April 17,2011
京都ニ紀展本日を持ちまして
無事終了いたしました。
会場に起こしくださいました
皆様、この場を借りまして
厚く御礼申し上げます。
また、6月からは個展もはじまります
のでそちらもよろしくお願いします。
松本央 solo exhibition
Beast Attack!
2011.06.01 (wed) - 2011.07.08 (fri)
at BAMI gallery
http://combine-art.com/html/gallery/ga_schedule.php
gallery close 6/4・5・11・12・18・19・25・26・7/3
open 11:00~18:00
【展覧会ステートメント】
科学技術やITなどのテクノロジーの進歩によって、高度に発展を遂げた情報化社会を築いた現代。我々はその成果として物質的に豊かで快適な生活を送り、個人の権利と自由を手に入れた。
だが、それは同時に個人の欲望を解放し、拡大させることにも繋がった。
資本主義、市場原理主義にのっとった自由競争による経済発展は、少数の富裕層と多数の貧困層からなる格差社会を生み出した。
人々は再び、自然淘汰、適者生存による弱肉強食のサバイバル世界を自らの手で作り出したのだ。
我々は、この肥大した経済システムを維持すべく、メディアを通して大量の情報を流し、人々の欲望を刺激し、人々に消費を推奨する。
また快適、簡便さを追求した現代社会では人々が欲望を満たすまでの時間も短縮され、肉体的な負荷も少なく手軽に満たすことが可能となった。
その進行は都市の発展、日々のテクノロジーの進歩の速度に比例し加速の一途をたどっている。
その結果、欲望を満していくことが常態化し、欲望の肥大化とその制御についての感覚が麻痺し、反射的に自らの欲望を満たし続けている。
自らの欲望をむき出しにし、それを貪る様は、さながら野獣そのものである。 自己の欲望の無条件の肯定、その行き着く先には一体何が見えるのだろうか。(松本央)
【作品コンセプト】
-人間の欲望の果て、あるいは生命体の本質-
人間を始めとした生物本来の持つ、利己主義的側面や、自らの欲求のままに欲望を満たしている姿を強調、あるいは誇張し、過剰に描きだす。
その描き出された人物郡は、弱肉強食の世界に生きる獣のように自己の欲望を満たすことをためらわない。しかも、その肥大していく欲望により自然環境を破壊し、他の生物と共存することも難しいという意味において野生の獣以下である。
もはや我々の知る人間ではなく新しい種類の生物であるという意味でBeast(野獣)と呼ぶ。
ただ、欲望を満たすことを悪として片づけるのではなく、生物の生存本能として利己的な部分や欲求を満たすため手段を選ばないことがあることも理解し納得したうえで、自らの欲望を追求していくことや、追及していった末に何が残るのか、生きるということとはどういうことなのか、一生命体としての人間の姿に迫っていきたいと考えている。(松本央)
無事終了いたしました。
会場に起こしくださいました
皆様、この場を借りまして
厚く御礼申し上げます。
また、6月からは個展もはじまります
のでそちらもよろしくお願いします。
松本央 solo exhibition
Beast Attack!
2011.06.01 (wed) - 2011.07.08 (fri)
at BAMI gallery
http://combine-art.com/html/gallery/ga_schedule.php
gallery close 6/4・5・11・12・18・19・25・26・7/3
open 11:00~18:00
【展覧会ステートメント】
科学技術やITなどのテクノロジーの進歩によって、高度に発展を遂げた情報化社会を築いた現代。我々はその成果として物質的に豊かで快適な生活を送り、個人の権利と自由を手に入れた。
だが、それは同時に個人の欲望を解放し、拡大させることにも繋がった。
資本主義、市場原理主義にのっとった自由競争による経済発展は、少数の富裕層と多数の貧困層からなる格差社会を生み出した。
人々は再び、自然淘汰、適者生存による弱肉強食のサバイバル世界を自らの手で作り出したのだ。
我々は、この肥大した経済システムを維持すべく、メディアを通して大量の情報を流し、人々の欲望を刺激し、人々に消費を推奨する。
また快適、簡便さを追求した現代社会では人々が欲望を満たすまでの時間も短縮され、肉体的な負荷も少なく手軽に満たすことが可能となった。
その進行は都市の発展、日々のテクノロジーの進歩の速度に比例し加速の一途をたどっている。
その結果、欲望を満していくことが常態化し、欲望の肥大化とその制御についての感覚が麻痺し、反射的に自らの欲望を満たし続けている。
自らの欲望をむき出しにし、それを貪る様は、さながら野獣そのものである。 自己の欲望の無条件の肯定、その行き着く先には一体何が見えるのだろうか。(松本央)
【作品コンセプト】
-人間の欲望の果て、あるいは生命体の本質-
人間を始めとした生物本来の持つ、利己主義的側面や、自らの欲求のままに欲望を満たしている姿を強調、あるいは誇張し、過剰に描きだす。
その描き出された人物郡は、弱肉強食の世界に生きる獣のように自己の欲望を満たすことをためらわない。しかも、その肥大していく欲望により自然環境を破壊し、他の生物と共存することも難しいという意味において野生の獣以下である。
もはや我々の知る人間ではなく新しい種類の生物であるという意味でBeast(野獣)と呼ぶ。
ただ、欲望を満たすことを悪として片づけるのではなく、生物の生存本能として利己的な部分や欲求を満たすため手段を選ばないことがあることも理解し納得したうえで、自らの欲望を追求していくことや、追及していった末に何が残るのか、生きるということとはどういうことなのか、一生命体としての人間の姿に迫っていきたいと考えている。(松本央)
