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ずっと以前ネットのニュースを見ていて


うん??なに!と興味を引く記事があった!!!


スティーブン・ホーキング博士
(Stephen William Hawking、1942年1月8日 -イギリス
の理論物理学者。「車椅子の物理学者」)





『将来、惑星衝突や核戦争などの大災害により人類が滅亡の
危機にさらされる可能性があることを指摘。その解決策として、
宇宙に飛び立ち他の惑星に入植することで、人類の安全を図る
ことができると述べた。 その一方で、従来の化学燃料ロケッ
トで入植に適した惑星に辿り着くまでには、5万年はかかる、
としている。』


この時、ホーキンスあるいはホーキングでネット検索すると、
軒並み上記のニュースが掲載されていて、ブログをはじめ彼、
そして宇宙物理学に興味のあるサイトは凄い勢いで大いに取
り上げていた。。



この時、少しトキメキを感じたが、実際には少し悲観的内容
なのかなぁ??と・・



現状と未来について、何かの暗示?提言??いずれにしても、
この話、いい大人の適当な妄想の世界ではなく、彼、ホーキン
グ博士の口から出た事が人類にとって大きな大きな意味がある
んじゃないだろうか??と関心したのであった。



このホーキング博士の業績そのものを私はよく知らないが、
20世紀後半および今世紀初頭の大天才であると言う事ぐらい
は知っていた。。



本来は宇宙物理学の博士なのだが、その論評は多岐に渡って
いて実に興味深い。



彼は,筋萎縮性側索硬化症――「ルー・ゲーリッグ病」とも呼
ばれる,運動ニューロンの疾患――を患っており,車いすの生活
を余儀なくされている。同氏はかつてアイザック・ニュートン
博士も務めていたケンブリッジ大学の学部長を務めている。



聞くところによると現在、肉体で動く部位は眼球が僅かだけら
しい。。この状態でどのようにして意思疎通を図るのかは分か
らないが、言葉?に相当する彼の頭の中の言語をPCで変換し
伝える特殊な仕組みを携行しており、これによって上記のよう
なコメントを当時だしたらしい。。



私はこの人を見るたびに感じるのだが、神が遣わした人物??
としか思えないのである。。



誰かのサイトに書いていたが、仮に彼が生まれるのとこの病気に
なるのが今の時代より少し早ければ、このような啓示は出せてい
ない。。それは、彼のこの病魔に雁字搦めにされた肉体をサポート
する科学がないからである。。この時代にいるからこそ可能なの
だ。。と・・・



そしてこの奇跡的な条件を踏まえ考えると、我々は彼の制約だら
けの肉体を通じて神の啓示を聞いてるとしか思えないのである。。



なぜ、五体満足ではない彼に、これほど人類にとって先進的でかつ
重要な内容の解明を託すのか?


極論になるかもしれないが、単純に降臨?としか思えない。。


彼の肉体ではない精神の部分に人類未来の重要な部分が宿っている
ような感じがする。。。


そしてアインシュタインが閃光のような入り口であるならば、
ホーキング博士はもっと生身の人間的限界の啓示というのか、
哲学的部分の継承を感じるのであった。。



科学者というものの本質は、我々が現在イメージしているもの
とは、本来少しギャップがあるんじゃないかなぁ?と感じると
きがある。



どうも一般的には数理論法により難しい問題を解決していく人
種のようなイメージがあるが、実際はホーキング博士のように
科学の究極を極めたような科学者は、必ず哲学的な部分に突き
当たり、、神の啓治のような言葉を吐露するような気がするの
である。。



ある意味説明がつかないと言う事が必ず存在する。。そうなると
神というものに代表される漠然とした摂理を混入しないと整合が
つかなくなる。。



結論を導き出す理論を創り出せても、では、なぜそれが存在するか
という形而上学的な理由は論理的に答えられない部分ではないのか
なぁ??パラドックス的な状態に落ち込んでいくような気がする。



ガリレオも結局、彼の業績は宗教という場で検証される。。これは
時代が違うということではない。現代でも科学的推論部分では必ず
倫理、宗教と呼ばれるものと闘う?というか科学の論点を離れ検証
の場面が幾重にも出現する。。遺伝子などは現代のその最たる問題
ではないだろうか??神の領域?と言われている部分である。。



しかし、突き破らねばならない部分であることも間違い無いし、
人類の決断部分でもある。。



科学が進化する限り、比例して行く問題であり、時代時代で整合
させないと、反比例の現象を招いてしまう。。倫理や哲学という
部分が先導するのではなく、必ず科学が先導する。



これは乖離したものの隙間を埋めると言う事ではない。。
アメーバーの様に形状が変化し、突出した部分の状態でしかなく
元は同体なのだ。。



だから科学者こそ、人間社会の未来に対する真の預言者であり、
そして科学者とは本来哲学者なのではないのだろうか??と考え
るのと同時に、すこし乱暴かもしれないが、芸術家も最終的な生
息領域は同質なのではないか?本質に対するアプローチの方法が
違い、見た目の結論が芸術家の場合、抽象的かもしれないが、
基本的な思考構造は同質のような気がする・・・・



ジェームス・タレルなどがアプローチしているものは
十分科学的弁証法を論拠にした表現のような気がする。



などと、、具にも付かないことを一人考える今日この頃である。。



話しを戻すが


遺伝子についてもホーキング博士は興味深い論評を掲げている。。


「人工知能(AI)は飛躍的に進化しており,人類がこれに対抗す
るには遺伝子操作が必要だ」と語った。



ホーキング博士はコンピュータ技術がますます高度になっており,
将来的には人類の知性を超えるだろうと語っている。同氏は遺伝
子改造が,DNA構造をより複雑にし,人類を「改良」できると認
めている。



「われわれ人類の知性とは対照的に,コンピュータの性能は18カ
月おきに2倍になっている。コンピュータが知性を持ち,世界を
支配するという危険は現実のものとなっている」



同氏は,「人類を電子システムより優れた存在にしておきたいのな
ら,われわれは遺伝子操作の道を進むべきだ」と述べている。



同氏は,遺伝子工学により,より大きな脳と高い知能を持った超
人類を作り出せるようになるだろうと語っていた。人間の脳を
コンピュータにつなぎ,「人工脳によって人間の知性を高める」
ことができる技術の必要性を唱えている。



現実を鑑みた場合、、かなり強烈な論理で理解に苦しむというか、
ある種のSF的内容にしか聞こえないというのが実情ではないだ
ろうか??。。。



ヒューマノイド??の出現???


しかし近未来をこれほどの優れた科学者が類推すると、かなり
現実的な問題として具体論になる。。。



神の啓示??



このホーキング博士の論理は到底今の倫理観では受け入れがた
いだろう。。このような拒絶反応そのものは、ガリレオの時代
とそう差があるとは思えない。。。




昔から言われるが、想像の世界は50年後にその近似が出現する。
手塚治虫のアトム誕生から50年後には近い世界が出現している。
アトムまでは無理だったが、ホンダのアシモやその他のロボット
の近況を考えると、10年前のそれらよりは飛躍的という言葉以上
の進化を遂げている。。。



人間の想像とはある種の限界はあるにしても、ある種の具体性を
はらんでいるのだ。。しかし、それはあくまで我々の想像範囲で
あって、ホーキング博士レベルになると、まだその先が見えるの
かもしれない。。。いや、、確実に見えているだろう・・



こうなるとホーキング博士本来の分野である宇宙物理学ではもっと
凄い、奇天烈な論理をグイグイ爆発させているのか?と想像を膨
らませてしまう。。


タイムトラベル!ワープ!!これらは論理上、机上論理では可能
である!とも聞いたことがある。。。



アインシュタインの相対性理論発表からホーキングまで!



これは近未来の想像としてはかなりの興味をもつところだが、、、、


その期待とは裏腹に、どうも違う様だ。。。




宇宙物理学者スティーブン・ホーキンス博士曰く、物理法則は
過去へのタイムトラベルを許さないはずであるという時間順序
保護仮説を発表している。




???なんで???
少し意外なような気がした・・・・



わかりやすく言うと、歴史を変えることはできないと言うこ
とらしい。。。


その際、根拠として利用される理論が「タイムパラドクス」
というものらしいのである。。。


もし過去に行くことができたとして、自分の両親の結婚を
妨げたとしよう。もちろん両親が結婚しなければ自分は生
まれてこない。そうすると両親の結婚を妨げた自分は存在
しないことになり、両親は無事結婚するはずだ。となると
今度は自分が生まれ、両親の結婚を妨害し…とどこまで行
っても解決しない(このような問題をパラドクスといい、
鶏が先か卵が先かなどもこれに含まれる)。




だが、これについての対処理論も実は発表されている。一度
は耳にしたことがあると思うが、「パラレルワールド」であ
る。自分のいる世界とは違った世界がどこかに存在するとい
う考え方で、自分の両親の結婚を妨げたとしても、それは別
の世界が広がるだけで、自分のいる世界が消えるわけではな
いと言うことだ。これも完全な理論ではないが、とりあえず
タイムトラベルの道は開けたと言えるだろか??



なんか脆弱な感じがし。。。論拠としても弱いような。。。



どうも最初のタイムパラドックスは人間的倫理の拘束感が強い。。
それを打ち破るような強烈な論理が対処理論にも見うけられない
。。。



それよりも、もともとが所詮、推論でしかないのだ。。
だから、、なぜかどちらも踏み込めていないような気もする。。。



まぁ、もともと時間の概念など人間が作り出したものであり、
時間概念そのものが科学ではないような気もする。。共通認識
を整理するために法則が組み立てられた、人間の為に。。。



時計を中心に時間概念が構築されているだけでしかない。。
本来、人間以外の生物には時間などない。。



昼は明るいから行動し、夜は暗いから寝るという行為で、
肉体に休息を与えているだけだ。。


別に逆でも構わない。。不都合の大きさによって決めただ
けのような気もする。。。


桜は4月の初めに咲く。桜にとっての時間がもしあるなら、
この4月という時点だけである。。


“今”とよく人は言うが、人間の存在する時間など過去も
未来も、それは想像、記憶の世界でしかない。


実体が感じ取れる時間など本来存在しない。肉体や人間社
会の関係も。。。


精神の振動でしかないような気がする。。。。各種宗教
や哲学のアポリアとして延々継続しているものであり、
そこには未だ絶対値として踏み込めない扉が存在するよ
うな気がした。。



科学の先の・・・アポリア。。




どうもホーキング博士の時間順序保護仮説にはそういう
匂いがし、、、、



論理的だけでない、ホーキング博士独特の哲学的な匂いが
強烈にするのである。。。。






ホーキング博士、彼が語った人間論にはそんな匂いを理解
するための何かがあるような気がした。。。



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“人生は、できることに集中することであり、
できないことを悔やむことではない。”





“期待値が「ゼロ」まで下がれば、自分に今
あるものすべてに間違いなく感謝の念が湧く。”





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。。。。。。




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