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Gombessa proposal について
Gombessa
proposal
ep1
I am japanese.












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4月13日(水)から26日(火)まで
Gombessa proposalと銘打った企画をスタートさせて
いただきます。


3月11日からこの一カ月間、日本は未曽有の危機に直面
する事態をむかえ、様々なメディア及びインターネット
を中心とする世論の中で様々な事が語られています。



私が今ここでそれらを敢えて付和雷同的に語ることは
いたしませんが、唯一私なりの考えを書き記すとする
ならば、多少客観的すぎて無責任な印象は拭えないか
いもしれませんが、単純に時代が大きく劇的に動いてい
るのだと感じています。



何の根拠もない考えですが、常々私は、時代の最小回転
は10年だと感じています。例えば何々年代という場合、
1970、1980、1990年代というように、この10年と言う
単位でその時代の様相と背景を受容しているような気が
するのです。



この10年という単位ごとの違いは、明らかに前の10年
から繋がるものではありますが、ある時点を境に劇的
に変化するという事があるからこそ、各10年ごとの色
彩が変化に富むのだと解釈することができます。



少しこじつけ的で偶然かもしれませんが、大東亜戦争
が勃発した年は我が国の暦では昭和16年です。西暦に
直すと1941年、まさしく1940年代の始まりであり終戦
は1945年という1940年代の中盤に位置します。



では1940年代から1950年代への変遷で考えると、実は
1950年が朝鮮戦争の始まりであり、この動乱による軍
需景気によって日本が戦後からの脱却を図り高度経済
成長への足がかりを掴んだ年という見方が出来ます。



1940年代と1950年代



この10年サイクルの違いはこの国の風景”かたち”
としても大きな違いが窺えます。



この10年サイクルとは本質的に何を内包しているのか?
と考えた場合、大小多様な事象はあるにしても、私は
パラドックスなのではないか?と感じています。



パラドックスとは正しそうに見える前提と、妥当に見
える推論から、受け入れがたい結論が得られる事を指
す言葉であります。



つまり何が言いたいかと言えば、それまでの10年の中
に存在する常識的な解釈から脱却して新たな価値形成
を果たすという事だと考えます。逆説的な比喩という
ものとは違いまったく新しい核心が芽生えるという事
かもしれません。



その時、前の10年を基準に物事を判断すると先に広が
る10年は受け入れがたい風景と映る可能性は大いにあ
ると思います。この感情が即ちパラドックスであり、
その繰り返しが時代の最小回転の単位である10年と言
う分水嶺なのかも知れません。



そう考えた場合、この2011年とはまさしく2010年代の
スタートであり2000年から2010年は2000年代というこ
とになります。



今は単純に考えても大きな時代の端境期であり、この
2011年から始まる10年とは21世紀に突入してからの10
年とは明らかに違う筈だと言うのが私なりの解釈です。




当然この2011年から始まる2010年代に主体的なパラド
ックスの必要性と言うのを希求する所なのですが不幸
にもこの国は自助努力の精神が瑕疵したのか、運命の
定めなのか外的要因にて変わらざる負えない事態に晒
されてしまいました。




遡ること数ヶ月前の尖閣諸島問題、北方領土問題等の
緊迫した安全保障問題の顕在化、そして世界経済の荒
波の中で苦渋を強いられたままの経済環境の著しい劣
化、戦後築きあげた世界第二位の経済大国からの凋落
等々、そして今回の震災・・・・・





後の時代から想像逞しく遡って2011年を覗いた場合、
この国にとってかなり劇的な変革期であったという
事になることは間違いないのではないでしょうか?




と言う事は2000年から2010年という10年とは全く違う
パラドックスが確実に必要であるという事になり、も
っと平明に言うならば極論かもしれませんが2000年か
ら2010年の10年という期間からの”コピー”は全て否
定すべき年代に突入したという事なのだと思います。



又、この時代のメインストリームに位置する考えかた
を殲滅するための新たな核心を創造しなくてはならな
い時代に入ったという認識の下、強靭な精神と思想が
必要とされるとも思います。




その時、アートはという事と照らし合わせて考えた場合、
これは一目瞭然だと思います。



これから始まる10年は、ある意味の”王殺し”が必要
な時代だと推察するのと同時に、そこに新たなパラド
ックスとして世界への強調を含蓄させるものが必要に
なると判断するのです。



2000年から2010年までこの国を席捲したアートは何だ
ったでしょうか?それが即ち王です。その王の本質と
はなんだったでしょうか?



私なりのパラドックスとはこれらのポイントにあるの
では無いかと睨んでいます。



【正しそうに見える前提と、妥当に見える推論から、
 受け入れがたい結論が得られる】



今まさに世界から見られている日本のアートとは何か?
それが”正しそうに見える前提”でしょう。



これから世界から見られるアートの姿とは?相も変わ
らず2000年からの10年で形作った姿の拡幅なのでしょ
うか?それはまさしく【妥当に見える推論から】とい
う事に当たりはしないだろうか?



この常識的な要件から核心を掴みだすとするならば
【日本】というものの深い考察からしか次のパラドッ
クスは生まれないのではないかと考えます。



相対として相手方から受け入れがたい結論という直裁な
感覚を考えた場合、そこに広がるのはオリエンタリズム
としての日本ではなく、同時代の人間としての考え方、
即ち日本人独特の考え方、在り様なのではないか?と考
えるのです。



自分自身から発せられるモノから価値観を定め
相手に阿ることのない強靭な独立精神が必要なの
ではないでしょうか?



私は世界から及び国中からですらも、どちらかと言うと
偏狭でありスタンダードから外れていると判断されてき
た日本人の特性的特質、もっと言えば馬鹿にされ無視さ
れてきた日本人が営々と築いた独特の人間感から発せら
れる感受性こそがこの先の世界に対しては大きな誇りあ
るパラドックスを生み出すのではないか?と期待してい
る一人なのです。。。




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Gombessa
proposal
ゴンベッサ
計画とは





Gombessa(ゴンベッサ)とはシーラカンスである。
シーラカンスとは、古生代に出現し、白亜紀に絶滅
したと考えられていた全長約1.5メートルの魚のこと
で、原始的な形質を有するので、生きた化石といわ
れています



その存在を昔から知っていたコモロ諸島周辺の人々
からは、肉が不味くて「使えない魚」との語義をも
つ「ゴンベッサ」の名で呼ばれていた。その価値が
明らかになり高値で取引されるようになった現在、
「ゴンベッサ」は一転、「幸運を呼ぶ魚」との肯定
的な語義に変わっている。



COMBINEでは、このゴンベッサの語義変化
をアートの世界における劇的なパラダイムシフト
に擬え、今はまだその名も作品も世に知られず、
価値もなにもない日本の若いアーティスト達の
視線=コンセプトをゴンベッサと位置付け、その
能力の可能性を広く問いたいと考えております。



COMBINE:Gombessa proposalはグローバル
に広がる世界に対峙する現代日本社会にあって、
真の日本人DNAに依拠する若いアーティストの
優れた感受性及びそこから瑞々しく発露される表現、
それらを有する者を選抜し訴えていく事を旨とし
ております。



COMBINE:Gombessa proposalはアーティスト
・グループではなく、オペレーションシステムです。
よってアーティストを固定化することなく様々な表
現の切り口(アプリケーション・ソフト)によって
BAMIgalleryを最初の実験場所(スクリーン)とし
て提示していきたいと考えております。



COMBINE:Gombessa proposalのオペレー
ションシステムはオープンソースです。幅広い意見
を取り入れていきたいと考えております。



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Gombessa
proposal
Artist




佐野 曉  AKIRA SANO

 Comtenporary Japanese lacquer

1981年 滋賀県生まれ
2011年 京都市立芸術大学大学院 後期博士課程 漆工研究領域
修了 学位 博士(美術)取得
2004 「第22回朝日現代クラフト展 入選」 (同09’)
2006 「音の彫刻コンクール2006  入選」 
2007 「THE ROSTOCK-KYOTOART RAINBOW PROJECT 大賞受賞」
2007〜2008  ドイツにて滞在制作
2009 「京展 入選」(同10’)
●コレクション
京都銀行(京都)
ロストック美術館(ドイツ)
HotelAMWESTSTRAND(ドイツ)
ホテル オークラ (マカオ)




釜 匠  TAKUMI KAMA

painting

1985年 大阪府大阪市に生まれる 
2006年 第74回 独立展  入選 
2007年 京都精華大学 芸術学部 造形学科 洋画専攻卒業
2007年 アクリル美術大賞展2007 優秀賞
第5回 武井武雄記念 日本童画大賞  入選
2008年 第12回 越後湯沢全国童画展  入選
第7回 全国公募 西脇市サムホール大賞展  入選
第25回 FUKUIサムホール美術展 奨励賞
アクリル美術大賞展2008  入選
2009年 solo exhibition 『枠の中』 <BAMI gallery>
solo exhibition 『枠の外』<高松天満屋美術画廊>
第26回 FUKUIサムホール美術展 佳作受賞
第13回上海アートフェアー 出品
2010年 第8回前田寛治大賞展出品
第14回上海アートフェアー出品
『コンテンポラリーアートの扉』<高松天満屋美術画廊>
solo Exhibition『のぞきみ展』<BAMI gallery>




阿部 瑞樹  MIZUKI ABE

Japanese‐style painting 

1987年 富山県に生まれる
2004年 富山県青少年美術展 入選
2007年 NICOLE MINI DESIGN CAR ART CONTEST 入賞
2008年 第19回臥龍桜日本画大賞展 入選
2009年 三菱商事アートゲートプログラム 入選
京都造形芸術大学美術工芸学科日本画コース 卒業
石正美術館天井画制作事業に参加
2010年 NICOLE BMW DESIGN CAR ART CONTEST 最優秀賞受賞
東京コンテンポラリーアートフェア2009
阿部瑞樹展 「くるまという視点」 (ギャラリー・ショア
ウッド/東京)
京都アートフェアー2010(みやこめっせ/京都)
+PLUS Tokyo Contemporary Art Fair
 第14回 上海アートフェアー 出品
solo exhibition『from the car』 (BAMI gallery/京都)
2011年 京都造形芸術大学大学院芸術研究科
芸術表現専攻 卒業




松本 央  HISASHIA MATSUMOTO

painting

1983年 京都生まれ
2007年 京都精華大学芸術学部造形学科洋画専攻 卒業
「Who are you?」 画廊編、ぎゃらりーかのこ(大阪)
2008年 「第62回二紀展」初出品初入選
2009年 京都精華大学大学院芸術研究課博士前期過程
洋画専攻 修了
「松本央展 Protozoa」 アートスペース虹(京都)
2010年 solo exhibition vol.1『無常の空間ー108人の自画像』BAMI gallery
solo exhibition vol.2『現(うつつ)の果て』BAMI gallery
第14回上海アートフェアー出品




日隈 愛香  AIKA HINOKUMA

sculpture

1986年 熊本生まれ
2005年 京都造形芸術大学 美術・工芸学科 彫刻コース
入学
2008年 「場所」展 ギャラリーマロニエ(京都)
5人展「パンドラの箱」 上通り郵便局プラザU(熊本)
「Art com」 私のしごと館(京都)
2009年 「覗く」展 アートゾーン(京都)
「覗く」展 大手前アートセンター(兵庫)
「U.S.E」展 ギャラリーマロニエ(京都)
2010年 日米美術学生展 in NY2010(ニューヨーク)
 瀬戸内国際芸術祭2010 作品協力(瀬戸内海 男木島)
 第7回DOLL新人賞 入選者選抜展 
アートボックスギャラリー(東京)
2011年 「U.S.E」展 ギャラリーマロニエ(京都)
京都造形芸術大学 大学院 卒業




高松 明日香  ASUKA TAKAMATSU

painting

1984年 香川県高松市生まれ
2007年 TURNER ACRYL AWARD 2007 美術手帖賞
2008年 TURNER ACRYL AWARD 2008 秋山孝賞
2009年 トーキョーワンダーウォール2009 入選
2009年 『トリミング』丸亀市猪熊弦一郎現代美術館
造形スタジオ(個展)
2009年 市立尾道大学 大学院美術研究科美術専攻 修了
2010年 『ミラーズ』トーキョーワンダーサイト
本郷(個展) 神戸アートマルシェ2010(神戸ポートピアホテル)
2011年 ワンダーシード2011 入選 




八木 佑介  YUSUKE YAGI

Japanese‐style painting 

1991年 京都府生まれ
2009年 京都造形大学美術工芸学科日本画コース入学
A-ction2009出品 Lot.30 (京都造形芸術大学ギャラリーAube)
2010年 グループ展「はじめまし展」参加




川又 仁奈  NINA KAWAMATA

Japanese‐style painting
 
1987年 茨城県生まれ
2008年 ミロのヴィーナスデッサンコンクール優秀賞
2010年 アールデビュタントURAWA2010(伊勢丹浦和店)
イレブンガールズ アートコレクション(ながの東急)
2011年 京都造形芸術大学 卒業
京都造形芸術大学大学院芸術表現専攻
アールデビュタントURAWA2010(ギャラリー上原)




鈴木 健吾  KENGO SUZUKI

product design

1987年 生まれ
2009年 東京デザイナーズウィーク参加
2011年 京都工芸繊維大学工芸科学部造形工学課程 卒業
京都工芸繊維大学工芸科学研究科デザイン科学専攻



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