October 1,2009
ダフ屋というのがいて、ダフ行為というのがあるが
我々日本人がこの手の人間や行為を目撃するのは
人気芸能人のコンサート会場や野球場、その他そういった
施設なのであるが、今回上海アートフェアに行って感心したのは
アートフェア会場、チケット売場周辺に20人近いダフ屋集団が
毎日いたことである。。。。
絵画のフェアでダフ屋が???ちょっと日本ではあり得ない
光景だ・・
私はアートフェア開催中、たばこを吸うために会場入り口の灰皿
コーナーへ頻繁に行っていたのであるが、そこで毎日彼らの行動
を眺めていた。。
最初は何気なく眺めていたのであるが、そのうち彼らの行動が
おかしく且つ興味深く感じるようになり、最後の方はかなりの
時間彼らの行動を見つめている自分に気づいた!

中国でダフ行為というのは法的にどのように取り扱われている
が知らないが、日本では違法行為であり原則大ぴらには行われ
ていない筈である・・しかし、このアートフェア会場前のダフ屋
たちは大ぴらどころか、チケット売場に並ぶ客にダイレクトに声
をかけ、なかば強引に腕をひっぱり販売行為をしかけている
のであった。。。しかも、その周辺には警備員が複数人うろうろ
しているのだが、警備員も見て見ぬふり、チケット売場の女性も
自然な光景として眺めている様子。。

この売り方なのであるが、そこら中で声をかけまくり手当たり
次第に販売を仕掛けていく、もっとも多いのはチケット売場に向
かう客に声をかける場合なのだが、すでにチケットを買おうと
窓口で並んでいる人間・・・当然この人たちに“安いよぉ!”と
声をかけるのが一番効率的ではあるのだが・・・

面白いのは声をかけるだけではなく、ちょっとでもダフ券に色気
を見せた客には間髪入れず会場入り口まで連れて行き、チケット
をその客に渡すのである・・・
その瞬間を私は見ていたのであるが・・・「あれっ?金は??」
と疑問に感じたのであるが・・つづけてダフ屋の行為の一連を眺め
ているとそのチケットを渡された客が入り口の警備員にチケットを
見せてなんなくゲートをくぐり抜ける・・・・

うん??
そうこうしているとそのお客が出口のゲートまで来て、そこで待ち
かまえていたダフ屋に金を渡したのであった!!
あぁ!そういうことか!
要するにこのチケットは偽物ではないという証明のため、一旦客に
ゲートをくぐらせそののち安心した客からお金をもらうというシス
テムなのであった・・・
へぇ~・・・と感心した・・良心的といえば良心的。。。
しかし、中にはゲートの警備員、客、ダフ屋と3人で
「ほら!大丈夫でしょ!」見たいな場面もあり、それをくまなく見
ていた私はおかしくてしょうがなかったのでした。。。
因みに彼らのダフ券の販売価格なのですが、通常のチケット代
は50元、日本円で約750円なのですが、私が彼らの金銭の
やりとりを凝視して分かったのは100元渡して20元2枚とその
他の紙幣を1~2枚・・・となると、あとの1~2枚が10元だった
とした場合、正規の値段より安いわけであるから40元、2枚とも
20元だった場合だと20元、、だがそこまでは安くはないから、
たぶん30元~40元位の販売価格だったような気がしました。。。。
しかし、もっと感心したのは炎天下の中、、開場前から入り口に
陣取り、閉場まで休むことなく声をかけ続けている“勤労意欲と勤勉さ”・・・
日本人はまじめで勤勉という印象が海外では強いが、何を何を!
中国のダフ屋のこの勤労意欲たるや・・・
これにはほとほと感心しきりであったのと同時に、、、中には、
会場の中に入り、作品たちをリサーチしているダフ屋まで・・・
おそらくこれはセールストークに役立てるのだろうか?
いずれにしても熱心であった。。。
そして逞しく生きている人たちなのだなぁ!と・・
改めて感じたのだが
中国は、政治は共産主義、経済は資本主義・・・
しかし、この中国社会の底辺で行われている非合法の経済活動
のどん欲さを見るに付け、、日本のような成熟した資本主義、、
いやぁ
ある種の国家社会主義経済のような雰囲気からすれば・・
資本主義の根幹が蠢いているような中国の現在のエネルギーは
驚異であり脅威であった・・・
私などはこのダフ屋達の行為・・・
いけない行為ではあるのだろうが、、
なにか、、
シンプルな原始資本主義の猛烈なエネルギーを感じるような・・・
彼らダフ屋の行為に、、、なんとなくエネルギーチャージし
てもらったような気がしたのでした!!
「要は売る、これしかないんとちゃうんかいな? にいちゃん!!」
みたいな。。。。
我々日本人がこの手の人間や行為を目撃するのは
人気芸能人のコンサート会場や野球場、その他そういった
施設なのであるが、今回上海アートフェアに行って感心したのは
アートフェア会場、チケット売場周辺に20人近いダフ屋集団が
毎日いたことである。。。。
絵画のフェアでダフ屋が???ちょっと日本ではあり得ない
光景だ・・
私はアートフェア開催中、たばこを吸うために会場入り口の灰皿
コーナーへ頻繁に行っていたのであるが、そこで毎日彼らの行動
を眺めていた。。
最初は何気なく眺めていたのであるが、そのうち彼らの行動が
おかしく且つ興味深く感じるようになり、最後の方はかなりの
時間彼らの行動を見つめている自分に気づいた!

中国でダフ行為というのは法的にどのように取り扱われている
が知らないが、日本では違法行為であり原則大ぴらには行われ
ていない筈である・・しかし、このアートフェア会場前のダフ屋
たちは大ぴらどころか、チケット売場に並ぶ客にダイレクトに声
をかけ、なかば強引に腕をひっぱり販売行為をしかけている
のであった。。。しかも、その周辺には警備員が複数人うろうろ
しているのだが、警備員も見て見ぬふり、チケット売場の女性も
自然な光景として眺めている様子。。

この売り方なのであるが、そこら中で声をかけまくり手当たり
次第に販売を仕掛けていく、もっとも多いのはチケット売場に向
かう客に声をかける場合なのだが、すでにチケットを買おうと
窓口で並んでいる人間・・・当然この人たちに“安いよぉ!”と
声をかけるのが一番効率的ではあるのだが・・・

面白いのは声をかけるだけではなく、ちょっとでもダフ券に色気
を見せた客には間髪入れず会場入り口まで連れて行き、チケット
をその客に渡すのである・・・
その瞬間を私は見ていたのであるが・・・「あれっ?金は??」
と疑問に感じたのであるが・・つづけてダフ屋の行為の一連を眺め
ているとそのチケットを渡された客が入り口の警備員にチケットを
見せてなんなくゲートをくぐり抜ける・・・・

うん??
そうこうしているとそのお客が出口のゲートまで来て、そこで待ち
かまえていたダフ屋に金を渡したのであった!!
あぁ!そういうことか!
要するにこのチケットは偽物ではないという証明のため、一旦客に
ゲートをくぐらせそののち安心した客からお金をもらうというシス
テムなのであった・・・
へぇ~・・・と感心した・・良心的といえば良心的。。。
しかし、中にはゲートの警備員、客、ダフ屋と3人で
「ほら!大丈夫でしょ!」見たいな場面もあり、それをくまなく見
ていた私はおかしくてしょうがなかったのでした。。。
因みに彼らのダフ券の販売価格なのですが、通常のチケット代
は50元、日本円で約750円なのですが、私が彼らの金銭の
やりとりを凝視して分かったのは100元渡して20元2枚とその
他の紙幣を1~2枚・・・となると、あとの1~2枚が10元だった
とした場合、正規の値段より安いわけであるから40元、2枚とも
20元だった場合だと20元、、だがそこまでは安くはないから、
たぶん30元~40元位の販売価格だったような気がしました。。。。
しかし、もっと感心したのは炎天下の中、、開場前から入り口に
陣取り、閉場まで休むことなく声をかけ続けている“勤労意欲と勤勉さ”・・・
日本人はまじめで勤勉という印象が海外では強いが、何を何を!
中国のダフ屋のこの勤労意欲たるや・・・
これにはほとほと感心しきりであったのと同時に、、、中には、
会場の中に入り、作品たちをリサーチしているダフ屋まで・・・
おそらくこれはセールストークに役立てるのだろうか?
いずれにしても熱心であった。。。
そして逞しく生きている人たちなのだなぁ!と・・
改めて感じたのだが
中国は、政治は共産主義、経済は資本主義・・・
しかし、この中国社会の底辺で行われている非合法の経済活動
のどん欲さを見るに付け、、日本のような成熟した資本主義、、
いやぁ
ある種の国家社会主義経済のような雰囲気からすれば・・
資本主義の根幹が蠢いているような中国の現在のエネルギーは
驚異であり脅威であった・・・
私などはこのダフ屋達の行為・・・
いけない行為ではあるのだろうが、、
なにか、、
シンプルな原始資本主義の猛烈なエネルギーを感じるような・・・
彼らダフ屋の行為に、、、なんとなくエネルギーチャージし
てもらったような気がしたのでした!!
「要は売る、これしかないんとちゃうんかいな? にいちゃん!!」
みたいな。。。。
