April 17,2014
先のブログの日付を見ると、、、
3月18日・・・・
すでに一ヶ月が経過している。。。。
高松天満屋の閉店があり、その後の残務処理
気づけば一ヶ月が経っていた。
率直な感覚として
こんなに早い一月の経過は正直過去感じたことがない、、
長らく高松に投宿していた事もあり、3週間ぶりに
京都に帰ってきた時には桜も散り始めていた。。。
精一杯の仕事をして終えた高松天満屋、、、
その閉店からも2週間以上経過している・・・
ものすごい勢いで自分の中の時間が経過している?
というのか、、時間が向かってくる感じだ・・・
高松の12年間の事は後日纏めたいと考えています、、、
ただ、、
今は差し迫った企画のことを先ずご紹介させて
いただきます。
閉店業務・残務業務の間にも進捗していた企画。
途中、京都に帰り打ち合わせしたり、メール、
電話にて相当やり取りしてきた、その展覧会が
来週と来月初めに迫ってきました。
先ずは、、
先月の3月7日にグランドオープンした
あべのハルカス近鉄本店
そのタワー館11階 アートギャラリーにて
開催させていただく、
PowanPowan Fleur
ポワンポワン フルール
公庄直樹 佐野曉 二人展

昨年の9月、高松天満屋にて開催し好評を博した
公庄直樹 佐野曉 のユニット展
今回は地元関西で初披露となります。
このポワンポワン企画ですが、
実は私が百貨店の企画に取り上げる以前から
二人は二人展として行っておりました。
その事はかなり経ってから知りました。
私は今から3年ほど前に佐野くんと知り合い
彼の個展をBAMI galleryにて企画したのですが、

その搬入飾付の日、佐野くんのアシスタントとして
やってきたのが公庄くんでした・・・・
佐野くんの指示のもと、チョコチョコと働く彼、
喋りかけると素直な、そして笑顔がとても魅力的
な若者で、最初の対面で好感を持ちました。

その後佐野くんを介してでしたが交流が始まり
、あるとき二人展をやりますというのでDMをも
らった、それがポワンポワンでした。
今回のDMもそうですが、、、、

実にカワイイ雰囲気、

あー、、上手に纏めているな、、と感じました。
我々プランナーが練るものとは違い

作家同士しかも長い時間先輩と後輩という近い
関係のベースが、お互いに他では分かり得ない
近似値を感じながら自然に纏まった感覚が、
作為的でない良さを醸し出しているなと感じま
した。

一つ言えるのは、この感覚を第三者が作為的に
生み出した場合、かなり難しいものがあるのは
間違いありません。

ほとんどの割合で”奇を衒った”ものとして
映り、かなりキツイ言い方をすれば下卑たもの
になりかねないというのが私の認識でした。

ただ、、、彼らにはそれがない。

つまり自然に派生したものであり、それぞれの
方向性が明確に見え、企画の指示に従う所が
希薄なだけに妙な彼ら独特なバランスと調和
を感じ取れました。
ある種の”阿吽”

しかし、、だからといって・・・
この感覚は見る側にどう映るのか?
そこで、昨年秋、実験的に高松天満屋にて企画
しかも、そこは彼らの仕事のべースにある
”漆”の本場であり
人間国宝を多数輩出する伝統的な場所
果たして
結果は、、、、
私の杞憂など、、、、
ものの見事に軽やかに飛び越えてくれました、
実際、お客様の方が私たち以上に挑戦的でした。
さて今回
地元関西の百貨店での初の展覧会
二人とも挑戦的な新作を準備しておりますので
こうご期待ください。
上山、佐野、公庄 3名、ほぼ全日在廊予定です!
----------
Powan Powan Fleur
ポワンポワン フルール
公庄直樹 佐野曉 二人展
4月24日 (木)~4月30日(水)
午前10時~午後8時
作家全日在廊
最終日は午後5時で閉場させていただきます。
あべのハルカス近鉄本店
タワー館11階 アートギャラリー
〒545-8545 大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43
電話(06)6624-1111(代表)
アクセス
http://abenoharukas.d-kintetsu.co.jp/access/
------------
さて、次はポワンポワン終了一週間後のゴールデンウィーク
明けから開催される
COMBINEのエース
釜くんの松坂屋名古屋店での第二回目の個展です。
「アニマルボックス」


彼の個展は昨年10月の東京大丸から約半年振り
今回はタイトルが示すとおり
「アニマルボックス」
彼の得意とする所の箱(キャビネット)の新しい
試みが中心となります。

中でも、彼独特のPOP感覚が炸裂した
お菓子シリーズは今回の超一押し作品です。

以前少し触れましたが、彼は展覧会中に次回作の
構想を練ります。
昨年秋の東京での展覧会の最中聞かされた次回作
の構想、、、、頭の中でイメージし、面白いと
感じたのですが、、その後、実際に出来上がった
作品を見て愕然としました・・・・
なんだこれは、、、、、

彼には一環してのテーマ性があることは
これまで彼の作品を見ていただいた方には
お分かりであると思います。
そのテーマから広げる彼独特の感受性と
具体的作品への昇華、、、ここにはその時々の
濃度があります。
ここ最近の彼の作品には、ある種の濃いメッセージ性
があり、それはそれまでの彼とは確実に変化した良さ
であり芸術家としての一つの階段を昇った部分でも
あるのですが、今回もその点に変わりはないのですが、、
例えば食をテーマした作品の場合
命は命を食んで成り立つという直裁的な構成。

そこには凄みあるPOPアート感覚も存在し、
大量消費を時代の変化、その風景として描く
これまでのPOPアートを超える現実的虚無感覚
を携えての表出があります。
しかし、今回も同じく食をテーマにしているのですが
そこまでの凄みは感じられず、絵の第一表層部分に
現れているのは、、、おかしさと可愛らしさ・・・・

しかし、よくよく考えると、、お菓子は人間に必要
なのか?人間の豊かな生活の一端を担う食物ではあるが
、、、生命とは遠い位置・・・その作品中には命と近い
関係の動物が存在したり、、、高度に加速する資本主義
社会の中で無視され続けている生き物たちが、、こっそり
と顔を覗かす作品には、前述のPOP感覚の構造とは違う
奥行きを私は感じます。
今回の作品は、
そのメッセージが上手くブレンドされた、、、
もっと言えば
これは彼と5年以上付き合っている、私の感覚なので
すが、、、
実に”彼らしい!”作品群だと感じます。

つまりコンテンポラリーアートの要である同時代性、
その中にある欺瞞や理不尽、虚無といったものが、、
全面に押し出されてくるような切迫した感覚ではなく、、
見た目に即時面白さが伝わる
しかし、、、ほんの僅かなひっかかり、、
作品が持つ静かな"触媒感覚”
奥に考えさせられる何かがあるという構造
彼、独特の絶妙のセンス
今回はそんなものが上手く醸し出されているのではいか?
と私は満足しています。
昨年渡航した台湾
かなりの時間をかけて見学した故宮博物館
彼は必死になり
スケッチし、メモを走らせていました。。。
極小であり、超絶の技巧の中から生み出される
工芸品の数々・・・・
極小の世界から産み出される
無限大の世界観!
彼の中で”パチン”と弾けた音が

私は聞き取れました!
そんな経験を踏まえ
進化しつづける釜くんの
新作展覧会
------------
第2回 釜 匠 洋画展「アニマルボックス」
2014年 5/7(水)-13(火)
10時~19時30分 (最終日は16時に閉 廊)
作家全日在廊
松坂屋名古屋店 南館 6階 第3画廊
〒460-8430 名古屋市中区栄三丁目16番1号
電話:052-251-1111
アクセス
http://www.matsuzakaya.co.jp/nagoya/access.html
------------
私も彼も全日在廊予定です!
お待ちしております!!
3月18日・・・・
すでに一ヶ月が経過している。。。。
高松天満屋の閉店があり、その後の残務処理
気づけば一ヶ月が経っていた。
率直な感覚として
こんなに早い一月の経過は正直過去感じたことがない、、
長らく高松に投宿していた事もあり、3週間ぶりに
京都に帰ってきた時には桜も散り始めていた。。。
精一杯の仕事をして終えた高松天満屋、、、
その閉店からも2週間以上経過している・・・
ものすごい勢いで自分の中の時間が経過している?
というのか、、時間が向かってくる感じだ・・・
高松の12年間の事は後日纏めたいと考えています、、、
ただ、、
今は差し迫った企画のことを先ずご紹介させて
いただきます。
閉店業務・残務業務の間にも進捗していた企画。
途中、京都に帰り打ち合わせしたり、メール、
電話にて相当やり取りしてきた、その展覧会が
来週と来月初めに迫ってきました。
先ずは、、
先月の3月7日にグランドオープンした
あべのハルカス近鉄本店
そのタワー館11階 アートギャラリーにて
開催させていただく、
PowanPowan Fleur
ポワンポワン フルール
公庄直樹 佐野曉 二人展

昨年の9月、高松天満屋にて開催し好評を博した
公庄直樹 佐野曉 のユニット展
今回は地元関西で初披露となります。
このポワンポワン企画ですが、
実は私が百貨店の企画に取り上げる以前から
二人は二人展として行っておりました。
その事はかなり経ってから知りました。
私は今から3年ほど前に佐野くんと知り合い
彼の個展をBAMI galleryにて企画したのですが、

その搬入飾付の日、佐野くんのアシスタントとして
やってきたのが公庄くんでした・・・・
佐野くんの指示のもと、チョコチョコと働く彼、
喋りかけると素直な、そして笑顔がとても魅力的
な若者で、最初の対面で好感を持ちました。

その後佐野くんを介してでしたが交流が始まり
、あるとき二人展をやりますというのでDMをも
らった、それがポワンポワンでした。
今回のDMもそうですが、、、、

実にカワイイ雰囲気、

あー、、上手に纏めているな、、と感じました。
我々プランナーが練るものとは違い

作家同士しかも長い時間先輩と後輩という近い
関係のベースが、お互いに他では分かり得ない
近似値を感じながら自然に纏まった感覚が、
作為的でない良さを醸し出しているなと感じま
した。

一つ言えるのは、この感覚を第三者が作為的に
生み出した場合、かなり難しいものがあるのは
間違いありません。

ほとんどの割合で”奇を衒った”ものとして
映り、かなりキツイ言い方をすれば下卑たもの
になりかねないというのが私の認識でした。

ただ、、、彼らにはそれがない。

つまり自然に派生したものであり、それぞれの
方向性が明確に見え、企画の指示に従う所が
希薄なだけに妙な彼ら独特なバランスと調和
を感じ取れました。
ある種の”阿吽”

しかし、、だからといって・・・
この感覚は見る側にどう映るのか?
そこで、昨年秋、実験的に高松天満屋にて企画
しかも、そこは彼らの仕事のべースにある
”漆”の本場であり
人間国宝を多数輩出する伝統的な場所
果たして
結果は、、、、
私の杞憂など、、、、
ものの見事に軽やかに飛び越えてくれました、
実際、お客様の方が私たち以上に挑戦的でした。
さて今回
地元関西の百貨店での初の展覧会
二人とも挑戦的な新作を準備しておりますので
こうご期待ください。
上山、佐野、公庄 3名、ほぼ全日在廊予定です!
----------
Powan Powan Fleur
ポワンポワン フルール
公庄直樹 佐野曉 二人展
4月24日 (木)~4月30日(水)
午前10時~午後8時
作家全日在廊
最終日は午後5時で閉場させていただきます。
あべのハルカス近鉄本店
タワー館11階 アートギャラリー
〒545-8545 大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43
電話(06)6624-1111(代表)
アクセス
http://abenoharukas.d-kintetsu.co.jp/access/
------------
さて、次はポワンポワン終了一週間後のゴールデンウィーク
明けから開催される
COMBINEのエース
釜くんの松坂屋名古屋店での第二回目の個展です。
「アニマルボックス」


彼の個展は昨年10月の東京大丸から約半年振り
今回はタイトルが示すとおり
「アニマルボックス」
彼の得意とする所の箱(キャビネット)の新しい
試みが中心となります。

中でも、彼独特のPOP感覚が炸裂した
お菓子シリーズは今回の超一押し作品です。

以前少し触れましたが、彼は展覧会中に次回作の
構想を練ります。
昨年秋の東京での展覧会の最中聞かされた次回作
の構想、、、、頭の中でイメージし、面白いと
感じたのですが、、その後、実際に出来上がった
作品を見て愕然としました・・・・
なんだこれは、、、、、

彼には一環してのテーマ性があることは
これまで彼の作品を見ていただいた方には
お分かりであると思います。
そのテーマから広げる彼独特の感受性と
具体的作品への昇華、、、ここにはその時々の
濃度があります。
ここ最近の彼の作品には、ある種の濃いメッセージ性
があり、それはそれまでの彼とは確実に変化した良さ
であり芸術家としての一つの階段を昇った部分でも
あるのですが、今回もその点に変わりはないのですが、、
例えば食をテーマした作品の場合
命は命を食んで成り立つという直裁的な構成。

そこには凄みあるPOPアート感覚も存在し、
大量消費を時代の変化、その風景として描く
これまでのPOPアートを超える現実的虚無感覚
を携えての表出があります。
しかし、今回も同じく食をテーマにしているのですが
そこまでの凄みは感じられず、絵の第一表層部分に
現れているのは、、、おかしさと可愛らしさ・・・・

しかし、よくよく考えると、、お菓子は人間に必要
なのか?人間の豊かな生活の一端を担う食物ではあるが
、、、生命とは遠い位置・・・その作品中には命と近い
関係の動物が存在したり、、、高度に加速する資本主義
社会の中で無視され続けている生き物たちが、、こっそり
と顔を覗かす作品には、前述のPOP感覚の構造とは違う
奥行きを私は感じます。
今回の作品は、
そのメッセージが上手くブレンドされた、、、
もっと言えば
これは彼と5年以上付き合っている、私の感覚なので
すが、、、
実に”彼らしい!”作品群だと感じます。

つまりコンテンポラリーアートの要である同時代性、
その中にある欺瞞や理不尽、虚無といったものが、、
全面に押し出されてくるような切迫した感覚ではなく、、
見た目に即時面白さが伝わる
しかし、、、ほんの僅かなひっかかり、、
作品が持つ静かな"触媒感覚”
奥に考えさせられる何かがあるという構造
彼、独特の絶妙のセンス
今回はそんなものが上手く醸し出されているのではいか?
と私は満足しています。
昨年渡航した台湾
かなりの時間をかけて見学した故宮博物館
彼は必死になり
スケッチし、メモを走らせていました。。。
極小であり、超絶の技巧の中から生み出される
工芸品の数々・・・・
極小の世界から産み出される
無限大の世界観!
彼の中で”パチン”と弾けた音が

私は聞き取れました!
そんな経験を踏まえ
進化しつづける釜くんの
新作展覧会
------------
第2回 釜 匠 洋画展「アニマルボックス」
2014年 5/7(水)-13(火)
10時~19時30分 (最終日は16時に閉 廊)
作家全日在廊
松坂屋名古屋店 南館 6階 第3画廊
〒460-8430 名古屋市中区栄三丁目16番1号
電話:052-251-1111
アクセス
http://www.matsuzakaya.co.jp/nagoya/access.html
------------
私も彼も全日在廊予定です!
お待ちしております!!