RECENT POSTS
展覧会にあたって、植田君からの手紙
COMBINE selectionも無事終了い
たしました。


暑い中わざわざお越しいただいた


皆様ありがとうございました。


そして来週29日(月)からは


いよいよBAMI galleryでは初となる


映像作品展


植田崇裕
Video Art 【テリトリーの変化と浸食】
2011.08.29 (mon) - 2011.09.20 (tue)
gallery close 9/4・10・11・17・18
open 11:00~18:00


スタートいたします。


今週はそのセッティングで植田君が頻繁に
ギャラリーに訪れ微妙な調整をしてくれて
います。




思い返せば、、、


今を遡ること半年前


京都市美にて開催されていた嵯峨美卒業展
が彼との最初の出会いでした・・・・





この時期他の大学の卒業展もかなり周り、
その後何人かと色々な話しをし、現在も
繋がりを持っている子が数名います、、


かく言う植田君もその中の一人なのですが、


彼が他の人間と格段に違ったのは


『人なつっこく』


頻繁にギャラリーを訪れてくれた事でした。


大学を卒業して、その後について具体的な
展望もなく、どうしていいか分からない。






漠然と世間一般の通念通り


この手のものではどうにもならない・・


そんな彼には色々な話しをした???


と言えば聞こえがいいですが、、、、


実際は



"""アホ・ボケ・カス!の連発"""







たまにギャラリーのセッティング手伝い
を無理矢理?協力させ、田村さんの山の
アトリエにも同行させて、実際の現場も
見せてきました。


そんな彼ですが懲りもせず、、よく
怒られにきていました・・・・・・・


その一つの区切りとして今回展覧を
する事を決心しました。


どんな表現もそうなのですが、取り分け、、
映像表現は自宅で一人でという訳にいかない
のは簡単に想像できると思いますが、実際
映像作家という事になればかなり厳しい生活
の制約との戦いになると思います・・・・・


当然今のままでなんとかなるなどという
ことは不可能です。


ある意味で、今回の展覧は彼のこれからの
スタートラインになれば、、そういう思い
が私の中では強くあります!


彼が今後どういう具体的活動を提示して
くれるのか?


実に楽しみです。



そんな彼、植田くんから展覧会にあたり
今の自分の心境を手紙にまとめてくれま
したので、ここで紹介させていただきます。



------------------------------------



展覧会にあたって  植田崇裕



学生という肩書きが無くなった後、

いかに作品を作ることが難しいか

身をもって体験しました。

大学時代、当たり前のように機材、

展示場所、時間が与えられ、それ

らが自分にとって当たり前のよう

に毎日を過ごしていました。

しかし、大学を卒業してからその

当たり前のことを全部自分自身で

こなさないといけない、総括して

非常に困難なことだということを

改めて実感しました。

そんなときCOMBINEの方とお知り合

いになり、作家としてのあり方、

私自身の方向性について色々とお話

を聞かせてくれました。

そのうえ、こうして私の作品を発表

できる場も提供してくださいました。

そのことに深く感謝し、その期待に

応えるようこれから始まる個展で

得るものを糧に頑張っていきたいと

思います。

私のテーマである「テリトリーの変化と浸食」

はマイナスのイメージだけではなく

新たな人・場面と出会う事で自分

自身の考え方、方向性などの可能

性を新たに発見するという意味も

あります。

そして一人でも多くの人に私の作

品を見てもらい、そのことで私自

身が変化し、さらに観ている人の

中で何かが変わっていくという体

験をできたら私は幸いだと思います。



------------------------------







▲TOP