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うちの子 ~クウちゃん・その2~
うちの子シリーズの続きです!

前回カメレオンとの出会いから、実際に家に迎え入れるまでを書きました。
早速その続きを書きたいと思います。



中学二年生の私は生まれて初めてのカメレオンとの生活に毎日胸をときめかせていました。

しかし、ある日カメレオンの身体の異変に気づきました。

カメレオンは本来、常に木の枝に掴まっています。それは眠る時も同じで、枝に掴まったまま器用に眠ります。

しかし家のカメレオンは、前足の2本だけで枝からぶら下がっていました。
まさに宙吊りのような格好で眠るカメレオンに不安を覚えた私は、早速翌日カメレオンを購入したペットショップに相談に向かいました。


カメレオンを見た店員は
「後ろ足の2本が死んでいる」と言い、
どうやら枝から落ちてしまい、その拍子に腰の骨を骨折したのではないかと話しました。

全長10cm程の小さなカメレオンにギブスをつけるわけにもいかず、ましてや当時カメレオンを見てもらえるような獣医を知らなかった私はやむを得ずそのまま帰宅しました。



そして次の日カメレオンは亡くなりました。



本当にショックで、
完全なるペットロス症候群に陥ってしまいました。

それから一年間、自室にあるカメレオンのお家はそのまま放置し、
中学三年生ということで受験勉強に忙しい日々を過ごしました。





無事高校に進学し、動物を飼うことがすっかりなくなっていたそんな時、あるキッカケで再びカメレオンにめぐり合うこととなりました。



高校生活にも慣れだした頃、当時交際していた人が
「アルバイトの初任給がたっぷり入るから、ご馳走したげる!」
と言ってくれました。

そして、その席で驚くべきことが起こりました…


なんと、カメレオンをプレゼントされたのです!
カメレオンを亡くしてから酷く落ち込んでいた僕を見かねてのことだった思うのですが、
今考えると信じられません…


とにかく、いきなりの出来事で多少戸惑いもありましたが、カメレオンとまた暮らせると思うと喜びを隠せずにいました。


そうして再び家にカメレオンがやってきました。

その子の名は「レオン」
カメレオンのレオンをとり命名しました。


前回の辛い思い出から、カメレオンに関する情報をネットや書籍で調べまくり、飼育にあらゆる工夫を凝らしていきました。

その甲斐あってレオンはスクスクと大きくなり、わずか一年で体長は10cmから40cm程へと成長し、すっかり大人のカメレオンになりました。


そしてその頃、動物と暮らすことが大好きになっていた私の部屋には様々な種類のトカゲ等が仲間入りしていました。
多い時には約30匹程度はいたと思います。

部屋には温室を設置し、温度等を全て一括して管理していました。


そしてレオンが1歳を越えた頃、私が今でも夢に見る程の大惨事を起こしてしまったのです。



つづく


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