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UMA展19日(月)まで!京都新聞・産経新聞
UMA展は19日(月)までです!

本日(6/17)京都新聞さん産経新聞さんに紹介
していただきました。


京都新聞





産経新聞



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嗚呼、、スーパーカー!@北野天満宮
今日は待ちに待った北野天満宮でのスーパーカーイベント!


阿部くんと宮本くんの取材を兼ねて、
私、阿部君、松本君、八木君、遠藤君、宮本君で行ってきました!
私にとっては子供の頃からの憧れの車ばかり、、、、、


なんと美しいのか・・・・


夢のような世界でした!




























憧れのミウラ・・・










































































































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龍谷大学大宮学舎と京都・島原大門
京都・島原に引越し(ギャラリー)してきて
もうすぐ2年が経とうとしている。


越してくるまで、この界隈にはほとんど
来た事がなかったが、住めば都と言うが、、、
ホンとである。


ギャラリーには当然たくさんの人に来てほしい
のだが、それ以外にもこの界隈をぜひ知って
欲しいなと思う。。。。


ギャラリーから東に5分弱歩いたところに、
龍谷大学の大宮学舎がある。



私は龍谷大学を卒業したのだが・・・・実は
、、現役学生時代、、30年前この大宮学舎に
は一度も足を踏み入れた事はない、、、





どころか、、本校舎の深草学舎ですらろくスッポ
行っていなかったから当然なのだが、、



しかし、今、ギャラリーが大宮学舎の傍であり、
よほどの暑い日や雨の日以外はたまに京都駅まで
歩いて帰るのだが、帰り道は大宮学舎の中を横切
って帰っている。。。。



この大宮学舎の建物は妙な雰囲気があり、
夜はライトアップされていて実に他所で見かける
ことのない美観と威厳がある。






この建物、擬洋風建築と呼ばれるらしい。



外観上石の柱が立ち並んでいるが実際は木造建築
で石材は貼り付けられているらしい。1870年代の
建物で国の重要文化財に指定されている。







夜、京都駅までの帰路、この校舎を眺めながら帰ると、
講義が終わった学生達が三々五々と学舎の中央に出て
くる。







皆私の後輩だ・・・・



心の中で、、、「ちゃんと勉強しろよ!」と、、、



後悔と自責を重ね・・・



30年前、、、何を考えて大学に行っていたのか、
もう覚えていないが、、、、



確実に言えるのは、、あの時、30年後に
コンテンポラリーギャラリーを
しているとは、、、、到底想像も及ばなかった・・・
不思議なものだ。。。。







そして、そのコンテンポラリーギャラリー傍の
一番見てほしい所が、、、、



ギャラリーを出て路地を西側に”30秒”、島原大門です。



毎日この門をくぐり出退勤する。



「ギャラリーは何処ですか?」と聞かれ、、、


「京都の島原です!」と応えるのが案外好きです。



島原大門と画像検索すると沢山出てくるが、
夜+雨の画像は殆どない。しかし実は、
夜+雨の大門は綺麗だ。。







ギャラリーに来てくれた人で時間がある人には
この場所を見ていくことを薦めている。



寛永18年(1641年)には存在した京都・島原。







様々な人士が行きかった場所。特に幕末は
日本を動かした人物達が歩いた花街。







正直、神社仏閣、城郭を除き街区にこのような
江戸時代の立派な門が今も存在するのは実に稀だと思う。



幕末の革命志士たちが、この大門をくぐり日本中
を勇躍した往時を想像しながら、毎日ギャラリー
に来ています。




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小橋順明 生きる土 京都新聞・朝日新聞記事
本日の京都新聞・美術欄 朝日新聞(京都)にて


小橋順明 solo exhibition 【生きる土】


取材記事を掲載していただきました。


どちらも、丁寧な取材と、作家の想いを
記事にしていただけています。


特に私は、


京都新聞さんの見出し



【やきものの昆虫に宿る技術と情熱】



情熱!


この言葉を入れていただいているのが



なによりも凄く嬉しいです!



一人コツコツ


何度も何度も焼成を繰り返し


一年がかりで新しいものへ


取り組んだ小橋君の情熱


これを感じとっていただけたのが


実にありがたいです。


京都新聞社様、朝日新聞・京都総局様


誠にありがとうございました!









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小橋順明 【生きる土】 制作ポイント
小橋順明 【生きる土】


スタートいたしましたが





初日より


これが焼き物??


この繊細なのはどのように?





という、作品を観ての驚嘆ぶり




残念ながら


画像ではまったくとは言わないまでも・・・・


実物から受ける印象は画像の10倍いやそれ以上の
ものがあります。






ぜひ、沢山の方に見ていただきたい!!!







今回のブログ



小橋君のこの超微細な作品


これが出来るまでのポイントを
彼が残している制作レポートから
紹介させていただきます。



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制作のポイント(小橋順明)




〇取材 昆虫館へ出向いて標本をスケッチ


何度も出入りして一日中スケッチしているといると、
標本箱から一つだけ出して見せてくれるようになった 
形の理解を深めながらスケッチ。できるだけ多くの
写真も撮る(許可を得ている) インターネットでの
情報集め。動きのある画像など実際に手に入れられる
ものは手に入れる







〇原寸大×1.15倍の絵を描く


イメージが固まってきたら画像を手に入れたり絵を
描いたりする。原寸大で それを1.15倍に拡
大する。 跳ねの大きさ、足の比率などに注意しながら
1,15倍にするのは土の収縮率を計算に入れるため 
絵の上に重ねながら部品を制作する.








〇関節ごとに部品として作られる


強度を考慮しながら触覚や足の先端なども別パーツ
















〇部品はバラバラに焼成される。


電気窯の場合一度目は1200℃で何もせずに素焼きする。
(一度目に炭などと一緒に入れると表面が反応し過ぎて
ブクブクになったりする)2度目以降、炭や灰に埋めたり、
藁をのせたりする。


炭の大きさ(粉から2cmのものまで粒度を調整したものを
用意している)や配置によって焼成結果が違うので
ピンセットなどを使って丁寧に窯の中で配置する。













〇焼成は狙ったテクスチャーや色が得られるまで繰り返される


高い温度で焼いたり1220℃ 高い温度で焼いた後でも
低い温度で焼くと違う色が出現する冷却時に温度を長時間
保持したり窯内部の様子を想像しながら一回の焼成の温度
の上げ下げを調整する。 

何度も焼くことでより土の内部まで焼成の化学変化を
起こして、深く厚みのある表面、変化を得られる














〇焼成後に接着剤で接着する


接着剤は弾力性のあるものを使用。 部品の焼き物は
薄い所で0.5㎜以下となるので、硬度の高い接着剤
では 衝撃を受けたときに焼き物の部分が損壊するため 
ゴムのような弾力もつ接着剤を関節部分の接着に使用
することで衝撃に対して自然な動きで柔軟に耐えること
ができる。







〇接着組み立ての時は


クリップや練消しゴムなどを駆使して各部品を支持固定
しながら、カタチを確認しながら本体と接する近い部品
(第一関節とか、後羽根とか)から一つずつ付けては乾燥、
固定を待って次へと組み上げていく完全な固着には
半日から一日かかるので一つの作品をくみ上げるのに3日
ほどはかかる。 

ほぼすべての部品はピンセットでの扱いとなる








〇接着後に接着部分をアクリルカラーで着色


数種類の油性のアクリルカラーを混色、土や石、
炭の粉などと混ぜ、テクスチャーなどを調整しな
がら、焼物部分と違和感がないように接着部分を
着色する








〇支持体の棒と本体はエポキシ系の2色混合接着剤を使用


他素材との接着であることと、本体の重量を支えるために
強力である必要があるため。 


支持体の棒はステンレス。 棒はアクリルミラーの裏側
まで貫通させており裏からも接着している。


展示は360℃可能 移動は天地無用











〇備前焼の技術について


大事なのは土や技術との距離感、素材理解どれだけ土に
触っていたかが大事。関係ないように思えるロクロの
修行や土づくり、窯焚きなど備前焼の職人としての
15年の修行や訓練が全て今の造形技術、表現技術
に生きている。









〇焼き物の焼成による色彩やテクスチャーの複雑さは目
で理解できるレベルではない


手彩色での表現では絶対不可能な素材の複雑さは
私たちの体や自然の生き物の体と同じものまたは
通じるモノです。


私たちは土から生まれたのだし、焼物の色彩は
酸化金属の複雑な化学変化が起源であり、生き物
の体の色彩もまた全く同様なのです目で意識して
理解できないレベルでの変化ですが、目には入って
きていて認識はしているはずであり、この変化が
「素材感」となって焼き物に生命力を与えている
のだと思う。










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小橋順明 solo exhibition 【 生きる土 】
2015.12.02 (wed) - 2015.12.14 (mon)
OPEN12:00-18:00
会期中無休
■作家初日(12/2)在廊予定







【 生きる土 】出品作品集


COMBINE 小橋順明 solo exhibition 【生きる土】 作品 by COMBINE





■プレスリリース


COMBINE 小橋順明 solo exhibition 生きる土 プレスリリース by COMBINE





■プロモーションビデオ




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