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釜匠個展スタートします!
いろいろ心配したことも


ありましたが無事開催を迎えられました。


本日より30日まで開催しておりますので


皆様是非おたちよりください。


心よりお待ち申し上げております。

























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TV取材で感じたこと
案じたTV局の取材ですが



本日無事終了いたしました。



実は



あの適当な住所を送った翌日



ディレクターの方より電話が入り




「今、台本をメールで送りましたのでご確認ください!」




という連絡・・・・



だ、台本・・・



早速メールを見ると



凄い、確かに台本!!



アナウンサーの人の作品を見た時の感想から




質問内容まで、想定される項目が列記されている・・・



タイムスケジュールも綺麗に固められていて


3時には必ず現場を離れる!という台本の注意事項!



というのもアナウンサーの方が6時からの本番に
出演のため5時には放送局へ帰らなくてはならない
事情であった・・・



あらかじめディレクターに



こちらで準備しておくモノや、しておく事をお聞きし
田村さんと打ち合わせ・・・



そして本日




予定通り午前中ギャラリー及び作家の取材












午後より工房




移動車中にての取材等々・・・





予定通りに取材が進み
3時を少し回ったのだが無事終了・・・・





私はすべての取材に立ち会ったのだが、今回の
撮影を見てTVの仕事のプロとはこうもテキパキ
と手際よく仕事をこなすのか?と感心しきりだった・・



そして、TVとは、これほどまで丹念にカメラを回し、
納得いくまで何度も何度も撮影するのか???



と言うことにも感心させられた・・・



途中、寒風吹きすさぶ中、外での撮影、



山から吹き下ろす冷たい風



ディレクターもアナウンサーも
カメラマンもその助手も何度も何度も長い時間をかけ
納得いくカットを撮り続けていた・・・・










適当にすれば訳なく終わる?というような事も
見ていて思うところだが、、



とにかくディレクター、カメラマン双方が納得いく
絵が撮れるまで続けていた・・・



それが当たりまえの世界であり、後ろから見ていた
私のそのうよな軟な感情など・・・実に恥ずかしいもの
に感じた。。。。




公共の放送という責任感は



確かにすごいものがあった。。。




私は



今回の取材について



このクルーのディレクターの方にどうしても聞きたいこと
があった



それは



なぜ来ていただけたのか?



当然田村さんの作品の素晴らしさということが前提で
あることは間違いなく、そしてその素晴らしさを知って
いただきたいために我々はメディアにプレスリリースを多
数郵送している。だから不遜かもしれないが選んでいただ
いての不思議はない。



しかし逆に言えば




それはある意味どの業種の方も行う事であり、幾多のひし
めく候補の中で、なぜだったのか?



これがどうしても知りたかったので、取材終了と同時に
ディレクターに質問をぶつけた。




帰ってきた答えは



当然、山のようにくるプレスリリースの中から判断したので
すが、、、、



やはり・・



”山のように”送ってくるんだ・・・と改めて感じた。。




ディレクター曰く



「田村さんのキャラクターも大きな要因でした」



という答え・・・



田村さんのキャラ???




「うちのヘッド、ディレクターチームのトップ
が田村さんのブログを見て、これは面白い!と
判断したんですよ・・」




・・・・・・・・・・・




そうかぁ!!




やっぱり



一つ事に打ち込み



愚直にまで



自らに正直に突き進む人間を




必ず





人は見ているのだ!






と確信した。。。







我々のブログは




捨てたもんじゃない!!








・・・・・・・・・・・・・







ABC朝日放送のテレビクルーの皆様
本日は誠にありがとうございました。



来年1月5日午後5時半からの放送楽しみにしております!!

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釜くんとの出会い
釜くんと最初に出会ったのは



まだCOMBINEもBAMIgalleryも形になってない



昨年の初秋?秋?、、、確かその時分だった。



しかし、実は彼の絵を私が最初に目撃したのは



もっと前の春頃であった。。



今から2年弱程前の話である。。



その当時、ある作家のプロジェクトに参加していた
私は、その仕事に対して僅かではあるがほんの少し
疑問を感じ始めていた。。




その当時やっている事に対する疑問というより、その
プロジェクトが進行し、フェーズフェーズで成果を
上げていくその先に、自分の仕事としてなにが出来る
のだろうか?自分らしい仕事なのか?という事に対す
る気持ちの行き詰まりを少し感じ始めていた。




そんな事を悶々と抱えていたその当時



何かの突破を求めて?なのか・・・・
新しい何かを求めてなのか?・・・




漠然といろいろな資料やネットを覗いていた。



そんなある日、ネットの画面に釘付けになった。



その絵こそが




釜君の”いろいろなキャビネット”という作品で
ターナーのアクリル大賞展で入賞していた作品だ
った。




こ、これは・・・・




特別斬新な感覚を持った訳ではないが、、、、
強烈に引きつけるものがあり、私の網膜以外の
何かを鷲づかみしたのであった。




名前を見ると




釜匠・・・




なっ、、なんと奇っ怪な名前・・



早速連絡しようと思い



この釜匠という名前を入れて検索したが


出てくるのは




深川の”かまめし屋”で同名の



かましょう・・・・



とにかく、上から下まで”かましょう”



オンパレード。。。



いくら探してもヒットすることはなかった



諦めた訳ではないが、そのうちということで



置いておいたのと同時に進行しているプロジェクト
が大きな段階を迎え、そちらの方がかなり忙しくなって




いつしか、、、後回しとなってしまった。。。



しかし、その後、プロジェクトはモノの見事に崩壊。。
瓦解の原因は様々あったが、そんなことをいつまでも
考えるよりも、この先をどうするか自分と向き合った
とき、以前から漠然と考えていた自分らしい仕事を形
にしてみようと思い立った。



それこそが、COMBINEでありBAMIgalleryであった。。




構想段階から具体化へ



その中で



今度こそは絶対”彼”



釜匠と接触しようと心に決め



再度彼の連絡先を探した。。。




実は、以前も真剣に探せばつかみ所はあった。
しかし、どこか真剣さが足りないというのか
なにかから逃げるような心持ちの中でただ
漠然としていた・・・というのが真相だった
のじゃないかなぁ?と改めてその当時の不甲斐
ない自分に気づかされた。



しかし今回は、どうしても彼と会いたかった。



探せば彼は京都精華大学出身、ターナー賞
Yという街の公募展にも出品、等々・・


とにかく一つ一つ当たった。



京都精華大学の学生課?だったかに連絡先を
問い合わせ、、、



ターナーにも同様の問い合わせ



Yという街の公募展は主催していた行政の役場
まで電話したが・・・




個人情報の問題がありお教えできませんと
いう公務員にありがちな横柄な対応に”ムかっ”
として、、つい言葉を荒げた!!



「公募して、そこに若い人が応募するというのは
少しでも世に出たいという気持ちがあるからであって
その気持ちがあるから公募も成立するんじゃないん
ですか?
私は氏素性も全て述べている訳で、なにも直接的な
連絡先を求めているわけではないじゃないですか?
仲介していただけないか?とその一助をお願いして
いるのに、、なぜそれが出来ないんですか?これで
彼のチャンスが一つ消えるかもしれませんよ!
貴方のせいで!!」



と、、かなり激しく突き詰めたが・・・



電話で対応していた人が上役と変わり



答えた言葉が




「前例がありません・・」




という一言だけだった。。。



とにかく昨今の個人情報保護という法令が
大きな壁を作り立ちはだかってきたのである。。


しかし、、



諦めず、そのほかネットを探すと



数年前に京都精華大学の同級生でグループ展
を行っており、その中の一人がその模様をブログ
で伝えていた。



そのブログのコメント欄だったかメール欄だったか
とにかく事情を書き送信した。。。。。



しばらくしてだが



ブログを含め問い合わせしていた数カ所から



釜君に連絡が入った模様で



それを知った彼が慌てて私の所に連絡してきて
くれたのであった。。。。



最初に彼と電話で話した時、、、、




きたぁ--------------------------------!!!!!




と小躍りして喜んだのを覚えている。。




電話では伝えられないことばかりだから
一度会いたいんだけど・・・・・と問うと




今日行きます!



という”意気に感じる”力強い返事。



しかし、仕事が終わってからなので



晩の8時くらいになってしまいますが・・・・



と、、、申し訳なさそうに。。。




こっちとしては何の問題もないから待っていると
伝えた!!




大阪での仕事を終えて、一旦自宅に帰ってから
慌ててバイクにまたがり彼は駆けつけてくれた!




初めて見た彼の印象は・・・



若い、、、とにかく若い。。。



正直、、ここまで若い作家と今まで仕事はしたことが
ない。。。少し不安もあった・・・



そして



晩の8時から深夜に差し掛かろうとする12時近くま
で彼と話をした。。



彼も私も、、いろんな話をした。。




これが彼、釜君と私の最初の出会いだった。。





あの晩から



一年が・・




走り始めてまだトラックの一周目程度
かもしれないが・・・・




彼との一年が




今、猛烈に通り過ぎようとしている。。。。

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鷲峰庵は遠かった
この仕事って不思議だなぁと感じる


といっても働いているものの内面考察のような


難しいことではなく


単純に、ある時突然バタバタバタと忙しくなり


そうかと思うと突如どうしようもなく暇になる。。。


まぁ、先を見越してのスケジューリングが甘い


もしくは行き当たりばったりの思いつきがそうさ
せている


と言われても仕方がないのであるが・・


とにかく一本の電話から電撃的に忙しくなる。。。


昨日もそうである、


夕方までさして忙しくもなく資料の整理などして


来年個展を予定しているエトリケンジさんとの
夕刻の打ち合わせまで時間をもてあましていたのだ



が、突如一本の電話



アシスタントの石本から


「テレビ局から取材の問い合わせです、
 折り返し電話してください」


と言うことで、電話すると



実にありがたいことなのだが



個展風景と作家の取材以外に



田村さんの工房”鷲峰庵”まで取材したいと
のこと



急ぎ田村さんに電話を入れ日程の調整を



したのだが、、、、



テレビ局、の希望日時を聞くと、この年末
のタイトなスケジュール



の中ではこちらの都合と合致する日が
一日しかない・・・



釜君の個展が22日セッティングで23日から
スタート



と言うことは17日の今日から21日、日曜日
を除くと・・



18日19日21日の3日間しかない・・・



しかもギャラリーと工房を二つ取材するとなると
半日以上の時間を費やさないとできない・・・



そうなると・・・・・



大変申し訳なかったが、こちらの都合を
優先してもらってなんとか日時を決めたのだ、、


が、、、、、



ここで、フッとあることが気になり



テレビ局の方に聞いてみた



「あのぉ?工房ですけど、少しギャラリーからは
 遠いですが?」


「どれくらいですか?」


「京都市内から一時間くらいです。。」


「えっ?・・・そこはご自宅兼アトリエみたいな?」


「いえ、違います完全な工房です。。かなりの山奥に
 あります・・・」


「山奥??どこですか?」


「宇治田原町です・・・」


「遠いですか?」


「遠いです!人里離れた鬱蒼とした森の中です」


「・・・・・・・・・・・・・・」



やはりである!


どうも、ギャラリーからさほど遠くない所に自宅兼用の


アトリエがあり、、というような、よくテレビで職人さん


なんかの仕事ぶりを取材するというような絵を想像されて


いたのであった。。。




しかし、残念ながら・・・


田村さんのアトリエはそれほど”甘い”ものではない。。


だいたい常人が誰も普通いかないような所にアトリエを


構えており・・・


聞くところによると


近所の農家の間でも



長い間”不審者”のような疑いを持たれ



農家の代表が意を決して工房を調査に来た?
と言うのか・・



「あんた、なにやってまんねん?」



と覗きにきたくらいらしい・・・



それもそうである、、工業製品的なものを
作っているならまだしも・・・



木で石を・・・などと”芸術”というくくりで


初めて理解してもらえるわけで



普通の人がみれば・・・



と、、、、



まぁイメージとしては


アルプスの少女ハイジが住むオンジの小屋


そんな感じの所である・・





※大体あのオンジもなにやって生計たててたのか
 毎日やぎの世話と、パンとチーズとやぎのミルク
 しか食卓に並べずに・・・大体育ち盛りのハイジの
 健康を考えれば大きな問題があるではないか??




・・・・・・・・・・・・



テレビ局側が、、


「あの、すみませんがランドマークというのか
 目印みたいなものは?」



と聞かれたが・・



「申し訳ありません、なにもないです。。
 多分ネットの地図 でも近距離ズームだと
 ”等高線”くらいしかでないのでは?」


「はぁ・・そうですか。。帰りの時間とか
 ありますから・・」



なんとも雲行きが怪しい・・



「とりあえず住所をFAXで送ってもらえますか?」



「分かりました、至急おくります」




と言うことで電話を切ったのだが



うん、、??



そういえば



あそこ、あの山奥の工房に明記できる
住所なんてあるのかぁ??



またまた急ぎ田村さんに電話!!


「あの、多分以前に聞いたかもしれませんが、
鷲峰庵の住所を教えてもらえますか?

あーもしかして住所ってなかった??
ははははははははははっはは!」



などと冗談めかして聞いたのだが・・・



「う-ーーーーーーーーーーーーん。。。。」



と少し沈黙・・



ないのかぁ??


そう言えば!!


以前郵便局員が


探しに探し回って




ここかな?みたいな”あてずっぽう”で


郵便物を届けてくれて




頼むから

郵便ポストくらい作っておいてくれ!




と、叱られた!ハハハと笑っておられたのを



思い出した。。。



暫し沈黙ののち




「ちょっと、いますぐは・・・調べて連絡・・」



「えっ、、、ちょっと急ぎますが、、時間かかります?」



「う、、、、、ん、、権利書をみないと・・・」



椅子から転げ落ちそうになった。。



け、、権利書って・・・



「分かりました、だいたいで結構です、、」



「○○町小字○○番地がわからんなぁ~??」



「いや、いいですよ、多分スケジュールの時間を
 たてるだけだと思いますから、どの辺りという
 のが 分かればいいと思います。」



まぁ冷静に考えれば



住宅地ではないから、番地はあまり関係ないと言え
ばないし・・・


とにかく、、



急ぎネットに入れ地図を見る


至近距離ではやはり等高線のみ


少し広域にすると



大体のところとしては明示できている!



「これでいいです!これでとりあえず説明します」



と言うことで



実にいい加減なのだが



一抹の不安を抱えながら、、、



大体の住所をFAXした。。。。



。。。。。。。。。。。




それから一時間後



田村さんから電話が入り





「はははは、さっきは失礼しました
 権利書みると住所は○○町・・番地は
 ”37”でした。。。」





「・・・・・・・・・・・・・・・・・」






本当にテレビ局は来てくれるのだろうか??・・・・・・

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前を見据える闘争心
う-------------ん!!



なかなかやるねぇ!と正直驚いた。



面白い!



我らがCOMBINE特派員の青野さんの構想。
COMBINEや自分自身を含めた個人の利得を離れた


今、自分が出来ること・・現状を打破する、強烈な



闘争心、



高い志を持って戦っている姿に正直嬉しかった。



実に面白いプランであるとも思った。
出来ればどんな形でもいいから具体化してみたいとも
正直思った。



もっと言えば、、例え形にならなくとも



自分の立場を憂うことなく諦めることなく
軽やかに超越していくその姿には、“夢”があり
周りのものに未来に対する勇気を与える。



そこには大きな大きな“価値”が間違いなくある!!



と確信した。




私は仕事とは、未来に対する反骨と闘争心が
全てだと思う。




今はまだ事の次第を見守っているが


これを叩きつけられた相手の


土性骨!の在り様が見ものである。





と、、言うような事がそこはかとなく進む今日




大阪から




それこそ反骨と闘争心と“ユーモア”の塊のような




紳士二人がお見えになられた。




お一人はこのブログでもたびたび紹介させていただい
ている、現在、来年の上海での展開でお世話になっている




エージェントのFさんと




もうお一方は、これまた上海アートフェアで初めて
お目にかかり大変お世話になったW社の“K”さんが揃って
“パリッ”としたスーツに身を包み颯爽と登場!!




実はお二人ともCOMBINEにとっては
上海スキームの大事なキーパーソンであり
今日もその確認事項もあり、お忙しい最中
おいでいただいたのでした。




FさんもKさんも



ユーモア満タンの知恵と誠実さと度胸で



“どデカイ仕事”をこなすパートナーで



これは“べんちゃら”でもなんでもなく
COMBINEがお手本としなくてはならい
仕事ぶりで・・



このお二人を中心とした仕事の“COMBINE”
と“combination”が、、、



とてつもない遠心力を発揮し



名前を聞くだけでも足がすくみ諦めてしまいそう
な大手企業を相手に臆することなく戦っている姿は、
爽快な痛快事以外のなにものでもないのであった!!



現在進めておられる仕事の進捗を聞く度



すごいなぁ~と感心させられることしきりで



良くもまぁ、、、そんな大きな相手に


真っ向から勝負して、、、



勝てるなぁ・・・と驚嘆するのと同時に



勝つための“想像を絶する細心の配慮”には
茫然自失となるくらいの驚きがある。。。



失礼だが


小兵力士が横綱に奇策を用いず
真っ向勝負で打ち勝つような・・・



ここでその仕事内容が語れないのが
実に残念なのだが、それこそ、、、、



情熱大陸並である!!!



さて、今日の


打ち合わせは2時間


実に目まぐるしいものでした・・



次から次へと会話が飛び



次から次へとアイデアが・・



そして“ユーモア”が!!



人を引き付ける興味が尽きることない。。。



あぁ・・・確かにこれくらいの勢いで
いかなあかんなぁ~と改めて感じたのと
同時に・・



青野さんと言い



FさんKさんと言い


まっすぐ前を見据えて




今、自分が出来る最善事を探し続ける



その姿には



必ず良くなろう!!という




武骨かもしれないが、



他人が見れば滑稽かもしれないが



そんな下らない揶揄や嘲笑を



撥ね退ける



強い強い



未来があるような気がした。

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