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作品紹介3
本日も作品を紹介してまいりたいと思います。

本日のテーマは「リンゴ」です。



「A#1」 パネルに油彩 F3号




現代の日本において季節問わず

スーパーなどで手に入れることができる

身近な果実の代表格ともいえます。

私がモチーフとして「リンゴ」を選んだ理由

として身近なもモノであるというのは

重要な点の一つです。

今回の個展のステートメントでも描きましたが、

何気なくテーブルに置かれたリンゴに

光が当たることによってできる、

陰(影)の表情によって

この感じを描きたい、という欲求が

生まれることが私にはあります。

別にリンゴに限ったことではないのですが

日常的に身の回りにあるもので、

良く見慣れたものが見せる

一瞬の表情に強く惹きつけられることがあるのです。






「A#2」パネルに油彩 F4



リンゴは西洋の油絵のモチーフとして

多くの画家に描かれてきたモチーフです。

聖書のアダムとイヴが食べた

「禁断の果実」がリンゴだったという説があり、

その象徴として扱われてきた歴史があります。


また現在で「リンゴ」というと、

iphoneで有名なApple社のロゴを思い浮かびます。

多くの人がiphoneをはじめとする

Apple社の製品を使っています。

かくいう私もその一人です。

iphone無しの生活など考えられないくらいに

私の生活に入ってきています。

何かわからないことがあれば

すぐに取り出し調べてしまいますし、

衝動的に機器をいじっていることも多いです。

確かにすごく便利なのですが、

これらIT機器によって自分の頭の能力は進歩したのか、

というと疑問が生じます。

たしかに、恩恵を受けている部分はあります。

しかし誰もが気づかない所で

失った部分もあるような気が私にはするのです。

それが何か今の私にはわかりません。


とかいいながらも、

一度この恩恵に預かってしまったら、

きっともう二度とこのテクノロジーを

手放すことはできないでしょう。


まさに現在の「禁断の果実」。





「離」 パネルに油彩 F10


松本央洋画展 「光と陰」

松坂屋名古屋店 南館6階美術画廊
http://www.matsuzakaya.co.jp/nagoya/garou/

2月25日〜3月3日


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