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青空と禿頭
ある日のギャラリー



偶然、その日は私一人であった・・




前の展示を撤収し別の会場へと



荷物を固め




次の展示を控えガランとした風景を



一人眺めていた時、、



フッと感じるものがあった。。







なにもしなければ



ただの部屋でしかない・・





不思議なものだ・・・



どのくらいのギャラリーと作家



それを取り巻く商売や活動が



世の中にはあるのだろう?



無数に存在するであろうそれらが日々



ありとあらゆる場所で日夜理想という
明かりを点灯?している



止むことなく・・・



ただ点灯するという主体的行為それのみが
ただの部屋かギャラリーかの境でしかない。。



そのうちの一つが消えたとしても
その点灯する全体の風景にとってはなんら
大勢に影響するものではない・・・



それが現実であろう。



冷徹に言えば



点灯をやめれば、それで即時終わりでもある・・



これが本質だろう。





理想や夢とは




この本質を皆の前に示し続ける
ことにより生み出している。



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徳田球一という男がいた。。



通称“ 徳球(とっきゅう)さん”






言わずと知れた戦後日本共産党第1号の書記長である。
戦時中18年思想犯として投獄され、戦後外国人ジャ
ーナリストに府中刑務所から救出される。共産党内に
おいて、不屈の非転向組のカリスマである。



私は正直、今、共産党と聞いてもその存在に何か特別な
感情を持つことはない。現代の大半の人もおそらく同じ
であろう。しかし、戦後はすこし状況が違ったであろう
ことは認識している。



共産党が背負った理想と現実、、そして挫折。



はっきりいって共産党の人間に対して“おぉこれは!”
と感じいる人物がいるとは思っていなかった。徳田球一
の名前と存在位は知っていたが、しかし如何なる人物
であるかはしらなかった。。これは一つ反省である。




先入観という一番の敵だ・・



しかしその厄介な先入観という敵の向こうに
存在した、彼の残した様々な言葉と逸話は実に魅力的
であった。



イデオロギーを別にして、一人の男として見たとき、
実に魅力的であり、政敵からも一目置かれるその“器量”
に並々ならぬ男の貫目を感じた。。



彼のある言葉に“あれっ”と目が止まった。。



この言葉、似てるなぁ??



以前、内田祐也のサイトを見ているときにジョンレノン
の言葉が載っていた。


「戦争になったら兵隊全員、ズボンをおろして戦ってみなよ!

どんなにくだらないことかわかるだろう!!」




実に分かりやすい。滑稽なジョークを交えながらだが、
事の本質をぶっとく貫いている!!



やはりジョンレノンとは凄い!!と感心したが、徳田球一の
言葉にも同じような匂いがしたのだ!!


「もっとみんなの前に頭を低く下げて、
       自分のチンポを見ろ。
           毛が生えているかどうか見て考えろ!」




頭でっかちで幼稚な理屈を振り回す党幹部をつかまえて
人前で怒鳴る。



現実を無視した理屈を最も嫌った徳田の言葉だった。。




。。。。。。。。。。。。。。





さて、、、


もっとみんなの前に頭を低く下げて、
自分のチンポを見て、
毛が生えているかどうか見て考え





明日からも



理想に向けて



頑張ろう・・と思う



今日この頃であった・・

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