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コンポラサーカスと4展【さる】
BAMI galleryにおいての


小橋順明 solo exhibition 【生きる土】


無事終了いたしました。


京都新聞様・朝日新聞様に取り上げていただいたことも
あり、会期終了前の土日は沢山の方に起こしいただ
きました。


誠にありがとうございました。



さて、いよいよ年末です。


COMBINE/BAMI gallryは本年最終企画が二つあります。


BAMI gallryでは、今年の春からスタートさせました
BAMI gallery2階スタジオ使用作家4名による
グループ実験展・4展を開催させていただきます。


又、COMBINE officeは外部企画として
京阪百貨店・守口店にて、


COMBINE/BAMI galleryアーティスト全員による
グループ展

【―コンポラサーカス― 】
京都若手現代美術作家展

を開催させていただきます。


本年2015年最終企画
ぜひ皆様宜しくお願いいたします。





Round3
4展 Shiten Thema【さる】
2015.12.18 (fri) - 2015.12.30 (wed)
OPEN  : 12:00-18:00
CLOSE : 12/22.23.26.27

今展に関しては会期中無休ではありません。


BAMI gallery2階スタジオを使用する4名による実験展。
4名の4、視点(してん・Shiten)、各自通常の表現と
は違う統一テーマにて展覧会を構成します。


今展は第3回目となります。今回のテーマは【さる】
来年の干支である”さる”を主体とする干支をテーマに、
各自それぞれのアプローチを行います。


干支というのは元来季節の風物詩というだけのもではなく、
アジア、特に漢字文化圏においては“時”を示す数詞であり
暦を始めとして方位などにも用いられる人間生活の根幹部分
でもありました。


西洋的な時間の観念が流入する前はもちろん流入した後の
我々の生活にも息づいているこの“干支”を独創的な感性
で同時代感覚に迫る内容を現代における干支とは?という
テーマ性の中で 表現いたします。


COMBINE 4展 shiten round3 プレスリリース by COMBINE










「コンポラサーカス」京都若手現代美術作家展

■会期 
2015年12月23日(水・祝)~31日(木)
最終日は午後5時閉場

■場所
京阪百貨店 守口店 6階 京阪美術画廊
http://www.keihan-dept.co.jp/moriguchi/event/garou.html

■アクセス
〒570-8558
大阪府守口市河原町8番3号
営業時間10:00~20:00
http://www.keihan-dept.co.jp/moriguchi/shopguide/

■作家詳細・お問い合わせ
COMBINE / BAMI gallery
〒600-8824
京都市下京区二人司町21番地
TEL.075-754-8154 FAX.075-754-8154
www.combine-art.com
office@combine-art.com


「―コンポラサーカス― 京都若手現代美術作家展」京阪百貨店 守口店 プレスリリース by COMBINE


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小橋順明 生きる土 京都新聞・朝日新聞記事
本日の京都新聞・美術欄 朝日新聞(京都)にて


小橋順明 solo exhibition 【生きる土】


取材記事を掲載していただきました。


どちらも、丁寧な取材と、作家の想いを
記事にしていただけています。


特に私は、


京都新聞さんの見出し



【やきものの昆虫に宿る技術と情熱】



情熱!


この言葉を入れていただいているのが



なによりも凄く嬉しいです!



一人コツコツ


何度も何度も焼成を繰り返し


一年がかりで新しいものへ


取り組んだ小橋君の情熱


これを感じとっていただけたのが


実にありがたいです。


京都新聞社様、朝日新聞・京都総局様


誠にありがとうございました!









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COMBINE/BAMI galleryは8年目を迎えました。
今日12月8日はCOMBINE/BAMI galleryがスタートした日です。



始まりは2008年、今から7年前、京都・寺町通り高辻上ルに
あったビルの3階の一室でスタート致しました。



その日の朝、ビルの入り口に看板を置き、いよいよスタート
だと勢い込んで臨んだのですが、、誰一人来ませんでした。



画像はその頃から3ヶ月程たった頃のギャラリー風景で、
釜君の初めての個展風景です。







あれから7年、色々な方に助けていただいて今があります。
感謝しかありません。



誠にありがとうございます。



至らぬ事の方が圧倒的に多い私どもですが、
今後とも宜しくお願いいたします。

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小橋順明 【生きる土】 制作ポイント
小橋順明 【生きる土】


スタートいたしましたが





初日より


これが焼き物??


この繊細なのはどのように?





という、作品を観ての驚嘆ぶり




残念ながら


画像ではまったくとは言わないまでも・・・・


実物から受ける印象は画像の10倍いやそれ以上の
ものがあります。






ぜひ、沢山の方に見ていただきたい!!!







今回のブログ



小橋君のこの超微細な作品


これが出来るまでのポイントを
彼が残している制作レポートから
紹介させていただきます。



***********




制作のポイント(小橋順明)




〇取材 昆虫館へ出向いて標本をスケッチ


何度も出入りして一日中スケッチしているといると、
標本箱から一つだけ出して見せてくれるようになった 
形の理解を深めながらスケッチ。できるだけ多くの
写真も撮る(許可を得ている) インターネットでの
情報集め。動きのある画像など実際に手に入れられる
ものは手に入れる







〇原寸大×1.15倍の絵を描く


イメージが固まってきたら画像を手に入れたり絵を
描いたりする。原寸大で それを1.15倍に拡
大する。 跳ねの大きさ、足の比率などに注意しながら
1,15倍にするのは土の収縮率を計算に入れるため 
絵の上に重ねながら部品を制作する.








〇関節ごとに部品として作られる


強度を考慮しながら触覚や足の先端なども別パーツ
















〇部品はバラバラに焼成される。


電気窯の場合一度目は1200℃で何もせずに素焼きする。
(一度目に炭などと一緒に入れると表面が反応し過ぎて
ブクブクになったりする)2度目以降、炭や灰に埋めたり、
藁をのせたりする。


炭の大きさ(粉から2cmのものまで粒度を調整したものを
用意している)や配置によって焼成結果が違うので
ピンセットなどを使って丁寧に窯の中で配置する。













〇焼成は狙ったテクスチャーや色が得られるまで繰り返される


高い温度で焼いたり1220℃ 高い温度で焼いた後でも
低い温度で焼くと違う色が出現する冷却時に温度を長時間
保持したり窯内部の様子を想像しながら一回の焼成の温度
の上げ下げを調整する。 

何度も焼くことでより土の内部まで焼成の化学変化を
起こして、深く厚みのある表面、変化を得られる














〇焼成後に接着剤で接着する


接着剤は弾力性のあるものを使用。 部品の焼き物は
薄い所で0.5㎜以下となるので、硬度の高い接着剤
では 衝撃を受けたときに焼き物の部分が損壊するため 
ゴムのような弾力もつ接着剤を関節部分の接着に使用
することで衝撃に対して自然な動きで柔軟に耐えること
ができる。







〇接着組み立ての時は


クリップや練消しゴムなどを駆使して各部品を支持固定
しながら、カタチを確認しながら本体と接する近い部品
(第一関節とか、後羽根とか)から一つずつ付けては乾燥、
固定を待って次へと組み上げていく完全な固着には
半日から一日かかるので一つの作品をくみ上げるのに3日
ほどはかかる。 

ほぼすべての部品はピンセットでの扱いとなる








〇接着後に接着部分をアクリルカラーで着色


数種類の油性のアクリルカラーを混色、土や石、
炭の粉などと混ぜ、テクスチャーなどを調整しな
がら、焼物部分と違和感がないように接着部分を
着色する








〇支持体の棒と本体はエポキシ系の2色混合接着剤を使用


他素材との接着であることと、本体の重量を支えるために
強力である必要があるため。 


支持体の棒はステンレス。 棒はアクリルミラーの裏側
まで貫通させており裏からも接着している。


展示は360℃可能 移動は天地無用











〇備前焼の技術について


大事なのは土や技術との距離感、素材理解どれだけ土に
触っていたかが大事。関係ないように思えるロクロの
修行や土づくり、窯焚きなど備前焼の職人としての
15年の修行や訓練が全て今の造形技術、表現技術
に生きている。









〇焼き物の焼成による色彩やテクスチャーの複雑さは目
で理解できるレベルではない


手彩色での表現では絶対不可能な素材の複雑さは
私たちの体や自然の生き物の体と同じものまたは
通じるモノです。


私たちは土から生まれたのだし、焼物の色彩は
酸化金属の複雑な化学変化が起源であり、生き物
の体の色彩もまた全く同様なのです目で意識して
理解できないレベルでの変化ですが、目には入って
きていて認識はしているはずであり、この変化が
「素材感」となって焼き物に生命力を与えている
のだと思う。










***********



小橋順明 solo exhibition 【 生きる土 】
2015.12.02 (wed) - 2015.12.14 (mon)
OPEN12:00-18:00
会期中無休
■作家初日(12/2)在廊予定







【 生きる土 】出品作品集


COMBINE 小橋順明 solo exhibition 【生きる土】 作品 by COMBINE





■プレスリリース


COMBINE 小橋順明 solo exhibition 生きる土 プレスリリース by COMBINE





■プロモーションビデオ




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