December 18,2009
この仕事って不思議だなぁと感じる
といっても働いているものの内面考察のような
難しいことではなく
単純に、ある時突然バタバタバタと忙しくなり
そうかと思うと突如どうしようもなく暇になる。。。
まぁ、先を見越してのスケジューリングが甘い
もしくは行き当たりばったりの思いつきがそうさ
せている
と言われても仕方がないのであるが・・
とにかく一本の電話から電撃的に忙しくなる。。。
昨日もそうである、
夕方までさして忙しくもなく資料の整理などして
来年個展を予定しているエトリケンジさんとの
夕刻の打ち合わせまで時間をもてあましていたのだ
が、突如一本の電話
アシスタントの石本から
「テレビ局から取材の問い合わせです、
折り返し電話してください」
と言うことで、電話すると
実にありがたいことなのだが
個展風景と作家の取材以外に
田村さんの工房”鷲峰庵”まで取材したいと
のこと
急ぎ田村さんに電話を入れ日程の調整を
したのだが、、、、
テレビ局、の希望日時を聞くと、この年末
のタイトなスケジュール
の中ではこちらの都合と合致する日が
一日しかない・・・
釜君の個展が22日セッティングで23日から
スタート
と言うことは17日の今日から21日、日曜日
を除くと・・
18日19日21日の3日間しかない・・・
しかもギャラリーと工房を二つ取材するとなると
半日以上の時間を費やさないとできない・・・
そうなると・・・・・
大変申し訳なかったが、こちらの都合を
優先してもらってなんとか日時を決めたのだ、、
が、、、、、
ここで、フッとあることが気になり
テレビ局の方に聞いてみた
「あのぉ?工房ですけど、少しギャラリーからは
遠いですが?」
「どれくらいですか?」
「京都市内から一時間くらいです。。」
「えっ?・・・そこはご自宅兼アトリエみたいな?」
「いえ、違います完全な工房です。。かなりの山奥に
あります・・・」
「山奥??どこですか?」
「宇治田原町です・・・」
「遠いですか?」
「遠いです!人里離れた鬱蒼とした森の中です」
「・・・・・・・・・・・・・・」
やはりである!
どうも、ギャラリーからさほど遠くない所に自宅兼用の
アトリエがあり、、というような、よくテレビで職人さん
なんかの仕事ぶりを取材するというような絵を想像されて
いたのであった。。。
しかし、残念ながら・・・
田村さんのアトリエはそれほど”甘い”ものではない。。
だいたい常人が誰も普通いかないような所にアトリエを
構えており・・・
聞くところによると
近所の農家の間でも
長い間”不審者”のような疑いを持たれ
農家の代表が意を決して工房を調査に来た?
と言うのか・・
「あんた、なにやってまんねん?」
と覗きにきたくらいらしい・・・
それもそうである、、工業製品的なものを
作っているならまだしも・・・
木で石を・・・などと”芸術”というくくりで
初めて理解してもらえるわけで
普通の人がみれば・・・
と、、、、
まぁイメージとしては
アルプスの少女ハイジが住むオンジの小屋
そんな感じの所である・・
※大体あのオンジもなにやって生計たててたのか
毎日やぎの世話と、パンとチーズとやぎのミルク
しか食卓に並べずに・・・大体育ち盛りのハイジの
健康を考えれば大きな問題があるではないか??
・・・・・・・・・・・・
テレビ局側が、、
「あの、すみませんがランドマークというのか
目印みたいなものは?」
と聞かれたが・・
「申し訳ありません、なにもないです。。
多分ネットの地図 でも近距離ズームだと
”等高線”くらいしかでないのでは?」
「はぁ・・そうですか。。帰りの時間とか
ありますから・・」
なんとも雲行きが怪しい・・
「とりあえず住所をFAXで送ってもらえますか?」
「分かりました、至急おくります」
と言うことで電話を切ったのだが
うん、、??
そういえば
あそこ、あの山奥の工房に明記できる
住所なんてあるのかぁ??
またまた急ぎ田村さんに電話!!
「あの、多分以前に聞いたかもしれませんが、
鷲峰庵の住所を教えてもらえますか?
あーもしかして住所ってなかった??
ははははははははははっはは!」
などと冗談めかして聞いたのだが・・・
「う-ーーーーーーーーーーーーん。。。。」
と少し沈黙・・
ないのかぁ??
そう言えば!!
以前郵便局員が
探しに探し回って
ここかな?みたいな”あてずっぽう”で
郵便物を届けてくれて
頼むから
郵便ポストくらい作っておいてくれ!
と、叱られた!ハハハと笑っておられたのを
思い出した。。。
暫し沈黙ののち
「ちょっと、いますぐは・・・調べて連絡・・」
「えっ、、、ちょっと急ぎますが、、時間かかります?」
「う、、、、、ん、、権利書をみないと・・・」
椅子から転げ落ちそうになった。。
け、、権利書って・・・
「分かりました、だいたいで結構です、、」
「○○町小字○○番地がわからんなぁ~??」
「いや、いいですよ、多分スケジュールの時間を
たてるだけだと思いますから、どの辺りという
のが 分かればいいと思います。」
まぁ冷静に考えれば
住宅地ではないから、番地はあまり関係ないと言え
ばないし・・・
とにかく、、
急ぎネットに入れ地図を見る
至近距離ではやはり等高線のみ
少し広域にすると
大体のところとしては明示できている!
「これでいいです!これでとりあえず説明します」
と言うことで
実にいい加減なのだが
一抹の不安を抱えながら、、、
大体の住所をFAXした。。。。
。。。。。。。。。。。
それから一時間後
田村さんから電話が入り
「はははは、さっきは失礼しました
権利書みると住所は○○町・・番地は
”37”でした。。。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
本当にテレビ局は来てくれるのだろうか??・・・・・・
といっても働いているものの内面考察のような
難しいことではなく
単純に、ある時突然バタバタバタと忙しくなり
そうかと思うと突如どうしようもなく暇になる。。。
まぁ、先を見越してのスケジューリングが甘い
もしくは行き当たりばったりの思いつきがそうさ
せている
と言われても仕方がないのであるが・・
とにかく一本の電話から電撃的に忙しくなる。。。
昨日もそうである、
夕方までさして忙しくもなく資料の整理などして
来年個展を予定しているエトリケンジさんとの
夕刻の打ち合わせまで時間をもてあましていたのだ
が、突如一本の電話
アシスタントの石本から
「テレビ局から取材の問い合わせです、
折り返し電話してください」
と言うことで、電話すると
実にありがたいことなのだが
個展風景と作家の取材以外に
田村さんの工房”鷲峰庵”まで取材したいと
のこと
急ぎ田村さんに電話を入れ日程の調整を
したのだが、、、、
テレビ局、の希望日時を聞くと、この年末
のタイトなスケジュール
の中ではこちらの都合と合致する日が
一日しかない・・・
釜君の個展が22日セッティングで23日から
スタート
と言うことは17日の今日から21日、日曜日
を除くと・・
18日19日21日の3日間しかない・・・
しかもギャラリーと工房を二つ取材するとなると
半日以上の時間を費やさないとできない・・・
そうなると・・・・・
大変申し訳なかったが、こちらの都合を
優先してもらってなんとか日時を決めたのだ、、
が、、、、、
ここで、フッとあることが気になり
テレビ局の方に聞いてみた
「あのぉ?工房ですけど、少しギャラリーからは
遠いですが?」
「どれくらいですか?」
「京都市内から一時間くらいです。。」
「えっ?・・・そこはご自宅兼アトリエみたいな?」
「いえ、違います完全な工房です。。かなりの山奥に
あります・・・」
「山奥??どこですか?」
「宇治田原町です・・・」
「遠いですか?」
「遠いです!人里離れた鬱蒼とした森の中です」
「・・・・・・・・・・・・・・」
やはりである!
どうも、ギャラリーからさほど遠くない所に自宅兼用の
アトリエがあり、、というような、よくテレビで職人さん
なんかの仕事ぶりを取材するというような絵を想像されて
いたのであった。。。
しかし、残念ながら・・・
田村さんのアトリエはそれほど”甘い”ものではない。。
だいたい常人が誰も普通いかないような所にアトリエを
構えており・・・
聞くところによると
近所の農家の間でも
長い間”不審者”のような疑いを持たれ
農家の代表が意を決して工房を調査に来た?
と言うのか・・
「あんた、なにやってまんねん?」
と覗きにきたくらいらしい・・・
それもそうである、、工業製品的なものを
作っているならまだしも・・・
木で石を・・・などと”芸術”というくくりで
初めて理解してもらえるわけで
普通の人がみれば・・・
と、、、、
まぁイメージとしては
アルプスの少女ハイジが住むオンジの小屋
そんな感じの所である・・
※大体あのオンジもなにやって生計たててたのか
毎日やぎの世話と、パンとチーズとやぎのミルク
しか食卓に並べずに・・・大体育ち盛りのハイジの
健康を考えれば大きな問題があるではないか??
・・・・・・・・・・・・
テレビ局側が、、
「あの、すみませんがランドマークというのか
目印みたいなものは?」
と聞かれたが・・
「申し訳ありません、なにもないです。。
多分ネットの地図 でも近距離ズームだと
”等高線”くらいしかでないのでは?」
「はぁ・・そうですか。。帰りの時間とか
ありますから・・」
なんとも雲行きが怪しい・・
「とりあえず住所をFAXで送ってもらえますか?」
「分かりました、至急おくります」
と言うことで電話を切ったのだが
うん、、??
そういえば
あそこ、あの山奥の工房に明記できる
住所なんてあるのかぁ??
またまた急ぎ田村さんに電話!!
「あの、多分以前に聞いたかもしれませんが、
鷲峰庵の住所を教えてもらえますか?
あーもしかして住所ってなかった??
ははははははははははっはは!」
などと冗談めかして聞いたのだが・・・
「う-ーーーーーーーーーーーーん。。。。」
と少し沈黙・・
ないのかぁ??
そう言えば!!
以前郵便局員が
探しに探し回って
ここかな?みたいな”あてずっぽう”で
郵便物を届けてくれて
頼むから
郵便ポストくらい作っておいてくれ!
と、叱られた!ハハハと笑っておられたのを
思い出した。。。
暫し沈黙ののち
「ちょっと、いますぐは・・・調べて連絡・・」
「えっ、、、ちょっと急ぎますが、、時間かかります?」
「う、、、、、ん、、権利書をみないと・・・」
椅子から転げ落ちそうになった。。
け、、権利書って・・・
「分かりました、だいたいで結構です、、」
「○○町小字○○番地がわからんなぁ~??」
「いや、いいですよ、多分スケジュールの時間を
たてるだけだと思いますから、どの辺りという
のが 分かればいいと思います。」
まぁ冷静に考えれば
住宅地ではないから、番地はあまり関係ないと言え
ばないし・・・
とにかく、、
急ぎネットに入れ地図を見る
至近距離ではやはり等高線のみ
少し広域にすると
大体のところとしては明示できている!
「これでいいです!これでとりあえず説明します」
と言うことで
実にいい加減なのだが
一抹の不安を抱えながら、、、
大体の住所をFAXした。。。。
。。。。。。。。。。。
それから一時間後
田村さんから電話が入り
「はははは、さっきは失礼しました
権利書みると住所は○○町・・番地は
”37”でした。。。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
本当にテレビ局は来てくれるのだろうか??・・・・・・
