RECENT POSTS
Beast Attack!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

生命体の本質は攻撃することである。


こう言い切ったのは、雀鬼こと桜井章一氏である。

我々人間も生命である以上この定義から

外れることは出来ない。



生命とは常に何かを攻撃しながら生きている。

他の生命体の命を奪い、その命によって

自らの命をつないで生きている。



これは、生きている以上絶対に逃れることは出来ない。

どんなに、美辞麗句や綺麗ごとや、大義名分を並べ

自らの行いを美化したところで

この本質は変わらない。



常に我々は自らを繁栄させるために、

誰かの「もの」や権利を奪いあっているのだ。

実際に殺し合う戦争から、

日常のささいな行動や言動にいたるまで、

我々の行動すべてにこれが当てはまる。



極端な言い方かもしれないが、

自分が今生きている、

あるいは繁栄しているということは、

その分誰かを攻撃し、虐げ、奪ってきた

ということになる。


意識的にでも、無意識的にでも

我々は自分以外の他者を攻撃し、

あらゆるものを奪いながら

生活しているのだ。

逆に言えば攻撃して奪わなければ

生きていけないのである。


こればっかりはどうしようもない。



我々はもっとこのことを理解しなければならない。

私がいる足元にはたくさんの犠牲者がいるのだ。


以上のことを踏まえたうえで

私たちは生きてゆかねばならない。




生命体の本質にどうにも抗いようが

ないのなら、それに抵抗しても仕方がない。



ならば、その本質に従い攻撃を仕掛けてやろう!

自分の考えや、表現ですべてぶちまけて

世の中に切り込んでやろう!

やられる前に何かやってやろう!



そんな私の気持ちが個展のタイトルである

「Beast Attack」の

Attack の部分には込められています。



いよいよ明日から攻撃開始です!!

▲TOP
九龍城砦再び…
以前このブログにも書き、

今回の個展PVにて、

少し触れている九龍城砦について

もう少し突っ込んで書いてみたい。

九龍城砦についての詳細は前回書いたので、

そちらを参照していただきたい。


前回私は九龍城砦について、

無法状態という特殊状況下で、

人間がその欲望の赴くままに

作り上げた建造物として非常に価値があると書いた。



普段我々が縛られている、

様々な基準や法律を一切無視し

(飛行場の関係で高さの制限はあったようだ)

作り上げられた九龍城砦の外観は異様としか言いようがない。

近代建築に見られるような効率性、

機能性を重視した構造もなければ、

最終的なヴィジョンがあり、

意図的に計算されて作られた痕跡も見られない。

勿論、構造計算や、耐震計算なんてしていない。

あの姉歯建築士もびっくりである。

しかし、隣り合う建築物との距離をぎりぎりまで短くし、

互いに寄り添い支えあうように建てることで、

強度をますなど工夫はしていたようである。



また、治安が悪くあらゆる犯罪者、

悪の巣窟的なイメージももたれている。

実際そのような時期もあったようだが、

そこの住む住人達が協力し合い自警団を作って

治安を維持しており、

香港の他の地域と比較しても、そんなに治安が

悪いわけではなかったようだ。



九龍城砦に住む住人達が

刹那的な欲望や衝動にまかせ

増改築を繰り返した、

つぎはぎだらけの巨大なコンクリートビル群。


そこに住む住人たちの様子や、

彼らが作り上げた構造物を見ると、

私はそこに原始的、本能的な一生命体としての人間の本来の姿、

普段我々が法律や常識といったもので抑制し、

覆い隠している人間の正体が見られるような気がするのである。

つまり、九龍城砦には、何にも縛られない、

まるで、野生に住む生き物のような

ありのままの人の姿や、ふるまいが存在していた

といえるだろう。

▲TOP
個展まであと一月きった…。
ゴールデンウィーク真っ只中、

皆様いかがお過ごしでしょうか。

私は個展まで後一月をきり、

作品の仕上げに追われております。

そして、そろそろ兵糧が底をつき始め、

今後の兵站をどう確保

するか日夜頭を悩ませております。


さて、もう御覧いただいたかたも

多いかと思いますが、

次の個展のプロモーションビデオが

出来上がりました。

映像の背後で流れるBGMは

キングクリムゾンの名曲

「21ST CENTURY SCHIZOID MAN (21世紀の精神分裂病患者)」

です。

曲のおかげか、長い時間の映像でも

見るのが辛くないように思います。





今回は、制作過程等もみれますので

是非一度御覧下さいまし。



さーて、あと少しやし頑張ろう。

▲TOP