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今様の”ハレとケ”
4、5日(土・日)と遠藤君と高松に行き、
帰ってきてからの6,7日は終日デスクワーク
に没頭していた。


これから年末の12月18日までこの繰り返しが予想される。
本年12月19日から、高松天満屋ではNPOかがわ・ものづくり
学校(小橋順明くんが参加http://www.kcv.ne.jp/~atsumasa/
の作家を中心とした画廊催事を企画している。


また同時開催として、高松天満屋全館(1階~10階)
をNPO参加作家にて”インスタレーションJACK”する
イベントも開催予定している。






基本コンテンポラリーアートの画廊催事とコンテンポラリー
アートの全館JACKという色彩です!



NPOの主力が画廊にて”鬨の声”を上げ、NPO部隊が全館を
JACKする、、、、、そんな本年末の”事件”を演出・画策
しています。


今特に全館JACK企画の大詰めであり、最終調整の段階を向
かえている。約20名参加で作品点数も30点近く、館内
のあちこちに配置するという、現行の百貨店ではあまり例
を見ない企画を敢行しようとしている。



8月にfacebookで少し視察状況を報告させていただきまし
たが、その具体化です。


美術というセクションがどの百貨店にも存在し、その枠組
みで刺激的な事が行われていますが、我々はそれら枠組み
を越えて、百貨店全館を劇場に見立てようではないか!と
考えています。



こういった考え方は、参加してくれ協力してくれるNPO及
び作家の方々の存在、そして、その思いを受け止めてく
れる百貨店の経営陣の理解、その理解から動いてくれる
スタッフの方々がいなければ到底出来る事ではありません



今回企画できるのは、それらの方々の熱い思いが上手く
合致したからに他ならないからです。偶然?必然?とに
かく、決まったテンプレートを逸脱するこの企画は、全
て人の熱い思いによって支えられています。



私が全館JACKの構想を持ったのはかなり以前です。


土台この話はかなり無理がある、、、、、



作家の問題、店側の問題、、等々、、しかし、一度は
やって見たい企画ではありました。


直島やその他地域イベントは昨今多い、しかし、それよりも
、なんでもない日常の中にある空間で非日常という事に私は
魅力を感じていました。



コンテンポラリーアートの基本は準備した所にお客様に
お越しいただき、、などという予定調和からは元来生ま
れない。


ラウシェンバーグが説く、生活とアートの狭間、、
つまり私は路上ライブに近いのではないか?と考えて
います。



そんな突然の衝突!



NPOかがわ・ものづくり学校の方々と初めて打ち合わせ
した時にポロッと口に出した瞬間、NPO代表である倉石先生
が乗って下さったのは正直驚きでした。




************



もう一つ私は今の百貨店でこそすべきじゃないか?
とも考えていました。



私が小さい時分、、、



百貨店は間違いなく”ハレとケ”において、キラキラとした
”ハレ”の場でした。



京都の田舎だった私は、高島屋・大丸という百貨店にヨソい
きの洋服を着せられて出かけていました。



今からその当時を懐かしみ、復古を願うつもりはありませんが、



しかし、やはり、、、百貨店は”今様のハレ”を考えて欲し
いと思うのです。



世界中には数多の商業施設があります。しかし美術品を、
しかも質の高い美術品を発表し販売するような施設は、、、


日本にしかないのです。こんな珍しい機能、昨日今日じゃ
できないし、世界に皆無という事を考えても、如何に面白
いか?そういった事を核に据えて、、、



新たなハレを考えて欲しいなぁと感じるのです。



いずれにしても、、、、



企画開催まで諸事あろうかと思いますが、本年最後の締め
くくりの仕事として頑張りたいと考えています。



追記、、、私とNPO側との調整役の小橋君、、、、、
最後までもつだろうか???



ガリガリの彼、、、、もうすでに、、、



”一反木綿”状態・・・・・・



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