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5月の予定と4月の出来事
5月に入りました。


あとふた月もすれば一年の半分が終わることに
なります。


通常ですと、タイトルにあるように当月、5月の
予定を紹介するところですが、今回に関しては
まず4月の出来事をまとめたいと思います。


新型コロナウィルスの影響、COMBINEにとっても
大きな影響がありました。当然、私の仕事としても
ですが、何よりも大きいのは、作家達の発表の場が
無くなるという事態です。半年、一年をかけて制作し
臨む展覧会、それが雲散霧消と化すのは、本当に
苦しい状況です。この先の記録としても少し4月を
振り返りたいと思います。



4月1日(水)より宮本大地の広島県・福山天満屋での
個展がスタートいたしました。

結論から言えば、この展覧会は中止されることなく会期
を終える事が出来ましたが、ただ、世の中の情勢が
大きく変化し、会期終了の翌週、月曜日からは、国の
緊急事態宣言とは別に、各地方自治体が、独自の宣言を
発出するという動きが具体化していきました。



そんな情勢下で、4月8日(水)からは愛知県の
名古屋松坂屋での小橋順明個展。正直、7日(火)
の飾り付け時点で、いつ愛知県独自の宣言が発出
されてもおかしくない状況の機運、、、百貨店側
からも、宣言が発出された時点での対応という旨
を聞かされていました。


しかし、4月8日(水)の初日を迎えられ、そこから
三日、時間短縮の営業ながら個展は開催できましたが、
三日目の10日(金)午後に愛知県知事から独自の
緊急事態宣言が発出され、午後5時に閉店が決定。。。


つまり、その時点で展覧会は終了となりました。
翌日の11日(土)開店時間に入店し、展示の撤収
そして京都へと戻りました。

実は、会期二日目の9日(木)地元の新聞社である
中日新聞から取材の依頼がありました。

会場に現れた記者さんと、今後の情勢では、個展が
途中終了する可能性があることを軸に話し合いました。
記者さんとしては、ぜひとも伝えたい内容、こちらとしても
ぜひとも取材していただきたい、、、しかし、
土曜日を境に終了、ひょっとすると明日から?
さまざまなシミレーションを話し合いましたが、
この時点で想像するに、明日終了は考えにくい。


最低でも明後日と判断し、その場合、掲載日は一日確保
できるが翌日には個展中止という事になる。


一日でも紹介できるならば、ということで、ありがたい
事に翌日の朝刊に掲載。そして、こちらの最悪の想定
通り、掲載一日を持って個展は終了という事になりました。


その時の記事です。






さて、その後ですが、





15日(水)より八木佑介の京都大丸での個展が予定
されていましたが、京都も愛知県同様の動きがあり、
月曜日の時点では、さしあたり京都大丸閉店の決定は
ありませんでした。しかし、月曜日の夜、関係者から
電話で、明日の発表ですが、、、、、と、、、
14日(火)より閉店決定。。。


つまり、この個展に関しては完全に中止という事
となってしまいました。


実は、この個展は二つの新しい要素があり、私も
期待していました。COMBINEにとっては、初めての
地元京都の百貨店での個展開催、もう一点は、
この個展で八木は、これまでの深夜2時光景と、新たな
チャレンジとして板による作画作品を準備し、新たな
世界観を打ち出そうと計画していました。


残念ながら、その二つの要素は出せなくなってしまった
のですが、中止決定の14日(火)にBAMI galleryにて
その新作達を展示いたしました。

その模様は、現在Youtubeにて配信しております。
ぜひご覧ください。





その後、緊急事態宣言は全国に


4月30日(木)より開催予定の広島・福屋さんでの岡部賢亮
個展も中止とまりました。

ただ、この広島・福屋さんでの個展に関しては、緊急事態宣言
以前に、福屋さんの自主規制により、県外の人間の入店が
禁止という決定があったため、先方より個展開催に関して
、話し合い閉店決定以前に中止を決めていました。


いずれにしても、八木君の京都大丸個展と同様に
岡部君の個展も展示することもなく中止となりました。


ここまでが、4月の百貨店での個展計画でしたが、
後半には、BAMI galleryにて松本央個展を4月22日より
5月6日まで予定していましたが、5月18日よりと延期いた
しました。


さて5月の予定ですが、


5月は本来、松本央個展が6日までという予定でしたが
先述の事情通り延期し、5月18日からに変更。もともとの
予定として、公庄直樹個展が5月9日(土)より
BAMI galleryにて開催。

百貨店企画は5月27日(水)-6月2日(火)
佐野暁の名古屋松坂屋での個展という
計画でした。


改めて月間の企画を整理しますと


●公庄直樹「夢のなか」
2020.05.09 (sat) - 2020.05.17 (sun)


●松本央 アナログチューニング
2020.05.18 (mon) - 2020.05.25 (mon)


●佐野 曉 漆展 まどろみ
2020.05.27 (wed) - 2020.06.02 (tue)
at 松坂屋名古屋店 本館8階美術画廊


この3企画が5月の計画となります。


ただ、現状として、現時点の社会情勢を鑑みた場合
という判断がありますが、COMBINE/BAMI gallery
としては上記BAMI gallery企画は開催しようと考え
ております。

ただし、通常の企画開催ではなく、アポイントメント
による開催を行います。


具体的には、


事前に入場をご予約いただき、お申し込みいただいた
お客様に開場いたします。

入場のご予約に関しては、メールにて受付いたします。

office@combine-art.com

までご連絡ください。


尚、百貨店企画の佐野 曉 漆展 まどろみ
に関しては、名古屋松坂屋より県外作家・業者の入店は
禁止という決定が現在でていますので、個展開催
に関しては、現時点では予定されていますが、
作家は全日不在及び私も現場にいる事はできない
と言う事になります。


以下に再度当月企画詳細を列記いたします。
BAMI galleryでの2企画に関しては先述の通り
アポイントメント制にて行いますので
ご来場に関してはメールにてご連絡ください。

又、現時点では佐野暁の名古屋松坂屋での
個展は開催予定ですので、お近くで
ご興味のある方は、ぜひご高覧ください。


*************


公庄直樹「夢のなか」
2020.05.09 (sat) - 2020.05.17 (sun)
OPEN 12:00~18:00
期間中無休
※最終日午後4時閉廊



夢は記憶の断片を材料にして紡がれる深層心理の映像の
ようなものだという。 だとしたらヒト以外の生き物たち
はどうだろう。 雲を見上げた羊が空を漂い、木の実を
食べたリスのしっぽが葉っぱになる。 彼らの夢の中では
そんな光景が映し出されているのかもしれない。




--------------



松本央 アナログチューニング
2020.05.18 (mon) - 2020.05.25 (mon)
OPEN 12:00~18:00
期間中無休
※最終日午後4時閉廊





色んな周波数に合わせて観察すれば、
目に映るものだけでなく、目には映らないものも
感じられるように思います。

自分が感じたすべてを、できうる限り描く。
すると、また違う周波数のものが見えてくるのです。



「赤いミニカー」
パネル、キャンバスに油彩
F4 333×242mm 


「銀のミニカー」
パネル、キャンバスに油彩
F4 333×242mm 


「白いレースとさくらんぼ」
パネル、キャンバスに油彩
F4 333×242mm 


---------------



佐野 曉 漆展 まどろみ
2020.05.27 (wed) - 2020.06.02 (tue)
at 松坂屋名古屋店 本館8階美術画廊
https://www.matsuzakaya.co.jp/nagoya/access.html

〒460-8430
名古屋市中区栄三丁目16番1号
電話:052-251-1111



うとうとと眠りに落ちる 意識と身体がとろりととけて
いくようなまどろみの時 おぼろげな夢を見る艶めく
いきものたち そんなまどろみの姿を漆のかたちに表したい。





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