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絵画を構成するもの
先日すべての作品を納めました。

来週からいよいよ個展が始まります。

私は22日、23日、24日在廊予定をしております。

今は期待と不安で胸がいっぱいです。

多くの方に見ていただきたいと思っています。

御都合よろしければご高覧下さい。

よろしくお願い致します。



松本央(まつもと ひさし)作品展 光と陰 小田急百貨店 町田店
7階工芸サロン

2014年11月19日(水)~11月25日(火)

小田急百貨店 町田店
〒194-8550 東京都町田市原町田6丁目12番20号



【お問い合わせ】


COMBINE/BAMI gallery
京都府京都市下京区寺町通仏光寺下る恵美須之町521番地 4F
TEL.075-585-8660 FAX.075-585-6510









さて、最近の私は日本画に興味があります。

西洋の古典の画家の展覧会を見たり、

画集などを買ったりしますし、

日本人の作家でも主に洋画家の画集を買い

あまり日本画の作品を観てきませんでした。


では、日本画のどこに興味があるのかというと、

ずばり余白の部分です。

油絵などに代表される西洋絵画にはない部分だからです。

近代になると少し状況は変わりますが、

西洋絵画において余白とは、何も描いてない部分であり、

空間を描くという点において画面上存在し得ない部分なのです。

私が作品を制作するうえでも、考えたことがなかったのです。

しかし、何回か日本画家の展覧会を観る機会があり、

また、自分の作品の構図やモチーフの配置について

考えているうちに気なってきたのです。

描かれたモチーフの意味も当然考えますが、

その描かれていない余白の部分の意味について

すごく興味がわいてきました。



いろんな日本画家の作品を観ていると、



あれは一体どうなっているんだ…。

ただ無意味に余白をとっているわけでは無いはずだし…。

何故あれで絵が成立しているのか…。

何の要素が絵を成立させているのか…。



などと次々に疑問がわいてきます。

何を表しているのかは作家によっても違うでしょうが、

絵の構図や、込められた精神性をも含め、

これからもっと勉強して自作にも活かしていきたいと考えています。

そういうものに興味を持ち始めた分、

少しは自分の作品も変わって来たように思います。

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