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小橋と上山
小橋君の備前の昆虫


これを初見したのは



丁度1年前だ。






ギャラリー移転の改装工事をスタートさせたのが
丁度一年前の12月1日その二日後、12月3日に
小橋君は高松の青野女史と“手弁当”で応援に岡山
から駆けつけてくれた。







その時、見て欲しいと携えてきたのが


昆虫の作品だった。



その作品を披露してくれた時、実は私だけではなかった。

ギャラリーの若い作家も数名いる中、改装工事の昼休み?
というのか休憩時間、馬鹿話で盛り上がっていて話が
途切れた瞬間、その作品を皆が目にした。。。。






瞬間、皆の表情が変わったのが如実に解った。



こ、これは・・・・


作品から確かな“アウラ”が出ていた。


これが焼き物??





これが“備前焼?”



確かにまだプロトタイプぽさはあったが、、、しかし
そんな事は問題にならない精度が見て取れた。



この作品だったら私が扱える!と瞬時に確信した。



私が扱える・・・妙な言い回しだが、そこには意味がある。



先のブログでも紹介したが、彼と出逢ったのは5年ほど
前だった。



コンテンポラリーアーティストを目指す備前焼作家
というスタンスはその時、理解できたのだが、しかし、
私は純然たる備前焼を扱う仕事ではない。



コンテンポラリーアートを扱うので、その部分で彼と
融合できるはずなのだが、しかし当時の彼の
コンセプチャルな作品群は到底その当時?今でもだが、
私の手に負えるシロモノではなかった・・・



程度が低いかと言えば逆でレベルが高すぎ難解、
その上、作品から商品に転化する要素が殆どない、
つまり流通させようのない内容・・・これでは、、、、
と足踏みする事となる。



当面、彼が考えている、それを元にする行動に
対してのアドバイスという程度の助力は行おう
とは考えていた。



彼のレベルの高さは、実際、



BEPPU ART AWARD 2011 Prezentation Planという
別府で開催されたコテンポラリーアートのコンペ
にコンセプトを出品しファイナリストに選出されている。





その後、何度も折を見て色んな話を繰り返してきた。
ある時は百貨店の売場、ある時は喫茶店、ある時は酒場・・
・・京都、高松、岡山、、それぞれの拠点で。。。






そんな事が5年ほど続いてきたのである。



正直、当然その間、私以上に彼がこのテーマ性についての
閉塞感を増していったのは見て取れた。







2度ほど、試験的に私がサラリーマン時代、営業企画を
任されていた高松天満屋のアートギャラリーや画廊企画
に彼の作品を実際に投入した事がある。



反応、結果、確かに悪くはない。しかし如何せん、
難しいという部分が綺麗に払拭されるわけではなかった。



ただ、その僅かな機会に私なりの妙な突破口が感じられた
事も確かであった。



コンセプチャルな精度、概念性、は高いが、それ以上に、、、



彼が作る具象的形態には魅力がある。そこには、
既に、彼が何時もコンテンポラリーという刀を
大上段に振りかざし常に対決を挑むエッセンス
が含まれているのじゃないのか?と何となく
私なりに感じた。



つまり、敢えて、大仰に彼がよく使う言葉としての
“焼成とは?”などという観念性が、彼が意識し
なく日常で作る具象物に内在し、それを見た人が
普通に十分感じるんじゃないの?



この方向から攻める事の方が重要じゃないのか?と感じた。



しかし、問題がある。



それは何を作るべきなのか?と言う事である。



すべての作品、作家に共通する事だが、この何を作るのか
という単純な問いは、本来問いであってはならないのである。



つまり、作家として生きている人間の根源になるから
であり、貴方はなぜそのようなモノを作るのか?と
聞かれても言葉として正確に答えられるものではない。



故に創り続けるという逆説的真理があるはずだからである。
もっと平易にくくると“好きだから”という程度しかない
のではないか?と考えられる。



どの人間でもそうだが、なぜ好きか?と聞かれ、
自身が納得する言葉があるだろうか?それは言葉を
遙か越えたエモーショナルな世界でしかないと私は考える。



そのごくごく当たり前の部分をある意味独自のメソッドに
沿ってアウトプット=具現化する、もしくは出来るのが
芸術家だ!



では、、、小橋くんの場合



テンプレート化された備前の伝統はできる。


しかし、基本となる個性的基礎は?何??


私にとっての小橋マターの蓋然性は、、



それがなければ・・・



ある時、酒場で、話の流れから、
感情的になっていたのを覚えている・・・



【結局、お前の好きなものはなんだ?】



上述の内容と真逆の問いではあるが・・・
この言葉を投げるしかない・・・そんな場面だった。



かなり強く、張り倒すような勢いで聞いた事を覚えている・・



その時、彼は黙った。









その後??というかその酒場での会話が何時だったのか?
覚えていないが、



先述の1年前の



備前の昆虫を初見する場面に戻る。



これならば。



妙な縁



丁度その一年後に彼の個展を開催する




小橋順明 solo exhibition 【 生きる土 】は、




そんな時間経過と会話の中で生まれた
展覧会であり、私と彼のこれからである。



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小橋順明 solo exhibition 【 生きる土 】
2015.12.02 (wed) - 2015.12.14 (mon)
OPEN12:00-18:00
会期中無休
■作家初日(12/2)在廊予定







【 生きる土 】出品作品集


COMBINE 小橋順明 solo exhibition 【生きる土】 作品 by COMBINE





■プレスリリース


COMBINE 小橋順明 solo exhibition 生きる土 プレスリリース by COMBINE





■プロモーションビデオ




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