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変った依頼
 或る方から 自分の位牌を作って欲しい と依頼があった。

 縁起でもない と思ったが、既に戒名も貰ってあると見せて頂いた。

 素晴らしい広がりのある良い戒名であった。

 生前に戒名を頂くのもいいものだと思う。

 







 いろんな木のサンプルを見てもらって

 最後に

 「良母」 「欅」 「楢」 の3種に絞られ

 甲乙つけがたく3タイプ作る。

 形はストーンシリーズで進める。


 大きさは13センチ位なので可愛い位牌に仕上がった。





 


 出来上がりを見て、依頼人いわく

 「なんや“命日”が入ってないやないか」???

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開拓?
 天気がいいので 4M程の高さになっている藪を刈って

 原木の丸太を置く場所を作る。


 

 藪の中から山つつじや茶の木、空木などが

 細々と陽に当たらずに生えているのが見つかる。


 草刈機で全部CUTすると簡単なのだが、

 苗がでてくると 

 その周辺を手切りで苅り取って木を残して

 来年花を咲かせてやりたいのでひと手間かかる。








 
 苅り終えて これで原木置き場が確保できた。

 あとは前のアトリエから運べばいいだけだが 大仕事!!


 あとの事は考えまい!!

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「あかり」のきざし
 朝一番、今日もダルマストーブに火入れ式。

 湯が沸いたらモーニングコーヒーを庭先で。
 

 「旨い」 


 山の中のコーヒーは、又、格別。

 斜面に何か白いものが…。近づくとなんと関電のマーク入りの杭!!

 
 



 そう、電柱の位置だ。

 春には通電できるという話。

 この杭がどんなに立派に見えることか。

 暗い倉庫の中で荷物をあちらへこちらへと地味な作業を毎日している。


 



 それもやっと作業できるスペースが出来て来た。


 



 外部の竹もカットすると入り口廻りも明るくなって

 アトリエの外の作業台で仕事が気持ち良く出来そうだ。


 この日は文化の香りを感じる記念日となった。

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京都府・宇治田原町 ~鷲峰庵~
国道307号。
信楽と城陽の間に位置し、かって林業と茶の町として栄え、
緑茶を広めた永谷宗園の生誕地である。


【橋のところに車をとめています。奥の茶畑全風景です。】


【中央少し左目の杉の木の下(一番大きいやつ)の奥がアトリエです。】


国道沿いの「いのしし肉」を売る店より山へ入ること1.5km。
家康伊賀越えの道と伝わるこの山道を白昼堂々と歩く猿たち。
鹿や猪の暴れた跡も生々しい。


【アトリエの山側の斜面、笹刈り作業風景】


【入り口右側の山斜面、笹刈り作業】


【そのアップ写真。熊とまちがわないで下さい。
笹を刈ってゆくと木々の葉も枯れ落ちてきて、
空が見えるようになってきました。
現在5M近くまで刈れて来ました。】


この山中にアトリエを移そうと昨年の秋よりボツリボツリと基地づくりを始めた。
水はか細い川(今にも消えそうな谷の湧き水を運んでくれる)が側を流れる。
電気はまだない。
今はランタンとダルマストーブの炎の明るさのみ。


【入り口のパーキングの所から撮ったトムソーヤの小屋です。】


【アトリエのアップ写真】


数年来、木彫りによる「ストーンシリーズ」をつづけている。
今まで作品を制る為には、頑なな思考回路を張りめぐらせ、
身構えていた様に思う。

しかし、幾十、幾百という「石」をつくりつづけるうち、
どんなものがあってもいい、どんな風につくってもいい、
創りつづける事に意味があると思えてくる。

そこには「自由、きまま、のびのび、楽しい」等という
昔、自身では考えられない言葉が並んでいる。


【アトリエ内部のテーブルとランタン】

この新しい自然環境の中で「自由できまま、のびのび楽しく」
アトリエ作りを含めて作品を創っていきたい。


【アトリエと川沿いの桧並木】

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鷲峰庵への道
 
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