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おかけんたさんと京都国際映画祭
昨日は久しぶりに


吉本興業の”おかけんた”さんが来てくれました。



仕事の合間??というのか、、


現在、おかさんが情熱を傾けておられる


”京都国際映画祭2015”の打ち合わせの
合間を縫っての来廊。





「丹波口周辺での打ち合わせだったので、
なんとかバミさんに行こうと思ってました」


という嬉しい言葉。


釜くんの個展「箱家-ハコイエ-」
をご覧頂いた後、







近くのお好み焼き屋さんで吉本の方を
交えて食事をさせていただきました。





とにかく、おかさんは現在、京都国際映画祭2015!
に並々ならぬ情熱を傾けておられ、我々にも
丁寧に成り立ちや経緯、そしてこれからの夢を
語ってくださいました。


始まりは一人、それが大きく大きく


5年、10年先を見据えて熱く語られる姿は
実に勉強になりました。


京都国際映画祭2015!

↓↓↓クリック


http://kiff.kyoto.jp/


プランナーとしてディレクターとして、又
コーディネーターとして東奔西走してる
なかでの面白い話やご苦労、それら全て
総合して、、、、おかさんの情熱は


天晴れなものです。


コンテンツ満載、そして分かりやすく
楽しい京都国際映画祭!皆様も是非ご覧ください。


おかさんがんばってください!!

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隔月刊ハート 八木佑介 インタビュー
先日、八木君の取材をしていただきました


隔月刊ハート様の電子書籍がアップロード
されました。

ぜひご覧ください。


2ページにわたり八木君へのインタビューが
掲載されています。


尚、冊子も配布されています。配布先は15Pに
掲載されています。





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http://he-art.link/19/index.html#/0

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鮮魚 魚一
松本くんの会期中



多くの知り合いが来てくれたのだが、、、



数日前



バイクに乗った男女



男は身体の大きな、、



バイクを降りるとキャップをかぶり中々の面構え



女性は、男とは中々のコントラスト



おとなしい可愛い感じの人だった、、、、




男は、、、申し訳ないが、、


昔ちょっと”やんちゃ”だったかな?
と思える感じ、、、




声をかける




「知り合い?」



「あっ、、ハイ、、高校の、、」



風体とは違い、素直な良い感じの良い子ではないか、、
どちらかと言うと私の好きなタイプの男だ、、、、
(ホモっぽいけど)



しばらくカウンターで様子を見ていると



女性は丹念に真剣に



男は、、、



ソワソワと、、、所在なげ・・・



居たたまれない感じも・・・



うん?



あっ、そうか、、



あまり興味はないけど友人だから付き合いで??



帰り際、、松本君には伝えておくよ、と言うと



「あっ、ハイ、、居ないのは分かってたんですが、、」



良い子じゃないか!



「そうだね、でも、ありがとう。まだ会期があるから、
土曜日、時間あったら、、彼、来てるから」



「あっ、はい、ありがとうございます」



礼儀正しい良い子だ!



その時



彼の被っているキャップを見ると側頭部に


白いマジックで手書きの文字



”鮮魚 魚一”


あー、魚屋さんか、、失礼ながら風体がそんな感じ、
多分日頃威勢の良い”あんちゃん”なんだけど、、
ギャラリーでは普段の調子もでないか?と感じた。。。。



それから数日たった今日、松本君個展最終日




在廊に来た松本君に



「あー!そういえば、、この間、魚屋の友だちが来たよ!」



「えっ??魚屋??」



「うん、魚屋さん、覚えない?高校の時の友だちって言ってたよ」



「???・・・・・」



二人で芳名帳を確認し



「あっ、この子!」



「・・・・彼、、、魚屋じゃなくて、、
フリーランスのプログラマーで、自分で
会社やってます・・・」




「なにぃぃぃぃいぃぃ?、、、社長??・・・・」



そうなのである、、、webのプログラマーでプログラムソース
を書ける相当な技術者・・・・しかも社長。。。。



えっ?でも



そうなると、あのキャップの側頭部の



”鮮魚 魚一”は何??



それを松本君に問いただすと



「いやぁぁ・・・分かりません・・・」



なんだぁ~?なんか興味が、、、、



すると松本君が




「彼、今日来ますよ」



「なに!そうか」



楽しみに待っていると



今度は一人自転車で現れる


この間と同じ格好だ!




もう、こうなると絵なんか観なくていいから




君のこのキャップにある”鮮魚 魚一”
とはなんだ?と聞いた!




「あっ!これっすか、、これ、、ウサギ・・・」



「あ~、、、ウサギ??」



「えぇ、、ウサギ飼ってるんですけど、、
こいつが生まれ変わったら多分魚屋になって
屋号はこれ、”鮮魚 魚一”に間違いなくなると
思うンすっよ!!!」




・・・・




松本君と顔を見合わせて、、、腹を抱えて笑った!!!




えっえっえっ・・・ちょっと待てよ、、、妄想??




「妄想ちゃいますよ、、、”鮮魚 魚一”
に間違いないんすよ!」



あはははっははははははははははっは!



笑っては悪いが・・・・



そんな事を真剣に語る彼がもの凄く素敵に感じた・・・



しかも、白いマジックで、自分の被る帽子に大きく



”鮮魚 魚一”



失礼だが、、、風体とこの屋号ピッタリ!




「いやぁ、、なんか、旅行で市場とか行くと同業者として
皆喋りかけてくるんすよ!」




・・・・・・・・多分、、そうだと思う。。。




「あっ、でも、そういえばこの間、、所在なげで
ソワソワ早く帰りたい感じだったのに又来てくれたんやね?」




「いやぁ~なんか生まれて初めてこんなとこ来たから、、、
なんちゅうんですか。。図書館とか、、ホラ、、静かにせな
あかんやないですか、、なんかこう、、ちょっと緊張する
というか・・・・」




ちょっと嬉しかった。



それでも



友の頑張りを応援したくて来てくれたんや!



訳知り顔の訪問者より、、ずっとリスペクトしてくれている
感じが、とても嬉しかった。



気持ちの良い、、良い男だ!



松ちゃん!



ええ友やないか!

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恒久展示作品
ギャラリーの正面に設置しているポストと看板です。








どちらもスキマ家具屋さん制作ですが、
どちらもギャラリーオープンに際して
頂いたものです。




看板はスキマ家具屋さんからのプレゼント、
ポストはお客様からのプレゼントでした。



今、この雰囲気がギャラリーの顔の一部を
担ってくれています。



特にこのポストですが、、実はスキマ家具屋
さんと7名の作家(釜くん宮本くん松本くん
遠藤くん八木くん佐野くん公庄くん)の合作です。




ある意味、、恒久展示作品でもあります。




組み合わせた木材の部分部分に各作家がそれぞれ
の個性を忍ばせてくれています。お客様がプロデ
ュースしてくれた粋で温かく熱い熱いプレゼント
です。



毎朝、毎晩見て



勇気付けられています!





取っ手部分は釜くん




小さな鍵を描いてくれた宮本くん




赤い富士を描いてくれた松本くん




木材ではなく陶器=タイル状のものを準備してくれた遠藤くん




得意の点描を施してくれた八木くん




螺鈿を埋めてくれた佐野くん




分かりにくいですが右側の黒い木に彫り入
れてくれた公庄くん


私の宝物です。。。。

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八木くんとの出会い
八木くんと出逢ったのは今から4年前、彼が19歳の時だった。


きっかけは彼が母校の主催する学生オークションに出品して
いた事から縁が出来た。


ある人を介してBAMI galleryにやってきた彼、その時、何を
喋ったのかは細かく覚えていないが、私の率直な印象は・・・・


「なんと生意気な奴」


と言う事であった、、、、


私が最初に見た彼の作品は



午前二時四十七分 遠巻く光



午前二時十一分 遠巻く光


作品を描くために写真を多用している事がすぐに分かった
のでその事からくる利点と問題箇所をかなり細かく指摘した
のだが、真っ向から反論してくる姿には他の若者にはない
自分の作品に対しての自信を感じはしたが、、、同時に、、
生意気な印象も強く持った。


ただ、、、彼が語る深夜二時の街の風景に対しての思い
、、この事だけは、その当時と今も全く変わっていない事
は鮮明に覚えている。


その後、なぜ彼が私の周りに居るのか実は記憶にない。。。


おそらくたまに覗きに来ては色々な話をしていた??
のだろう。。。。


当然記憶にないから何を喋ったのかすら覚えていない。。


暫くして、多分最初の出会いから一年後だったと思うが
彼が豊橋トリエンナーレ星野眞吾賞展 入選・審査員推奨
を貰いましたと報告しに来てくれたのを覚えている。


それまでもチョクチョク画像ではあるが彼の作品を見ては
いた。


確かに上手い、年齢からすれば抜きん出たものを感じていた。

しかし今ひとつ何か食指が動かないものも感じた。


彼の豊橋トリエンナーレ星野眞吾賞展の作品を見た瞬間も
以前指摘した違和感を完全に拭えたものではなかったが、、


何か以前とは違う強い主体性がほんの少しの引っかかりを
生んだ。


敢えて偉そうに言えば、、この子の画力があれば入選は
ある程度予想はできる。それ以上は当然コンペに合う合
わないはあるだろうが、、、

しかし普通に考えれば順当だろうなと感じていた。。。。
だから入選・審査員推奨というのは特段驚きもし
なかったが、、、


うん?ひょっとして、、


何かテーマを与えもう少し数を描かせたら?
何か出てくるかも?という独特の期待感、
その匂いを感じたのである。


そこで当時、私が若者の出口兼実験場として利用していた
高松天満屋のアートギャラリーにての特集を企画した。


今だから言えるが、この高松天満屋のアートギャラリーに
新しい作家、特に若い作家を入れるとき、スタッフであっ
た青野女史と現場で調べていた事があった。


それは二つの事象である。


一つは、最初の一点の売約までのスピード
もう一つは単価である。


実は、一週間以内に反応がある場合は芽がある。
それよりも早い場合はかなりのモノが期待できる。


大抵、百貨店は一週間単位で催事が進行するが、
この場合の一週間は別の意味がある。ごく限られた
お客様への告知以外はせず、ほぼプロパー(店頭)にて
お買い周りのお客様にぶつける。


つまりLIVEだ!


その期間は大体3週間。長年やっていて掴んだサイクル
である。


そういう意味では乱暴であるが


その人間の持つ”星”も見る。

作品がどういうストーリーを産み出すか?


つまり出会いである。


高松天満屋という場所はそういうレスポンスが効いた
場所であった。当然、それは継続して若い作家を紹介する
ことにより生まれた環境であり、それをスタッフの青野女史
が丁寧にフォローし続けていたからでもある。



結論から言えば、八木君はどちらも合格であった、、、
と言うよりもこちらの予想を遥かに超えた。



青野女史から毎日届く接客報告を聞いていても、彼の作品
には独特の吸引力があることが分かった。


確かに合格である。。。が、、、まだ少し気になる部分も
あったが、、、、


その後ある作品を目にした時、、


ハッ!とさせられた・・・・


この子はひょっとして、、、




午前二時四十六分


この自動販売機の作品を見たのが、、実は今の私の行動の
きっかけとなる。


この子は並じゃない・・・

これは画力、描写力という技術面からの関心事ではない・・
中に秘めているものと、、ある種偏向的な鋭い視点だ。。。


彼が”夜が明るすぎる”と集約して語る、、つまり必要の
無い電力を湯水のごとく使い続ける現代の深夜二時・・・
こう象徴的に語ったのを初めて聞いたのは


3.11より以前であり、、


彼がそのことに囚われたのはもっと以前である
。。。。


これまでにないモノが生まれる??



**********


その後一年は何もしなかった。彼も大学学部卒業と言う事
もあり、卒業制作の大作をかなりの時間をかけて描いていた
事もあった。





この卒業制作、約5Mの大作だが、めでたく
京都造形芸術大学卒業制作展 学長賞 
佐川美術館栗和田榮一賞受賞



そして佐藤国際文化育英財団 第22期奨学生の選抜された、、



2013年、、、

再度企画を練った。

一年で2回同じ百貨店で個展を敢行しよう!

春先に前回同様の実験場である高松天満屋アートギャラリー
にて


そしてその年の最年末に画廊にて!

当然この二つのハードルは制作点数と発表単価の上昇
を課題とした。


これは正直私の仕事としての思惑であり、つまり今後を
見据えてであった。


結果は、そのどちらもこちらの予想を上回る結果を残す。


そしてこれまでの購買客層とは全く違うお客様を吸引した
その状況はこちらを驚かせた。。。。


それから10ヶ月後の現在


満を持して向かえる


新たな試練として頂いた松坂屋名古屋店での挑戦!





恐ろしいスピードで猛進する彼と彼の作品


是非見ていただきたいと切に願います。。。



■八木佑介 日本画展

・2014/10/15(水)-21(火)
・10:00-19:30(最終日は16時)
・松坂屋名古屋店 南館 6階 第3画廊


〒460-8430
名古屋市中区栄三丁目16番1号
電話:052-251-1111


電車でお越しの場合

地下鉄名城線矢場町駅 地下通路直結(5・6番出口) /
地下鉄栄駅 16番出口より南へ徒歩5分

お車でお越しの場合

名古屋高速 白川出口、東新町出口、東別院から
お越しいただくと便利です。





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