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オープニング間近
このブログ


思い返せば


2009年の4月から書き始めています。


かれこれ6年。。。


ブログ内容を説明するのに


私は、


シャイな中年ディレクターの飛耳長目の日々


と入力しました。


シャイな中年云々は置いておいて・・・・


この飛耳長目という言葉


実は、


松下村塾の塾生たちが様々な情報を纏めた


【飛耳長目帳】というものから来ています。


私のブログの中で、文言を含め一番登場するの
は吉田松陰を中心としたものであることは
間違いありません。


一言で好きなのです。


少し前のエントリーでも記しましたが
若い頃からこの人物の影響力は大きかった。


今回、、、ギャラリーを創り上げる
その大半を”DIY”で行ったのも





私の実情・現状からであることは間違い
ないのですが、、、それ以上に、、、


松門の影響も少なからずあります。


3畳一間で始まった松下村塾

人気を博し人が大勢来るようになり8畳に

しかし、それ以上に門弟が来てピーク時90名
まで膨れ上がる・・・・

こうなると8畳一間では到底無理・・・・

そこで建て増しとなるが


費用が無い・・・


塾生たちが考えた末だした結論は

自分たちで建てる!


しかし、反対意見も多い



"素人に出来るはずが無い”




しかし松門きっての俊才


久坂玄端の一言で皆が動く



【自分たちが使う家くらい建てられなくて、
どうして自分たちの国を立て直せようか】



この事例と私の現環境が同じだと言って
いる訳ではありません。


しかし、この気概がすきなのです。


ギャラリーがオープンする
スタジオがオープンする


共に新たなものができる


それは喜ばしい事です


しかし


大事なのは


そこで何を産み出すのか


つまり中身です。


その気概です。







先ずその中身を産み出す場所が必要で
ある事は間違いありません。しかし
それは道具です。そこからです。


その起点と成すために


極論ですが、中身の無いものは、、
ただの箱でしかない。






私はオープンを間近に控え
改めて自戒しています。


しかしながら


いよいよオープニング。


一つ前のエントリーにも記しましたが

今年の初めから

徐々に仕上げています。

8人のグループ展、、

スタイリッシュではなく


賑やかな面白い”ワクワク”感で纏めようと
考えています!

ここ数日でやっと

オープニングに展示する作品の全体を
展示空間との関係性で把握できました。



面白いと思います。


基本、8人の現在トップギアの作品を展示
しています。


来ていただいた方には必ず満足満腹に楽しんでもらう!



これが私の考えです。


話はまたまた逸れますが、、、、


今回の展示???というよりも


この環境を選択した当初から


一つのモデルが私の頭の中にはありました。


直島の家プロジェクトです。



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香川県直島町・本村地区において古民家を改装し、
現代の芸術家が家の空間そのものを作品化
(インスタレーション)した7つの建築からなる
プロジェクト。





1997年、直島でも古くから存在する集落のひとつ
である本村地区に現存していた古民家を改修・改造し、
現代美術作品に変えてしまおうという試みで、
ベネッセの福武總一郎の考案した直島プロジェクト
の一環として企画、立案、実行された。


本村地区にはおよそ300年ほど前から栄えていた
古い町並みが残り、焼杉板張りの黒ずんだ古民家
の立ち並ぶたたずまいが独自の風情をかもし出し
ていた。


そこに現代美術のネットワークを展開させたもの
である。


プロジェクトには安藤忠雄をはじめ、宮島達男、
内藤礼、杉本博司、ジェームズ・タレルなどが
参加した。


1986年、福武書店社長であった父の急逝に遭遇した
總一郎は、東京から岡山の本社へ戻ることになる。


大都市から地方都市岡山へ戻った總一郎は、当初こそ、
その環境の大きな落差に戸惑うが、数ヶ月もしないう
ちに東京にいないことの幸せを心底から感じるにいた
る。

總一郎の目には、歴史もなく自然も存在しない東京は
「人間」の欠けた都市と映り始めた。


岡山への帰郷は、その数年後に社名を「ベネッセ」
(「よく生きる」の意味)に変更するほどに、總一郎
に大きな影響をもたらせた。


先代が抱いていた夢のひとつに、瀬戸内海に浮かぶ
小さな島「直島」に子供たちのためのキャンプ場を
作りたい、という構想があった。


遺志を引き継いだ總一郎は、建築家・安藤忠雄に出会う。
東京の建築家には最初から依頼する意思はなかった。


初対面の居酒屋で意気投合した二人は、1989年、
直島国際キャンプ場をオープンさせる。


第2期工事の開始のころには、總一郎の構想はまとま
っていく。


それが「現代美術と自然と歴史」の融合であった。


1992年にはスィートルームを完備したホテルと美術館
を融合させたベネッセハウスのミュージアムが完成する。


これは世界でも例を見ない珍しい試みであったが、過疎
の島に現代美術を置くのも世界初の出来事であった。


アートが主張するのではなく、あくまでも人間が主役で
あり、アートが自然や歴史の持っている良さを引き出す
べきとの總一郎のテーゼは、やがて1997年のこの
「家プロジェクト」に結実する。


長い歴史があるにもかかわらず、歴史の痕跡の薄く、
経済が目的化している日本の文明史観に挑戦したいと
の總一郎の思いから始まった企画である。


直接のきっかけは直島町役場からの一本の電話である。
本島地区の民家の所有者が家屋を譲りたいが、どうかと
いうものであったが、廃屋利用の可能性のひとつとして
現代アートとの融合を考えた。


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家プロジェクト全体のコンセプトも好きなのですが


約5年前にはじめて見た


とりわけ、、私は


角屋





宮島達男 「Sea of Time '98」







この作品には驚かされた・・・
というよりも一つのきっかけを
私に与えてくれた。



この空間性は今も純度高く
私の中にはある・・・・



と、、、話は戻りますが



大層な事も夢想しながら


しかしながら




現在は細々した作業中心に、、、




ここ最近は、ドンキホーテ、ニトリ、ホームセンターに
通い、気づいたものを足していっている。完璧ではない
が、せめて、、最低限、、と思いつつ、、、けど気づい
ていない事が多々あるはずです。。。

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のちの
いよいよオープンまで


一週間。


12月1日から延べ70人以上の若者達が
馳せ参じてくれて何とか形になりつつあります。


オープニング


何をする?


どのようにする?


ご案内を告知する視覚的なものをどうする?


この時代です


文字より画像


1つの考え






私の今の根幹を表すものは決まっていました



”のちの”



色々な史実を紹介する際


必ず世の中を動かした偉大な人物の


若かりし姿を紹介しますよね?



その写真には必ず



”のちの”



という言葉があります・・・




今回の画像はそんな思いでした。




雪の中



強行軍で改装を敢行したのも



実はこの告知画像を完成させたい一心でした



この場所から



煙突のそびえる



築70年を越える古民家から




”のちの”



愚直に


私は


信じています



必ず大きくなる若者達です












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空間の声を聴く
しばらく報告が空きましたが、、


新年からも引き続きギャラりーオープンに向け


種種の準備を進めています。


5日より本格始動しておりますが、、、


改装最後の空調工事からスタートしました。


この空調工事は、


空調関係を仕事としておられる我が
COMBINEの青野女史の義理の息子さんにお願い
いたしました。


非常に忙しい中、むちゃくちゃな注文を快く
引き受けていただき無事完了いたしました。


工事は青野女史は元より、お嬢様、お子様、
そして今回お世話になったご主人様と一家
総出で高松より出動、、、


本当に感謝感謝です・・・


こちらは、釜くん松本くん宮本くんにて対応、
松本くん宮本くんはご主人の助手、釜くんは
青野女史お嬢様お子様隊を引き連れ京都水族館へ!
年間パスポートを有する釜君が万事案内!



お子様達も満足!

という年初でした。。。



さて、その後ですが


いよいよギャラリーに魂を入れる作業です。


現在、日々進めていますが、、


時間をかけ逡巡しています。





ギャラリーが持つ空間の性格に耳を傾けています。


ある程度改装前、改装後と聞こえてくる声を聴き
続けてきましたが、、


実際に展示すると言うのは空間から全く別の咆哮
や安寧や齟齬が聴こえます。。


ある程度予想していましたが、、結論から言えば、
執念の無い作品は物の見事に弾く!敢えて染色、
型紙の工場が遺した荒々しい土間をそのまま取り
入れたのは正解でした。






モノづくりの空間だったと言う頑強な歴史が
中途半端なものは排除する!




さて、後は現在、富山大和さんのグループ展に参加
し凱旋するポワンポワンユニットの立体、備前の奇才、
小橋くんの立体、オブジェ焼きに果敢に喧嘩を売る
遠藤くんを入れて最高の緊張感を残りの日数で生み出
さなければならない!




乞うご期待下さいませ!




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あけましておめでとうございます
あけましておめでとうございます。

本年もどうぞ宜しくお願い致します。



I wish you a Happy New Year.

I look forward to your continued good will
in the coming year.






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2015年1月20日(火) 新ギャラリーをオープン







2015年1月20日(火)に新ギャラリーをオープンさせます。


Opening Group Exhibition
京都・島原で少年の冒険心


出品作家:

釜匠 八木佑介 佐野暁 公庄直樹 松本央 遠藤良太郎
   宮本大地 小橋順明

(協力出品)

今回改装工事の総指揮を担当
京都宇治炭山・スキマ家具屋 代表 山本昌夫氏の家具


2015年1月20日(火)~2月6日(金)

〒600-8824 京都市下京区二人司町21

TEL 075-754-8154
E-Mail office@combine-art.com



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この度COMBINE office/BAMI galleryは2008年12月より
活動してきました下京区寺町通り高辻上ル濱風ビル4階
より移転することにいたしました。


新ギャラリーは京都・島原に位置し、築70年以上の
二階建ての古民家を活用いたします。


京都・島原で少年の冒険心とは、少年時代に作った
秘密基地をイメージしております。


それはワクワク・ドキドキする少年達の冒険でした。
我々は新たに移るこの京都・島原の地を少年が持つ
ような無限の冒険心に溢れる場所にしたいと考えて
おります。



COMBINE office/BAMI gallery
代表 上山 潤

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