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『10WAVES』~ZERO HOUR ~嬉しい~


12月22日から、
あべのハルカス近鉄本店アートギャラリーにて開催される

グループ展「『10WAVES』~ZERO HOUR ~嬉しい~」
に作品を出品させていただきます。


0号サイズの壁掛け作品2点と、
立体作品を数点展示していただく予定です。


今回は、その中から
1点の立体作品をご紹介いたします。





「歩く亀とこども」
18×23×14cm、陶土






後ろ姿は、脱いだ靴下を握っています。








只今開催中のドローイング展に
出品させていただいている作品の一部から
生まれた作品です。









私は、12月27日(月)と12月28日(火)
在廊させていただきます。

是非お立ち寄りください。
よろしくおねがいいたします。





【展覧会詳細】

『10WAVES』~ZERO HOUR 嬉しい~


●日時
2021年12月22日(水)―2022年1月4日(火)

※1月1日はお休みです。
※12月31日(金)は午後6時閉場です。
※最終日は午後4時で閉場させていただきます。


●会場
あべのハルカス近鉄本店 タワー館11階 アートギャラリー


●アクセス
あべのハルカス近鉄本店 営業時間・地図


●出品作家(敬称略)
釜匠・八木佑介・宮本大地・松本央・阿部瑞樹
岡部賢亮・佐野暁・公庄直樹・小橋順明・太田夏紀


※期間中、新型コロナウイルス感染拡大の状況次第で
営業時間を変更する場合がございます。


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『Drawing exhibition』
 


2021年8月11日 (水) から8月20日 (金)まで
BAMI galleryにて開催される『Drawing exhibition』に
ドローイングを2点、展示させていただきます。




▷「こどもと鯨」285×400㎜、紙、アクリル絵の具、ペン、鉛筆



普段の立体作品では、
今回のように
アクリル絵の具を使用して作る事はありませんが、

粘土成形する前には必ず
このドローイングのようなイメージから始まります。



粘土成形までの
おおまかな流れは

1、絵のイメージ、情景のメモ
2、作品になる具体的な形のスケッチ
3、マケット作成
(スケッチとマケットの工程を何度か繰り返す)
4、色の想定メモ
5、粘土成形
となります。

手びねりする上での設計図としては
マケットが重要になりますが、
完成するまでは、1の絵が核となるため
それと照らし合わしながら制作を進めていきます。





▷「亀に乗るこども」285×400㎜、紙、アクリル絵の具、ペン、鉛筆




今回のドローイング作品は
新しく作品を作る際に生まれる最初の工程を
絵の具で描き起こし、制作しました。












これらの作品は、

ギャラリーだけではなく
こちらの ▶︎公式オンラインショップ でもご覧いただけますので

是非ご覧ください。










▶︎BAMI gallery 公式オンラインショップ 「こどもと鯨」







▶︎BAMI gallery 公式オンラインショップ「亀に乗るこども」







(展覧会詳細)


2021年8月11日 (水) - 8月20日 (金)
OPEN 12:00~18:00

※最終日午後4時閉廊
※休廊日は8月15日(日)です。ご注意ください。


COMBINE/BAMI gallery
〒600-8824
京都市下京区二人司町21番地
TEL.075-754-8154 FAX.075-754-8154

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個展「こどもの」
 


来週、3月30日(火)から4月9日(金)
BAMIギャラリーにて
個展を開催させていただきます。






今回の個展では
今年1月から制作した新しい作品7点を
展示いたします。




この記事では、
制作方法と
展示する作品について
書いていきたいと思います。




制作方法についてですが、
作品は、
粘土を紐状にして
下から順に積み上げる
てびねりという方法で制作しています。
その為、作品の中身は塊ではなく空洞です。




ゆっくり作品を乾燥させながら
表情や手足の先など細かい部分を作り込んでいきます。






その後、素焼きをして
肌など滑らかな部分をヤスリで削り、
弁柄や下絵具を塗り重ねて、施釉後1200度以上で焼成。

最後に、
「ゆれるオウムガイ」の脚の部分や、
「ハリネズミとお出かけ」の服の模様などの部分に
金彩を施し、3度目の焼成を終えて作品が完成します。





それらの作品の内
2つの作品をご紹介します。






「ハリネズミとお出かけ」
13×15×16cm/陶土

『約束したのに、なかなか歩いてくれない。
手袋をつけておんぶする事にした。』


約束が果たされず担ぐ方は少し大変そうですが
転ばないように洗濯バサミで裾をたくし上げて
気合は十分の様子です。
手袋はハリネズミと遊ぶ時は必須。

ハリネズミの背中を記号的な太陽の形に見立てて
お出かけは朝日、おかえりは夕日と
頭の上からずっしり太陽を背負うような姿を意識して制作しました。








「ゆれるオウムガイ」
9×14×14cm/陶土

(蟹の両手のサイズ)
3×1.6×0.5cm/2.4×1.5×0.5cm

『中はせまいけど、不思議と落ち着くらしい。』


海中をゆらゆらと泳ぐような姿で
なおかつ自立もできる作品にする為に
揺り籠やベビーカーなど、赤ちゃんの乗り物
を元に制作しました。

背中の取っ手持ってゆっくりゆらゆらする事が出来ます。

一人でも立ちますが
揺れないようにオウムガイの脚を蟹の両手で
止められる仕様となっています。











そして、

今年の1月に開催した
手のひらサイズの小さな展覧会
「手の中の獣」に続き、
今回の個展「こどもの」は
ギャラリーの展示だけではなく、
公式オンラインショップでも作品をご覧いただけます。


【オンラインショップはこちら】

▶︎BAMI gallery 公式ONLINE SHOP


(オンラインショップ内の画像です)



上記でご紹介した作品以外も
掲載していただいていますので、
是非ご覧ください。


どうぞよろしくお願いいたします。




--(個展詳細)--

おおたなつき 個展「こどもの」

▶︎個展詳細

⚫︎会期
2021年 3月30日(火)〜4月9日(金)

12:00〜18:00
※最終日は16:00閉廊


⚫︎会場
COMBINE/BAMI gallery
〒600-8824
京都市下京区二人司町21番地
TEL.075-754-8154 FAX.075-754-8154


⚫︎オンラインショップ
▶︎BAMI gallery 公式ONLINE SHOP



⚫︎個展紹介文

小さな頃、私たちに語りかけてきた
絵本やテレビの中のいきもの達は
人間のような個性に、
特徴的な容姿を持たせたものであって
本物の生き物とは違うものになっていました。

それは、
私達の様々な理想像を重ね合わせる
対象の1つになっていたからだと思うのです。

そんな彼らと接する子ども達を作品にしました。
是非ご覧ください。


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オンラインショップ
  

明けましておめでとうごさいます。


2021年 1月から
BAMI gallery オンラインショップにて
太田夏紀の作品販売ページを
新しく開設していただく事となりました。

今回、
新しいコンテンツをオープンするにあたり、
オンライン限定の小さな展覧会
『手の中の獣』を開催いたします。





オンラインのみで作品を発表するのは
初めてとなります。

実際に作品を手に取って見ていただく事が出来ないので
写真のみでも伝わりやすい
私達が小さい頃から親しみのある動物に着目し、
作品の質量も
「手のひらに乗る大きさ」の作品に絞って制作しました。


そして、
親しみのある動物の中から
パンダ・キリン・ゾウ・クマ・トラの5種類の動物を選び
本来の生態とかけ離れた、キャラクターとして愛されてきた彼らを
手のひらの上の違った いきものとして表現したいと考えました。



各SNSでは、いくつかの作品を
すでにアップしましたが、
今回はそれらをまとめてご紹介いたします。







「青く塗られたクマ」
9.5×7×8cm/陶土

『実は白熊。
顔や足にも青い色がついてしまっている。鼻も赤く塗られた。』

子どもの頃に親しんできた
絵本やアニメーション映画などの
メジャーなキャラクターイメージと、
実際の熊との大きな差を 色の差として
元・白色の熊を制作しました。






「きまぐれなトラ」
8.5×9×15cm/陶土

『自分が焦ったところで、何の為にもならない事を知っている。』

イエネコを思わせる親しみのある仕草と、
自然界で過ごす為の大きな手足を意識できる姿にしました。
虎以外の動物にも共通している事ですが、
体の模様が他の何かの形に見えると、
当の生き物には関係なく
縁起などに結び付けられる事から、
お尻には数字の「8」に見える模様があります。






「こまったパンダ」
12×8×7cm/陶土

『どうしたらいいかわからない時に耳を触る癖がある。
自分のしっぽの色を知らない。』

動きづらい着ぐるみを着ている様な行動が
多くの人にとって彼らを魅力に感じる
理由の1つだと考えて「こまった」様子にしました。
困っていてもしっかりと立つように、
下に重心を置くため足のみを無垢にして、
その上から手びねりをしています。






「やさしいゾウ」
9×9.5×12cm/陶土

『歩く時も周りを気づかってよそ見してしまうので、よく転ぶ。』

他の作品の動物と比べて身体の毛が薄いゾウは
土と色を重ねて塗り、ざらつきのある肌に仕上げました。
「手の中の獣」はみんな大人の動物ではないので
全員手足が短めで、身体もふっくら。
ゾウは足の短さに比例して鼻も短くなっています。






「てれやなキリン」
11×10×13cm/陶土

『恥ずかしがり屋なので
無意識に身体の柄の数を数えてしまう。』

模様のみで認識できるほど象徴的な身体の柄を記号として
キリンの特徴である、首や足の細長さを表現せず
赤ちゃんキリン特有の姿勢を、よりむっちりどっしりと
安定した姿に制作しました。




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オンラインショップぺージには
いろんな角度から撮影した作品の画像や
今回の作品制作についてなども詳しく
載せていただいていますので
よろしければ、 コチラの【ショップぺージ】 もご覧ください。




いつもとは少し違う作品を
楽しんでいただければ幸いです。




➖➖【オンラインショップ】➖➖



おおた なつき 『手の中の獣』


オンラインショップ





  

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個展「あの子」
 
 
8月12日(水)から8月18日(火)まで
阪神梅田本店9階 美術画廊にて、
【太田夏紀 個展「あの子」】を開催させていただきます。


改めて、
今回の個展の作品を制作するにあたって考えていた事を
少し書きたいと思います。




約3年前から、
こどもの姿をした作品を制作してきましたが、
子どもの頃、ぬいぐるみなどの生き物の姿をしたおもちゃが好きで、
目が合うと生物でないにもかかわらず
それらの視線を意識してしまうような感覚に魅かれていました。


そして、
大きな美術館で、ある彫刻と目が合った時、
ぞっとするような視線を感じた事が
大きなきっかけになったのだと思います。




それから
そこに居る、とは何なのか。という事から
小さなこどもの容姿と、コミュニケーションとしての装飾や表情
などを元に作品を制作してきました。
















「夜のオウム」
21×12×14cm/陶土/2020年制作





DMに使用した作品「夜のオウム」は
制作するうえで
こどもが参加する行事やお祭りなどが影響しています。


カカポを元に制作したこどもが
切り株に座っているこの作品は
小さいこどもが重たいものを背負って歩いたり
稚児行列のように多くの装飾品を纏ったりする行事が
きっかけになり制作しました。






















「ケセランパサラン」
20×25×33㎝/陶土/2020年制作







「ケセランパサラン」は
名前の通り、所説がたくさんある
どこからともなくやってきてフワフワ空中を舞う
あの物体を元に、
在る 事のひとつの要素としての
質量などを意識して制作しました。







個展のタイトル「あの子」は、
そこに居る事は確かだけれど、あやふやな存在
を指して名前を付けました。


自分とは別のものと
溶けあっているようで溶けあっていない
少しいびつなあの子たちを見て
いろんなことを感じていただければ幸いです。












■個展詳細



太田夏紀 個展「あの子」



会期:

2020年8月12日(水)-8月18日(水)

(作家全日在廊予定)



会場:

阪神梅田本店9階 阪神美術画廊



営業時間:

営業時間などが変更になる場合がございますので
詳しくは → 【阪神梅田本店ホームページ】
をご覧いただきますようお願いいたします。


(※最終日は午後5時で閉廊いたします)









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