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私淑の憧憬
個展のご案内です。

5月17日より個展

『私淑の憧憬』を開催いたします。






今回の個展は、私が画家を志すきっかけとなった

画家である、17世紀オランダのレンブラント

に対する私の憧れや尊敬の念を打ち出した

作品を出品致します。

2002年に京都の国立博物館にて開催された

大レンブラント展を見たことが、

私がこの道に進む原因となったと言っても

過言ではありません。

それほどまでに、彼の作品から影響を

受けた部分はおおきいです。

本物の作品を見て作品から発せられる

エネルギーに感動し、

こんな世界があるのかと

絵描きという存在が心底かっこよく思え、

私には眩しく輝いて見えたのでした。

そうして、彼のような絵が描きたい、

そう思ったのが始まりです。






今までに紆余曲折ありましたが、

常に心の片隅にはレンブラントはじめ、

西洋の古典絵画の先達に対する憧れが

あったように思います。

要は私にとっての原点であり、

絵の基準であり、

目指すべき目標なのです。





私が学生時代には、勝手な

芸術家に対する幻想に陥り、

(芸術家至上主義のようなすべて一人の

作家が作品を生みだしているという妄想、)

当時は工房スタイルで作品がつくられており、

弟子が何人もいることや、

本人が描いてない作品もあること、

に対して幻滅したりもしました。


しかし、私も就職しわずかな期間では

ありましたが、京都の某老舗和菓子店にて

和菓子職人として働いていたことがあり、、

職人の世界を体感したこともあって

職人には職人の凄さや素晴らしさがある

ことを身をもって知りました。

職場には高卒の若者から

高齢の職人さんまで幅広い年齢で

色々な方がおられましたが、

仕事に対すること心構えなど

本当に多くを学ばせていただきました。






そのような体験や人生経験を得て、

次第に偏った幻想を抱くことなく

レンブラントや古典作家

と向き合うことができるようになり、

改めてその良さを知ることができていると

今は感じています。

私自身、絵描きとしても一人の人間としても

道半ばではありますが、

レンブラントや先達が残した遺産を

受け継ぎでいきたいと思います。







松本央 solo exhibition 『私淑の憧憬』

2018.05.17 (thu) - 2018.05.25 (fri)

OPEN 12:00~18:00

期間中無休
※最終日午後4時閉廊

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