色彩のレコード
June 23,2020
山陽百貨店さんで開催させていただいて
おりました個展「Sunny road」は無事に
終了いたしました。
街をいく人の数が日を追うごとに増えてい
くのを実感した一週間となりました。
週末どこかへ出かけられた人も多かったの
ではないでしょうか。
個展の方では姫路の方が姫路城を大切に思
っておられることがよくわかりました。
みなさんお城を見るのに、
自分の好きな角度や時間帯などのこだわりが
あるようで、今後の参考になるようなお話を
伺うことができました。
会場へお越しくださいました皆様誠にありがとう
ございました。
さて、7月9日からは大阪の京阪百貨店守口店さんで
個展が開催されます。
一昨年につづいて2回目の個展となります。
ぜひご高覧くださいませ。
「レースの小皿と苺図」F4 242×333mm
キャンバス、パネルに油彩
松本央 【色彩のレコード】
2020.07.09 (thu) - 2020.07.15 (wed)
at 京阪百貨店 守口店 6階京阪美術画廊
〒570-8558 大阪府守口市河原町8番3号
TEL:06-6994-1313(代)
私は西洋の古典画家に憧れて画家を志し 目に映るものだけでなく、自分が感じたものをできる限り描くという姿勢で、 これまでにいろいろなものを描いてきました。 留めておくことができず、忘れ去りそうになるものを、 色彩に変換し画面に記録するつもりで描いています。 音を振動に変換するアナログレコードのように、私の作品に記録されたものを 聴いてもらえると幸いです。
明日スタートです。Sunny road
June 16,2020
本日無事に搬入、飾り付け、終了いたしました。
明日いよいよスタートです。
一足先に会場の様子をお見せいたします。
「是非、実物を見てみたい!」
もし、そう思っていただけましたら、
会場までお越しくださいませ。
お待ちしております。
松本 央 油彩画展-Sunny road-
会場: 山陽百貨店 本館5 階 美術画廊
(最終日は午後3時にて閉場)
会期 : 2020 年 6 月 17 日( 水 ) ~23 日(火)
姫路城取材顛末記2
June 15,2020
前回の続きです。
以前ご紹介したかとは思いますが、結果として私の姫路城は
このようになりました。
イメージとしては創建当時の姿をイメージし、再現するように
心掛けました。構図としてもお城の全体図や広大さ、迫力が
伝わるように心掛けました。
現実の姫路城だと空撮やドローンでも使わない限り、おそらく
このようには撮影できないでしょう。
ということで、少し策を練ることにしました。
現地に取材に行く前には取材対象や地域に対して事前に情報を
収集します。その中で引っかかってきたものがありました。
三重の方で姫路城のミニチュアを作っておられる方がいる、
という情報を目にした私は、姫路での取材ののちに実際に
訪れました。
このミニチュアは三重県伊勢市にあります。京都からだと
車で高速を使って2時間半ぐらいでしょうか。
「白鷺苑」という名前で一般にも開放されていますが、
よくある郊外の民家です。その庭のスペースに1/23のスケールで
姫路城が建てられています。ご夫婦二人で19年の歳月と、
1800万の費用をかけられたミニチュアは本物の姫路城とは
また違った魅力があり、作者のこだわりと狂気を感じるも
のでした。
これならいけそうだと、直観的に感じ早速取材を開始しました。
本物の姫路城とは異なり、
ミニチュアなので構図もある程度自由に取れます。
一時間ぐらいみっちりと取材させてもらい、
応対してくださった奥様に挨拶をして帰路につきました。
私の作品のお城に関してはこのミニチュアと実物の混合です。
背景は当時の雰囲気を私が想像し描いたものになります。
江戸初期に池田輝政によって拡張された城の当時の姿を、その当時
の絵描きが油絵で残していたら、という気持ちで描きました。
17日からの山陽百貨店での個展で展示いたします。
是非ご高覧ください。
私も全日在廊予定です。よろしくお願いいたします。
松本 央 油彩画展-Sunny road-
会場: 山陽百貨店 本館5 階 美術画廊
(最終日は午後3時にて閉場)
会期 : 2020 年 6 月 17 日( 水 ) ~23 日(火)
私は住んでいる京都を起点に様々な場所へ取材へ出かけます。
今回も姫路を中心に取材させていただき多くの美しい風景と出会いました。
京都と姫路とを結ぶ山陽道の名のごとく、
今回の展覧会が私の普段の制作と道中出会った風景とが集い
「陽だまり」のような場所となれば幸いです。
松本 央
姫路城取材顛末記1
June 10,2020
来週17日より、兵庫県姫路市にある
山陽百貨店さんで個展「Sunny road」が開催されます。
ぜひ皆様ご高覧ください。
松本 央 油彩画展-Sunny road-
会場: 山陽百貨店 本館5 階 美術画廊
(最終日は午後3時にて閉場)
会期 : 2020 年 6 月 17 日( 水 ) ~23 日(火)
私は住んでいる京都を起点に様々な場所へ取材へ出かけます。
今回も姫路を中心に取材させていただき多くの美しい風景と出会いました。
京都と姫路とを結ぶ山陽道の名のごとく、
今回の展覧会が私の普段の制作と道中出会った風景とが集い
「陽だまり」のような場所となれば幸いです。
松本 央
ステイトメントにもありますように
個展を開催させていただくにあたり、
今回も事前に百貨店のある姫路を中心として
地元の風景を取材させていただきました。
なんといっても今回の取材で一番の目玉は
世界遺産である姫路城です。
私は今回初めて訪れました。お城は旅行へ
行った先にあれば行くようにしているのですが、
恥ずかしながら 名城として有名であるにも関わらず
一度も行ったことがなかったのです。
しかしながら、訪れた人の感想やテレビなどで見るにつれ
行ってみたいと思いつつ、期会を作ってこなかったわけですが、
今回、山陽百貨店さんでの個展をさせていただくことが決まり、
ならば、取材に乗じて行くしかない、
ということで街のシンボルでもあり、日本の城としても
一番認知度が高いこの姫路城を取材対象として、
絵を描こうと思いました。
実際に行ってみるとやはり、白鷺城と呼ばれるだけあって
壁や瓦までも白い。
改装したばかりということもありますが、
天気がよかったのもあり、非常に美しく感じました。
城内もくまなく散策し、天守閣の一番上まで
昇りましたが、構造が当時の状態のままですので、
階段の勾配がかなりきつく、軽い登山のような
気分でした。
一通り取材し、良い絵が描けそうだという
レベルまでは資料がそろいました。
しかし、問題点も浮かび上がってきました。
姫路城を資料として写真に収めようとしたときに、
アングルが非常に限られるということです。
一般の観光客として行っていますので、当然なのですが
お城が映えるところは大体、観光写真などに使われていますし、
それをそのまま描いても面白くないと思いました。
お城の美しさ、壮大さを描くにはどうしたらよいか、
このままでは自分の描きたい絵が描けないと思った
私は少し考えることにしたのでした。
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「姫路城図」486×335mm
ホワイトワトソン、水彩
取材の資料を元に水彩で描いてみた作品です。
白すぎる壁に戸惑いながらもお城の美しさが
出るように工夫してみました。
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