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いよいよ明日から攻撃開始です!!
明日からBAMIギャラリーにて

私の個展Beast Attacks!! 2 ―over drive―
がスタート致します。

前回の個展より一年、
その世界観にさらなる奥行きを加えるべく、
いろいろと新しい挑戦をしてまいりました。

まず、
今回の個展には風景があるのです。




ジャーン!!


今まで自分をモチーフにした作品ばかり発表
してきた、私にとって学生のとき以来の発表となります。

なぜ、今回描いたのかと申しますと、

冒頭にも述べましたように、「Beast Attack」という
コンセプトで作品を作っていくに当たり、
人物画ばかりで作品を展開をしていくのに
ある種、限界を感じたからでした。

その限界とは、
絵に登場する「Beast」が住む世界が表現できないこと、です。
もっと正確に言えば「Beast」という架空の存在に
よりリアリティーを持たすための舞台の必要性を感じたのです。

人物の顔のアップのみで話が進む映画や漫画アニメが無いように
「Beast」が息づく街や、その周辺を描いてもいいのではないか。
ということで思い切って描かせていただきました。

正直まだまだ至らないところはありますが、
ひとまず形にできたのではないかと自負しております。

モチーフとなっているのは「九龍城」や「香港の夜景」ですが、
完全に私の頭のなかで合成、でっち上げたデタラメ風景画です。

真ん中の塔のモチーフとなっているのは「蟻塚」です。
南米には、人の背丈を越す巨大な蟻塚を作る蟻もいるそうです。
ひとの欲望の力によって無限に増殖していく建物というイメージで
描きました。

ぜひ会場にお越し頂き本物を御覧いただきたいです。

なお、会期中にも新作ができたら作品を随時
展示していく予定ですので、一度ならず、二度三度と
足を運びいただけましたら展示の変化も御覧いただけます。



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関西二紀展のお知らせ
梅雨の季節がやってまいりました。
個展が目前にせまり、泣きそうな今日この頃。

展覧会のお知らせでございます。



『第59回 関西二紀展』

2012年6月19日(火)~24日(日)
10:00~17:00(入館は16:30まで)

大阪市立美術館・地下展覧会室(大阪府大阪市天王寺区茶臼山町1-82)


こちらは、F80の「Stardust revolution」を出品しております。


それが終わればすぐに、

「京都二紀小品展」が
ギャラリーヒルゲートにて開催されます。
期間は
7月3(火)~7月8(日)12:00AM~7:00PM
       (最終日は5:00PMまで)


です。こっちには出す作品はまだ決めてない、
いや、できておりませんので、何が出るのかわかりません。


というわけですのでお時間ございましたら、
是非足をお運び下さいませ。

松本央



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京展2012
展覧会のお知らせです。
京展に入選しましたのでご報告させていただきます。

2012京展
5月29日(火)-6月14日(木)
大人900円(800) 高大生600円(500) 小中生400円(300)
( )内は20名以上の団体料金
(京都市内在住の70歳以上の方(敬老乗車証等で確認)・障害者手帳等の提示の方は無料,京都市内小中高生等は無料)

今回出品しましたのは、最初の晩餐のモザイク無し
バージョンになります。
去年のニ紀展で落ちてから紆余曲折、
やっと京都市美術館で展示できます。
まだご覧になってない方は是非ご高覧下さい。

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ポンテシティーアパート
最近気になっている場所がある。

それは、どこかというと
ワールドカップの開催地にもなった南アフリカである。

気になりはじめたきっかけは、一本の映画だった。

「第9地区」という名前のSF映画だ。
舞台はもちろん南アフリカだ。

『第9地区』(だいきゅうちく、原題: District 9)は、2009年8月に公開されたSF映画。日本での公開は2010年4月。

地球に難民としてやってきたエイリアンと人類の対立をドキュメンタリータッチで描いた作品で、舞台となった南アフリカ共和国でかつて行われていたアパルトヘイト政策を皮肉ったストーリーになっている。
(wikiより引用)

その難民になったエイリアンが隔離されている地区のカオスっぷりが、私の琴線に触れたのだ。

おそらく、アパルトヘイト時、黒人の居住区となっていたスラム街がモチーフとなっているのだろう。

以前このブログでも書いた香港の九龍城のようなアジアンカオスとはまた違う魅力があった。

で、後で詳しくのべるが、ネットで南アフリカのことを調べて見るとこれが、本当にろくなことが書いてない!

興味があるかたは、一度調べてみるといいが、様々な悪い噂がネットでは誠しやかに囁かれている。

そんな南アフリカを代表するようなカオス物件がある。

南アフリカ共和国ハウテン州ヨハネスブルグ市都市圏F区のヒルブロウ地区にある超高層マンションポンテシティアパート(英語: Ponte City Apartments)である。

以下wikiより引用

サラトガ通りとハロウ・ロードの交差側に面し、173m、54階建てで、住居用ビルとしてはアフリカ最高の高さを誇る。中央の空洞部分は『コア』と呼ばれている。ヨハネスブルグを見渡す絶好の位置にある。ビル上部の広告は、南半球で最大かつ最高層に位置するものである。

1975年に建造された。主設計者はMannie Feldmanで、Manfred HermerおよびRodney Grosskopfらとチームを組んで設計した。かつては白人富裕層の象徴とまで言われたが、
アパルトヘイト終了後の1990年代にギャングが侵入し治安が荒廃してかつての住民はほとんどが退去してしまい、ヒルブロウ地区の犯罪の象徴となってしまった。
90年代中頃には刑務所にする、という計画もあったが、
1999年に管理会社が変わり、セキュリティーは改善されている。

2007年5月、所有者が変更されて、467の居住・商業エリアに改修するとともに周辺地域の開発もあわせて行う再開発計画が公表された。しかし世界金融危機の影響で資金提供が得られなくなり、再開発計画は中止となった。

引用ここまで。

世界一治安の悪い都市と呼ばれるヨハネスブルグの中でも、最も危険な地区がヒルブロウ地区である。

アパルトヘイト時代に白人が築いた近代都市で、1980年頃までは高層ビル群の下には高級デパートやブティック、お洒落なカフェが立ち並び、英国人のビジネスマンが街をふつうに歩いている。

白人が生活する近代的で美しい都市であり、南アフリカは南半球では先進国という扱いだった。

しかし、今では犯罪者や黒人が街を占拠しており、10分以内に強盗に会う確率が100%という危険地帯と化している。

そのヒルブロウ地区にポンテシティアパートという54階建ての商業兼アパートはある。

アパルトヘイト撤廃後、黒人が不法に住み着き、無法地帯の象徴となる。

やはり、九龍城の時と同じくカオス物件が発生する条件には、無法状態になり、人が法の規制から解放されるというのが重要なようだ。




ビルの屋上には国内約2300万人の利用者をもつ携帯電話会社ボーダコムの看板が目印となっている。

地元のタクシードライバーにも絶対にあの近くには行くな!と言われるほど危険な場所のようで、外国人がその中に入って生きていられるのは、15秒と言われている。
アパートの中では麻薬取引、売春、ドラッグパー
ティー、殺人、監禁などあらゆる犯罪が起こっていたようである。

ビルの形状は、円形のビルになっており、真ん中が空洞になっている。
その空洞も犯罪者達が占拠していた頃は5階まではゴミで埋まっていたらしい。

1990年代に、ビル全体を刑務所にする計画があったが頓挫したようだ。

今ではセキュリティも改善され黒人富裕層を対象にした高級デパートに戻りつつあるようだ。

このポンテシティーアパートは、九龍城のように自己改築や増殖するような代物ではないが、
犯罪者の巣窟となるなど、類似点も多々ある。

特にアパルトヘイトの撤廃で、かえって治安が悪化するなど、人の持つ業や性が垣間見えるようで興味深い。

このポンテシティーアパートについては、
まだまだ情報が乏しく、ネットなどの情報
を頼りにしているのが現状である。

もし、当ブログをご覧になって
資料等お持ちの方は、是非教えていただきたい。

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デッサンする意味
大学で生徒にデッサンを
教えることになり、

いろいろ考えていたのだが、
デッサンをする意味を
わかりやすく伝えるためには、
どうしたらいいのだろうか。

一つ思いついたのは、
人間をPCなどのハードウェアに
例えるならば、
デッサンをすることで身につく
モノの見方や観察力というのは、
ソフトウェアということになるだろう。

PCにAdobePhotoshopや、Illustratorを
インストールするようなものだと思う。

人間相手なので、すんなり
インストールできることはありえないが、
ある種の思考方法や運動方法を
プログラミングして
身体に内蔵していく作業だと言えるだろう。

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