れ様でした!

ありがとうございました。










ちなみに、翌日の京都嵐山はこんな雪景色でした。







寝不足の私は娘に叩き起こされ、前日の余韻に浸る間もなく近所の子供達からの雪玉の犠牲になりました。







そしてそんな飼い主を気にせず、我が家の愛犬はせっせとレモンかき氷の量産に励んでおりました。

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2017年あけましておめでとうございます。
皆様新年あけましておめでとうございます。

世間は連休中なので、まだお休みの方もおられるかと思います。
我が家も娘が大変長い連休なので、なかなかに慌ただしい毎日を過ごしています…

2017年になり1週間が経ちましたが、
現在BAMIギャラリーでは恒例の「4展」が好評開催中となっております。





今回のテーマは「ハレとケ」です。
私は電球をモチーフにした2枚組の新作を展示しております。





『明冥』
2016/333×484mm(F4×2)/木製パネルに麻布・アクリル絵の具

展覧会は今月14日までですので、皆様是非よろしくお願いいたします。




今年は現時点だけでもBAMIギャラリーでの個展と百貨店での個展が計3回開催予定です。

そのうち1回は自身初となる地元大阪での初個展です。

大学を卒業して10年の節目にこのような機会に恵まれた事を大変有り難く、嬉しく感じています。

2015年は悩み考える事が多く

2016年はそれが解決し歩み出す年でした。

2017年は歩みを強めながら、作家としてよりタフになりたいと考えています。

そして、私事ではありますが2月に第2子が誕生予定です。

作家として人として、父として、強い自覚と共に精進して参ります。


皆様、本年もどうぞよろしくお願いいたします。




釜 匠

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