時の肌ざわり
January 16,2010
早いもので
年が明けてから
もう2週間が経った・・・
バタバタとしていたせいか
そんなに時間が経ったのか?
と改めて感じた今日
久し振りの連休だ。。
来週はいよいよ上海へ、帰国後は
kappaちゃんの2回目の個展、その間
エトリさんと3月開催の展覧打ち合わせ
その後は田村さんのSTONEを高松で展開・・
・・・・・・
と、結構忙しくさせてもらえそう
である。
さて、、、
休みといってもさして凝った趣味を
持っているわけではない私にとって
唯一この何年かマメに続けている趣味が
ある・・
私と古い付き合いの人は知っているが
私の趣味は
散歩だ。。
長い時では2時間
短くても1時間弱程は近所を歩きまわっている。
幸いにして近くに木津川という大きな川があり
その近辺をうろついているのだが、木津川から
流れてくる小川で泳いでいる鯉をぼぉ~と眺め
たり、花を見ていたり、たまに”ヌートリア”を
眺めたりと私にとっては結構楽しい時間なのだ。。
その中でも
一番大好きなスポットが
この木津川沿いに昔からある集落で、小さな路地
が入り組みながらの区画を形成しており、昔の
ままの農家の家々が今だ軒を連ねている・・・
その区画に一歩足を踏み入れると
自分が知ることのない筈の
遠い昔に来たような感覚、、、
遮断された空間に迷い込むのと
同時に、何者かとの交信が始まる・・・








完成に向かう”綺麗”さにはない
崩れ落ちていく瞬間の”儚き美しさ”
・・・・・・・・・・・・・・
時空の記憶として人の存在を
僅かな芳香を放ちつつ化石化していく
そこには
時という目に見えないものの
確かな”肌ざわり”を感じる・・・
田村博文solo exhibition ABC朝日放送 NEWSゆう+(本編)
January 14,2010
お待たせいたしました。
昨日放送の田村博文solo exhibition
ABC朝日放送 NEWSゆう+カルチャー
本編を公開させていただきます。
良い編集に仕上げていただき
スタッフ一同感謝しております。
ABC朝日放送 NEWSゆう+のスタッフの
皆様、誠にありがとうございました。
なによりも
コーナー最後でコメンテーターの方が
語った一言
これが
私にとっては非常に嬉しい一言となりました。
※番組ホームページでも取り上げていただいてい
おりますのでこちらの方もご覧下さい。
ゆうカルチャーという所で紹介していただいてます。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
http://webnews.asahi.co.jp/you/
ダーウィン賞と死生観
January 12,2010
実は、私、人の滑稽な死に方をインターネットで
探訪する趣味をもっています・・・・
それを探るのに、うってつけなのが
以下の”栄えある賞”であります。。。
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人類は適者保存の法則に従って、優秀な種が子孫に
伝わりそれが人類の発展に貢献するのだが、逆に言うと、
種を伝えてはいけない人(すなわちア○)は遺伝子を伝
える前に死ななければならない。
それを素晴らしい方法で実践した人が貰える賞がこの
ダーウィン賞である。
これはこれでやはり人類に貢献するからである。
まぁ、、、アホは人類に対し遺伝子を残すな!
それと同時に、、アホはとんでもないアホな死に方
を実践してこそ遺伝子を残さなかった意義を伝えられ
人類に貢献を表名できた!・・・と、、
それらを大いに表彰するという、、
ダーウィン賞!
これはひどい話である。。。。。
が、、、以下をまぁご覧下さい・・・
(※最初の方が先日発表されたばかりの2009年度です。)
○ATMを破壊しようとしたら爆薬の量を間違えて自分達
が爆死してしまった2人組の強盗
○渋滞に巻き込まれ、トイレを我慢できなくなった男性
が車を降り、道路のフェンス飛び越えて向こうで用を足
そうとしたところ、そこは線路をまたぐ跨線橋の上だっ
たため下へ転落、死亡
○一度警察に救助されながら、自転車が惜しくて川に戻
り溺れた女性
○店舗に押し入った強盗、顔を金色のスプレーペンキで
塗装して変装していたために呼吸困難に陥り逃走しきれ
ず死亡(サウスカロライナ州)
○台風で停電、電気が回復しないのに業を煮やしたミル
氏が戸外でぶら下がっている電線を電動ノコギリで切断
しようとして感電、死亡(ニューヨーク州)
○変電所施設に侵入、変圧器の上に立って小便をしたと
ころ感電、死亡(テネシー州)
○鎮痛剤を処方してもらいたくて怪我をしようと走行中
の車から飛び降りた男性、勢いが良過ぎて死亡(ミネソタ州)
○ハムの無線アンテナをあげていたら送電線に当たっ
てしまい感電死した3人の家族(フロリダ州)
○彼氏の車があまりにトロいので仕事に間に合わない、
歩いた方がマシだと走行中の車から降りた女性、実は
結構スピードが出ていて転落死
○軍での訓練中、道路に寝ていたら車に轢かれて
即死(ルイジアナ州)
○エールリング湖に遊びにきていた30歳男性、大雨
で湖が氾濫しているのに乗じてベッドのマットレスを
持ち出しサーフィンしようとして水死(ルイジアナ州)
○家の下に金が埋められていると夢で見た男性、毎日
床下を掘っている最中崩れた土砂に埋まって死亡(インド)
○1000フィートの崖を滑り降りるチャレンジに失敗、
滑落して死亡(オレゴン州)
○バスに乗り遅れ走ってきた女性、方向転換したバスに
轢かれる(カナダ)
○庭にあるレンガの小屋を自分で壊そうとしていた男性
、崩れてきたレンガにつぶされ死亡する(イギリス)
○26歳の洞窟探検家、頭から入っていったら先が細く
なっている場所で動けなくなり、救出できずに死亡(ユタ州)
○ヘリウムを吸って声を変えて遊びたかった学生二人
がヘリウムで一杯の気球に飛び込み窒息死
ジェイソン・アッカーマンとサラ・リッドマン
(両方とも21歳)が南フロリダ州のレイクビュ-で、
地面に落ちてしぼんだ気球から足が出ているのを発見
されました。この二人はヘリウムガスを吸って遊ぼう
と思ったらしく、広告用に浮いていた気球を地面
まで引っぱり、気球の中に潜り込んでヘリウムを吸
い過ぎ、酸素欠乏で窒息死したようです。
○ロケット弾を分解しようとしてハンマーで
叩いた男性、爆死
ブラジル人男性です。ロケット式の手榴弾を解体し
ようとして最初は車のタイヤで前後に轢いて壊そう
としたのですがうまくいかず、あげくの果てには自
分でハンマーを持ち出してきてがつんとやったら大
爆発。彼は当然爆死、彼の職場と車6台が大破した
そうです。
○「千個のヘリウムガスを詰めた風船で宙に浮いた
後海へ流 されて死亡したカトリックの聖職者」
パーティ・バルーン(いわゆる普通の風船ですね)
での飛行時間19時間という記録を超えるべくチャ
レンジしたわけですが、以前彼を指導したことが
あるというパラグライダーのコーチ、リヒトナウ
氏は彼のことを「向こう見ずで頑固、いつも慌てて
いた。だから別に驚いていない」とコメント。
○「愛車のポルシェを守ろうと電車に向かって
いきひかれた人」
ポルシェ・カイエンで走っていた彼は踏切で車
がスタックしてしまい動けなくなったのです。
しばらくすると彼は車を飛び出し、こちらへ向か
ってくる電車に向かい手を振りながら走っていった
そうです。ーおそらくポルシェを守るためにー
○のどの痛みのためお酒を飲めなかった58歳のテ
キサス州の男性が、 仕方なくお尻からシェリー
酒を浣腸して摂取し死亡
○真夜中過ぎに道路で全裸で死んでいるのを発
見されたサウスカロ ライナのカップル。両方
とも21歳。その後、ピラミッド型の屋根 をし
た建物の屋上できれいに折りたたまれた二人分
の服が発見さ れ、どうも屋根の上でセックス
していて落下したらしいことが判 明した。
○地面に金属のロッドを打ち込み、自身を高圧
線に感電させてほくろ を直そうとして感電死
した東ドイツの男性。
○荒れた納屋を解体しようとしてチェーンソー
を使用していたとき に大事な柱を切ってしま
い、建物の下敷きになってしまったウエスト
バージニアの男性。
○近づいてくる電車の線路の上で、どれだけ長
くたっていられるか というチキンゲームに勝
ったイリノイ州の人。
....あまりに勇敢すぎて轢かれてしまったようです。
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因みにこれは事実かどうか?ダーウィン賞に
ノミネートされたかどうかも怪しいが、ある
方のサイトに掲載されていたものであるが、
こういった内容である・・
熱心な動物園飼育員、フリードリッヒ・リーズ
フェルト(ペーダーボルン・ドイツ)は、彼が
担当していた象のステファンが便秘をしたため、
22倍量の下剤を飲ませ、ベリーやイチジク、
プルーンなどの通じによい食べ物を大量に取
らせた。やがて糞詰まりの象はその大便を一気
に排出したが、フリードリッヒは90kg
もの便の下敷きになり、窒息死してしまった。
当局者によれば、フリードリッヒ(46)は苦しむ
象のために、オリーブオイルの浣腸をしようと
していて、この難にあったということだ。
「象の予期せぬ突然の大量排便をまともにく
らい、リーズフェルト飼育員は地面に打ち倒さ
れてしまった。そこにあった岩で頭部をうち、
意識を失ったところに、
「なおも象は排便を続けたんだ」、
警察当局者は驚きを隠さずに語っている。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。
人の死は決して笑ってはいけない出来事であることは、
小学生の低学年、いや幼稚園児でもわかっていること
である。。
が、
どうだろう??
ダーウィン賞とは・・
なんと凄いことを堂々とやっているのか?実は偶然
知ったのであるが、もちろん、私の滑稽な死に方探
訪はこのような定義からではない。。
単純な、そうごく単純な疑問からでしかない。
私が滑稽な死に方探訪をするキッカケは、実はいつ
だったか思い出せないのであるが、二つの事件が引
き金になっている。今や大量に放出されるニュース
の中の深い地層に埋没してしまったであろうが、間
違いなく私は見たのである。
一つは、確か高校生くらいだったと思うが、あまり
にもの事で唖然とした。
そんなことで人の生涯が閉じてもいいのだろうか?
という実に気持ちの中で整理あるいは解決できない
事柄であり、非情な虚無観がドシッと心を支配した
出来事だったのである。
どういった事件かと言うと、
深夜、繁華街では酔客が少なくなった時点でゴミ
回収車がそれぞれのゴミ置き場のゴミを回収して回る。
このゴミ回収車は皆ご存知だと思うが、車の後部に口
が大き開いており、この口にゴミを次々に放り込む。
中の詳しい仕組みはよく分からないが、掘り込んだ
ゴミをドンドン車の内部に押し込んでいき圧縮してい
くのである。
そしてこの車の後部に常時作業員が左右立ち乗りの
体勢でおり、ゴミ置き場に到着するとサッと手際よく
降り、次々にゴミを掘り込んでいくのである。
この回収車がある町をいつものように深夜回ってい
るとき、ある泥酔した人間が
「おー!それに俺も乗せてくれぇ~!!家まで連れ
て行ってくれぇ~!」
と叫び、無理やり後部にある作業員が立ち乗りす
る位置に乗り込んできたのである。。
しかし、泥酔状態でのことであり、バランスを崩し、
体がゴミを吸い込む口に落ち込み、そのままゴミと
一緒に車の中に入り込んでしまい死んだのである…
この事件を見たとき、正直悪いが“大笑い”
してしまった。。
よく子供が玉のついた椅子などにのり、ウワァーと
勢いよく走らせるという事をするが、まったく同じ
感覚にしか見えなかったのである。。
なんでこんなことで死ぬのか?残された家族はどう
なるのか?それよりも一体全体、人間はいつどこで
死ぬか分からないとは言え、まさかこんな事でとい
う解決しない疑問が大いに高まった。
そしてこの事件、ニュースでも僅かしか取り上げら
れず、今も私は必死に探しているが見当たらないの
である。。しかしこの死に方、映像を思い浮かべると
、、、
なんとも、どうしようもない気持ちにさせられる。。
もう一つは、私と同世代以上の方なら覚えていると思
うが、青酸カリ入りコカコーラ事件である。
これも店頭に置いていてある商品のコカコーラに
青酸カリが混入していての事件ならまだ犯罪として
納得?もいくのだが、これがそうではないのだ。
公衆電話ボックスにあった飲み残しのコカコーラを
飲んだ人が死んだのである。
これは確か私が小学校位のニュースだったと思うが、
なぜ?人が飲み残したものを平気で飲むのか?
そこまで計算された愉快犯の計画だったのか?
子供心にまったく理解できなかったと同時に、
こんなことで人が死ぬのか?と、とてつもない壁に
ぶち当たったのを覚えている。このころからかなぁ?
無差別殺人なる行為が社会現象として現れ出した
のは?しかし殺した方も殺されたほうも、
なんだかなぁ?となる・・
これら事件以外にもあったとおもうのであるが
とにかく、私はこれらの不思議な死に方に異常な
興味があるのである。
人間社会って?
この時代の死に方って?
少し前、マウスの実験を読んだ。ネズミ算という
言葉があるように、倍々で生み増やすのであるが、
一定の数を超えると狂乱・錯乱状態に陥るらしい
のである。そして共食いが始まり、また一定の数
に戻ると正常にコミュニティーが機能しだす。
人間社会も数だけではないが、何か近いものを
感じる。
ありえないような死に方が存在する。。
滑稽な死に方は本人が望むものではないが、なにか
社会的な現象が少なからず要因としてあるような気
がするのである。
その中に自分もいるという実感が、こういった極端
な事例からわずかながら私の場合感受できる導線と
なるのだ・・
今、改めて自分が死ぬ瞬間を考えるとどうなのか?
出来ればこのような滑稽な死に方はごめんだと思うが、
しかし、死ぬと言う事柄、事実は例えどのような形で
も結局本質は同じじゃないかなぁ?とも思う…
死んでしまえばその因果など本人にとっては関係ない
ことだ。
死ねばすべて終わり?であり、その因果については
残された者たちが考える事象でしかない。
だからこそ私はなぜか強烈に滑稽な死に方というも
のに惹かれるのである。
こんな事で死ぬのか??と・・・
死は、
突如あり得、皆平等なのだということ。
明日の予定を気軽に話し合うが
そんな保証は誰にもない。
まぁいずれにしても死ぬのだからそれまでは・・
長生きしたい。
できれば私は幸せに死にたい。
フランダースの犬のネロのように、たくさん
の天使に天上まで連れて行ってもらいたい
そう
ふわぁ~と!
どんなに格好つけても私はそうだ!
よく、いつ死んでもいい!などと格好を
つける奴がいるがあんなものは信じられない。
私の祖母は84歳で亡くなった。死ぬ直前、
いつ死んでもいい!とよく家族に言っていたが、
あるときニュースでサバに細菌が繁殖し食べた
人が死亡するという事があったとき、サバが大好
きだったはずにもかかわらず
”サバは食べない”と言い張っていた・・・
人間なんてそんなもんだと思う。
私はとにかく長生きしたい
最後滑稽だろうがなんだろうが構わないが
今知り合っている誰よりも長生きしたい。
それはひとえに
もし、死んでから“めっちゃオモロイ”
ことがあったら・・・
悔しいから…
それが長生きしたい理由。。。
えべっさん
January 10,2010
昨日はタムラYEBISU!

アシスタント石本のブログにあるとおり
午後より三三五五と来廊いただきました。
この日が会期最後の土曜日ということもあり
田村さんのお知り合いがたくさんお越しになり
田村さんと奥様も接遇に忙しいご様子でした。
改めて
こういう”なんとなく”の会合もええなぁ~と
改めて感じた次第でした・・・
ただ何となくダラダラと飲んで話して、、、
これはこれでCOMBINEとBAMIgalleryの個性かな?
・・・と。。
明日(11日)も行いますので、、是非覗いてみてく
ださい。
うちはインビテーションなどというような洒落たものは
発行しておりませんので、どなたでも結構です!!
話は変わるが
田村さんの個展の最初から奥様が仕事の合間を
見てはギャラリーに来ていただいているのだが、、
口べた(奥様曰く・・・TV取材を見ていると
そうとも思えないが・・・)の田村さんを気遣い
年若の私が申し上げるのは失礼なのだが、本当に
甲斐甲斐しく色々とお手伝いされている姿には
頭が下がる思いであった・・・
やはり作家とはこういう見えない力があって、、
その力の”エキス”が自然と作品にも注入されて
いるのだなぁ・・・支えるものの力というものの
大きさを目の当たりした・・・・
田村さんが飾りつけの前日に手を怪我したと聞いた
瞬間、、、、
奥様、お嬢様二人(うち一人は愛知県)が一致結束して
飾りつけに現れたのを思い出す。
家族が結束した瞬間を目の当たりした。。
田村さんのインスタレーション、、
それは実は”田村家”の作品でもある。。
そして
昨日の会合終了後
田村夫妻と私を含めたスタッフで軽く飲んで話した。
私は最初から見ていて
田村さんに会いに来廊される、仕事その他の関係の
幾多の人々を、すべてではないが大抵の方を奥様が
ご存じであることが不思議であった。
そのことを奥様に聞いてみた、、
すると
昔は皆で飲んで
大騒ぎして
家に泊めて・・・みたいな事が頻繁にあって、、
いつも家に一杯の人が来て・・・
あ----------------、、そう言えば思い出す
うちの父もそんなところがあった!
今ほど週休二日みたいに休日が多くなかった
昔、皆一生懸命働き、飲んで騒いでまた働く・・
働いて働いて飲んで騒ぐ
前だけを見据えて皆が疾走していた
見返りと打算を先に計算しない
迫力、、ダイナミックな時代・・
田村さんはそんな時代を過ごしてきた
アーティストだ。。。
個展初日から
昨日まで
沢山の旧友や知り合いに囲まれている
田村さんを見ていると
不思議と田村さんの顔が
私には
”えべっさん”の顔に思えてしかたがなかった。。