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今後の方向
ふと自分の作品を振り返り、
本当に何が描きたいのか、
訴えたいのか、
表現したいのかを最近よく考える。

自画像を描いている手前、
アイデンティティの問題や、
私の内面の問題を表現していると思われがちだ。

もちろん、それらも私が作品を制作するうえでは、
無視できないものだ。

かといって、私とは何か?
といった、個の存在、自我を追究する
西洋哲学のような方向性で表現したいかと言うと
それは違う。

何故なら、自我も絶対的な存在では無いからだ。
精神的にも、意識と言うのは移り変わるし、
肉体的にも、一年も経てば細胞が入れ代わる。

だから、自我を揺るぎないものとして捉える、
西洋思想の立場に違和感を覚える。

では、何を表現していくべきなのだろう。
それは、東洋思想の立場から自我を捉え直し、
表現していくことではないか。

そうすることで、西洋美術史の文脈とは、また違う作品ができてくるはずだ!


などと考える今日この頃…。

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