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京の夢
夏の京、私の祇園祭は


すごく満足した時間だった


一台ずつ巡行する山鉾の飾りを見て


この長い時間の流れを感じたり


杉本博司の水平線シリーズのような疑視感を味わったり


・ ・なんて書くと大層だけど・・単に同じモノを何百年か前の
一般の庶民の人達も見ていたのだな・・と不思議なタイムトラベル感覚を
味わっただけなのだけど・・


とにかく京都という街全体が時の狭間で


桃源郷のように“たゆたってる”・・という感じを私はずっと持っている


ここから出てくる芸術が


それは現代アートも含めてだけど・・


本物なんじゃないのか?!と


この空間に身を置いて感じる息吹が・・


日本人としての感性と人間としての本能を呼び起こさせる


…ような気がしている。。


あの加山又造が創った南観音山の飛天の飾りや見送り龍が


実に飾って初めて意味あるものだという事を知ったり・・


展示された動きの無い絵は単なる絵でしかないけど


山鉾に飾られ車の動きによって角度が変わり


光によってできる陰影や動きがあって


初めて見えてくるものがある・・


いろんな事を思った一日だった


黙って、ただ見ていただけの一日だったけど


よかったナァ---------!

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