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台湾紀行 2013.11.07―11.10
先週の木曜日7日から台湾・台北に


COMBINEの青野女史、釜匠くんと3人で


行きました。


昨年の同時期、台湾の友人が京都のBAMI galleryに
来てくれました。その丁度一年後、今度は我々が
伺うという約束での今回の渡航でした。


台湾の友人とは釜くんの作品を通じて知り合い、
私の香港出張時に香港に在住している彼と会い、
その約一年後に先述の通り京都に来てくれました。


彼とは偶然?というのか不思議な縁で知り合い、
約2年程メールやFACEBOOKなどで交流をして来ました。


約7年弱前からアジアに行き出した私、、、
日本の若者の作品を国内及び国外で紹介する
その思いの元動きだした東亜への憧れ・・・


そして、


香港、上海、大連と中華圏を何度か伺いましたが、
中華圏のそれぞれの地域の事情及び中国という
経済発展の著しい国において、その7年間で私なりに
感じたものは、結局、アートに関して外すべからず
マターは、、台湾であるというターゲットが浮上し
て来ました。


だから、という事情で件の彼と知り合ったと言う事
ではないですが、、、、


何故か引き寄せられるように彼を通じ台湾との縁が
生まれた、そんな感じです。


つまり中華圏を中心とした東亜、その中の起点が
台湾であり、その流れからの香港、上海、大連、、、
それらすべてに通ずる、、、、


つまり香港も上海も大連も私にとっては未だ
継続しているマターであることは間違いないのです。


さて今回の紀行ですが


11月7日予定どうりフライト!

3名とも台湾は初めて!!!





12時55分のフライト

到着は現地時間の3時過ぎ

予定では、ホテルで友人と待ち合わせし、

この日から始まるアート台北のVIPプレビュー見学
でした!


無事予定通り到着後、再会を果たし
いざアート台北へ!





アートフェアというものをそう沢山見てきた訳ではあり
ませんが、アート台北は結構な活気があり大勢のお客で
盛況でした。これはあくまで人の入りに関してであり
セールス状況は正直良く分かりませんでした・・・・・


友人が詳しく出展している台湾及びアジア圏のギャラリー
及び各ギャラリーがプライマリーとして推すアーティスト
を説明してくれました。


私の率直な印象は、自身経験のある上海のアートフェアに
しても同じような感じを受けました。


つまり何を見せているのか?誰に売るのか?
そのあとどうするのか?


これは基本どこでもそう変わらない条件じゃないか?


色々な考え方があると思います。本当に即効性の高い
商売、私の憧れのようにその後も市場性を保たせる
、作家は別にしてビジネスとして様々な繋がりを作る
等々、思惑は色々だと思います・・・・・


しかし、相応のコストを考えた場合、最大のメリット
は?これは日本の出展者だけを指している訳ではなく
全てにおいて感じる事なのです。つまり、僅かながら
ブースを拝見するとその考え方の色彩の違いが私なりに
分かるのです。。。。


その晩、至極美味しい台湾料理を食しながら
作品の事、市場性、その他諸々を細かく話し合いました。


少し話しが逸れますが、、、


当然、私達3人は北京語も英語も出来ません・・・

では、、なぜ話し合うという状況があるのか?


友人が強力な助っ人を引きあわせて下さいました。

実は渡航前、どうしても言葉の壁があり、、、
という事を何度もその問題をメールでやりとり
し、私が通訳を雇うという提案をしたのですが、


友人が、


心配するな!と、、、、


そして登場したのが、、、


凄い人物でした


日本から転勤で台湾に渡り、超一流企業に勤めながらも
ある人物からの誘いで全てをかなぐり捨てて、、、、
現在、台湾にて起業しているEさん!


ダイナミックな人生を歩む彼、、


実はこの出会いも私達にとっては
かなり大きいものとなりました。


このEさんの堪能な語学力に助けられ、またEさんの
経験している台湾の色々な事情を教えて貰いながら
有意義な時間を持てました。


翌日8日は


予てからの希望である


故宮博物館へ!





これは正直驚かされた


人間の技の限界、その博物館というのか?


見るものすべてに度肝を抜かれた・・・・


ここまで人間は突き詰めて物を作り
それがこんな良いコンディションで残って
いるのか???


想像も出来ない膨大な時間の中で積算された
文化遺産・・・まさしく人間の栄光があった。





画像は故宮博物館内にあるレストランで食べた
ラーメン?このお肉が柔らかく美味しかったです!!






画像は故宮博物館の入り口での記念撮影!
向かって右端の男前はE氏の部下台湾人のNICKくん
実に日本語が堪能でした。。。。


その後、台北市内の画廊を数軒巡り


E氏のオフィスへ!


謙虚なE氏、しかしそのビジネスは素晴らしかった!
内容までは正直分からないが、企業コンサルタント
=ビジネスマッチングと留学を希望する若者への
語学を中心とした教育ビジネス、、、、、、、


多数のスタッフが、我々がオフィスに入ると、皆一斉に
起立して大きな声で挨拶!


決して、やらされている訳ではないのは分かる。

皆、満面の笑顔!働いているのがとても楽しそうで
あった。


これがEさんの経営哲学か、、、と感心させられた。。。


その後、翌日の再会をEさんと約束して


台湾1の小籠包のお店


友人曰くは


世界一の店!!!





決して仰々しい高級店ではなく
失礼ながら庶民的なお店、、、

しかし店の前は

観光の日本人と現地台湾の人

が大勢待つその店は


本当に美味しかった!!!






小籠包のお店を後にして


数軒ギャラリー訪問


そして最後に友人お薦め煎茶のお店で
美味しいお茶を頂きました。







翌9日は実質的な最終日


帰国の日は午前8時半のフライトの為
その日は帰国するのみ


この9日が台湾滞在の最終日


9日、友人はプライベートな要件があり
午後、アート台北で待ち合わせ、、、、


午前中は我々だけでの行動となった。


時間があるようでないので待ち合わせ場所に
近い観光スポット、、、、台北101という
高層ビルの展望台!


ここしかないと3人で行きました!!





高さ509.2m

地上101階


僅か30秒そこそこで昇る展望台からの
景色!!!


圧巻!


私の大好きなゴチャゴチャ感、そしておもちゃの街の
ような風景!!






この風景を観た時


その昔


我々日本の偉大なる先人が


台湾を仁と徳をもって統治した古へ思いを馳せた


その当時と大きな様変わりを遂げた現代的な街


しかし、色々なものが日本と今も似ている


台湾。


なによりも


東日本大震災に際して


どの国よりもいち早く多大な義捐金を送ってくれた


義に厚い国。


そして、、本当に優しく親切で真面目な人達


そんな人達が今も我々の国に対して


尊敬の念を抱いてくれている。。。。


我々の先人の偉業・遺徳が


百年経った私たちにも燦然と輝いている


ありがたい事である。


我々も先人の偉業・遺徳に恥じない


精神と気持ちを改めて考えなくてはならないと
感じました。



・・・・・



その後約束通り友人とアート台北で待ち合わせ
そして友人の台北オフィスへ


そこでは彼のコレクション作品を見せて貰い


其の後、、、釜くんの作品を中心に


色々な話をしました。





途中友人の恩師でヨーロッパの方を交えて
様々な話をしました。


その時間


実はもの凄く有意義でした


釜君の作品、制作スタイル、これから


そんな事を我々アジア人とヨーロッパの
人と考え方の違いを長時間かけて話し合い
ました。


この時間は本当に有意義でした!







そして、、、、、



何気なく友人から



白い封筒を渡された



うん?


中を見ると


なっ、なんと


The Places We Liveの写真集



エッ?と彼の顔を見返すと




”プレゼント!”



「好きだろ?」



、、、熱いものがこみ上げてきた。。。


facebookで何度もこの写真集の作品をupした


どちらかと言うと、、、、


元気のない時にそんな事をした。


しかし、The Places We Live


の写真は私にいつも勇気を与えてくれる
不思議な自浄剤でもあった・・・・・


それが分かったのか??


しかも、、ロンドンから取り寄せてくれている・・・


改めて友人の心の温かさを感じた瞬間だった。。





最後は友人の無二の親友が経営する


ワインバー

Winebay (酒碼有限公司)





にて


沢山の友人たちと


楽しい


本当に楽しい時間を過ごしました!!






不思議な縁に導かれた者達



感謝です。



最後に、、、、



友人のオフィスに伺った時、、



コレクションを何気なく見まわっていて、、、



エッ?これっ?



彼に聞いた、、、



これは、、ひょっとして




Ai Weiwei Sunflower seed????




yes!!!



ニヤリ!



ueyama ,,気付いたね!



「持って帰れ!と鷲掴みに・・・・・」



「本物か?」



「本物だ!苦労して手に入れた!」




テートモダンの伝説的インスタレーション。。。


http://www.tate.org.uk/whats-on/tate-modern/exhibition/unilever-series-ai-weiwei-sunflower-seeds



Ai Weiweiの創作意図とは離れるが・・・・









今回の台湾での時間


そしてこれからの



SEED!に


私は感じた。




Thank you, Alex !!!























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