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個展「こどもの」
 


来週、3月30日(火)から4月9日(金)
BAMIギャラリーにて
個展を開催させていただきます。






今回の個展では
今年1月から制作した新しい作品7点を
展示いたします。




この記事では、
制作方法と
展示する作品について
書いていきたいと思います。




制作方法についてですが、
作品は、
粘土を紐状にして
下から順に積み上げる
てびねりという方法で制作しています。
その為、作品の中身は塊ではなく空洞です。




ゆっくり作品を乾燥させながら
表情や手足の先など細かい部分を作り込んでいきます。






その後、素焼きをして
肌など滑らかな部分をヤスリで削り、
弁柄や下絵具を塗り重ねて、施釉後1200度以上で焼成。

最後に、
「ゆれるオウムガイ」の脚の部分や、
「ハリネズミとお出かけ」の服の模様などの部分に
金彩を施し、3度目の焼成を終えて作品が完成します。





それらの作品の内
2つの作品をご紹介します。






「ハリネズミとお出かけ」
13×15×16cm/陶土

『約束したのに、なかなか歩いてくれない。
手袋をつけておんぶする事にした。』


約束が果たされず担ぐ方は少し大変そうですが
転ばないように洗濯バサミで裾をたくし上げて
気合は十分の様子です。
手袋はハリネズミと遊ぶ時は必須。

ハリネズミの背中を記号的な太陽の形に見立てて
お出かけは朝日、おかえりは夕日と
頭の上からずっしり太陽を背負うような姿を意識して制作しました。








「ゆれるオウムガイ」
9×14×14cm/陶土

(蟹の両手のサイズ)
3×1.6×0.5cm/2.4×1.5×0.5cm

『中はせまいけど、不思議と落ち着くらしい。』


海中をゆらゆらと泳ぐような姿で
なおかつ自立もできる作品にする為に
揺り籠やベビーカーなど、赤ちゃんの乗り物
を元に制作しました。

背中の取っ手持ってゆっくりゆらゆらする事が出来ます。

一人でも立ちますが
揺れないようにオウムガイの脚を蟹の両手で
止められる仕様となっています。











そして、

今年の1月に開催した
手のひらサイズの小さな展覧会
「手の中の獣」に続き、
今回の個展「こどもの」は
ギャラリーの展示だけではなく、
公式オンラインショップでも作品をご覧いただけます。


【オンラインショップはこちら】

▶︎BAMI gallery 公式ONLINE SHOP


(オンラインショップ内の画像です)



上記でご紹介した作品以外も
掲載していただいていますので、
是非ご覧ください。


どうぞよろしくお願いいたします。




--(個展詳細)--

おおたなつき 個展「こどもの」

▶︎個展詳細

⚫︎会期
2021年 3月30日(火)〜4月9日(金)

12:00〜18:00
※最終日は16:00閉廊


⚫︎会場
COMBINE/BAMI gallery
〒600-8824
京都市下京区二人司町21番地
TEL.075-754-8154 FAX.075-754-8154


⚫︎オンラインショップ
▶︎BAMI gallery 公式ONLINE SHOP



⚫︎個展紹介文

小さな頃、私たちに語りかけてきた
絵本やテレビの中のいきもの達は
人間のような個性に、
特徴的な容姿を持たせたものであって
本物の生き物とは違うものになっていました。

それは、
私達の様々な理想像を重ね合わせる
対象の1つになっていたからだと思うのです。

そんな彼らと接する子ども達を作品にしました。
是非ご覧ください。


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