RECENT POSTS
未確認生物 UMA展
この度、京都BAMIギャラリーで開催される企画展示『発見?京都!未確認生物UMA展』に
参加させていただくことになりました。


https://issuu.com/0202/docs/combine_____________________________3b83030e2b3f66

この展覧会は7人の作家による未確認生物の報告会ということで、それぞれ独自の怪奇生物の発表がありますが、
僕は京都市は伏見区で捕獲された個体を報告書とともに展示いたします。
今回参加の作家たちも皆とても奇怪希少な生物の報告をしてくれそうです。
一体どんな報告会場になるのでしょうか・・・それは是非、直接会場にてご覧下さい!

↓各作家の報告書です↓
https://issuu.com/0202/docs/combine_________________uma________





和名:イナリモドキ
英名:Inari modoki
採集地:京都市伏見区
採集環境:ひとけの無い小さない祠
採集日:2017年5月3日
採集者:酒屋の配達員男性
備考:やはり油揚げが好物



  イナリモドキは稲荷神を祀っている古い祠や神社に稀に出没するという。
  稲荷大神の神使である白狐(俗に言うお稲荷様)像に擬態した野狐の亜種と推測されている。
  現在まで目撃例はほとんど無かったが、古来よりお供え物等をくすねることによって
  ひっそりと生き長らえていたのではないか。
  伏見稲荷大社では玉鍵の信仰があるためか、
  京都のイナリモドキは鍵状の物や何らかの玉を咥えている場合が多い。

  今回の個体は、伏見区のとある路地の小祠で確保された。
  その経緯は、稲荷祭当日に酒を配達中の男性が小用のため軽トラックを路上に止め少しの間離れたところ、
  戻った時には何者かに車の鍵が抜き取られていた。
  近辺を探し回った後に路地奥の小さな祠に行き着きそこある白狐像を見たが、
  なんと彼の車の鍵を咥えていたという。
  配達員が近づいて鍵を口から抜き取ろうとしたところ、突然その白狐像が逃げ出したため
  咄嗟に捕まえてしまったそうだ。
  イナリモドキが捕獲されたのは過去に例のない事である。

  この土地には稲荷神社や祠が数多くあり、古くからイナリモドキを稲荷神と同様に守っていた節がある。
  「オイナリサマの鍵隠し、玉隠し」という口伝があり、何かの鍵やボール等が忽然と無くなると
  イナリモドキの仕業だということで、その家には繁栄が訪れるので御礼に近くの稲荷社に油揚げを供えたという。
  しかし近年では地元住民の信仰心の低下に伴って
  かつての習慣も無くなり、イナリモドキもその存在を忘れられつつある。


以下、展覧会の詳細です。

■『発見?京都!未確認生物UMA展』
 2017/06/08-06/19
 OPEN 12:00-18:00
 期間中無休

■会場
 BAMI gallery
 〒600-8824
 京都市下京区二人司町21番地
 TEL 075-754-8154
 office@combine-art.com

■出品者
 釜匠 佐野曉 公庄直樹 松本央 遠藤良太郎 太田夏紀 岡部賢亮

▲TOP
個展も折り返し
先月30日に無事搬入が終わり、31日から個展「囁くものたち」が始まりました。



昨年11月の姫路山陽百貨店での個展の作品6点に加え、
今回のための新作3点を展示しています。

 

昨日で展示期間のちょうど中間地点になるのですが、ちょうど搬入日に取材してもらっていた
毎日新聞の朝刊に掲載されました。
地域面の「京の人 今日の人」というかなり大きいスペースを使ったコーナーで、
写真付きで取り上げてもらっています。
こんな経験は今までほとんど無かったので嬉しいやらちょっと恥ずかしいやら,
という気持ちですが、よろしければご一読下さい。



さて、そんなこんなで今回の展示も残り3日となりました。
残念なことに今週末の天気はあまり良くないようですが、
ご興味があれば是非僕の作った生き物たちに会いに来てください。

▲TOP
「囁くものたち」
昨年11月の姫路での個展から早くも4カ月が経ちました。
またまた個展のお知らせです。
今回は京都島原のホーム、「BAMI gallery」での展示です。

タイトルは「囁くものたち」




テーマはひっそりと、しかし力強く生きている生き物たちです。

今回は新たにヤモリやカメなどを制作しているのですが、
生き物の彫刻作品を作り上げる時に毎回一番悩むのが仕上げの方法です。

・彫刻刀の彫り跡を残すのか無くすのか。
・着色するのかしないのか。
・着色の場合は染料、顔料、漆、金属箔や粉、アクリル系やウレタン系塗料など、多岐にわたります。

これらの技法の組み合わせは無限と言ってもいいくらいだと思います。
その組み合わせ中から、イメージとその時のモチーフと木材に合った方法を探します。

しかし木彫家を名乗るのなら先ずは「木」そのものをしっかり魅せることが出来ないと
駄目なんじゃないか、と最近思うようになってきました。
確かに綺麗な色を付けた方が見栄えがするし、その生き物らしく見えるかもしれません。
ただ、色に頼ることによって彫りがあまくなってしまったり、木そのものの魅力を損なってしまうこともあったように思います。


そこで今回は着色は無しで、作業のほぼ全てを「彫る」ことに集中することにしました。

  

小さいモチーフではありますが、誤魔化しが一切通用しない中で一彫り一彫りを大切に、緊張しながら仕上げていきます。

  




そんなこんなで黙々と彫り続けて着々と作品が仕上がってきました。
搬入日まであと僅かですがこのまま気を抜かずに完成させたいと思います。
個展の開始は今月31日(金)からです。よろしければ是非お越し下さい!
以下、展覧会の詳細です。


囁くものたち
2017.03.31 (fri) - 2017.04.09 (sun)
at BAMI gallery

OPEN 12:00~18:00
期間中無休

 「夜、家に帰ると表札灯に蛙が数匹集まってきている
  ふと窓を見るとヤモリがじっとへばりついている  
  彼らの無言の囁きが  僕を満たされるような気持ちにしてくれる  
  今この瞬間もどこかで生命が囁きあっている  
  そう思うと僕は木を彫らずにはいられない」









▲TOP
「そこにいる彫刻」

ご無沙汰しています。
初めてのブログ投稿から早くも半年と1カ月が経ってしまいました。

さて、今回は11月23日から姫路の山陽百貨店で開催させさせていただくことになった個展についてです。
今までに百貨店での展覧会は何度もさせてもらいましたが、二人展とグループ展が中心でした。
実は今回の展覧会が百貨店での初の個展になります!


タイトルは「そこにいる彫刻」




前回の BAMI galleryでの個展「気配のカタチ」と同じく、生きているような存在感のある作品を作りたい
との思いからこのタイトルにしました。
今回は前回の作品で用いた玉眼などの技法を少し掘り下げてみたり、今まで木しか使わなかった部分に別の素材を
使ってみたりと、色々と新しい事に挑戦しています。
新しい技法に失敗は付き物で、試作を繰り返しては少しずつ前に進んでいます。
展示期間まであと僅か・・・未だに一喜一憂の連続ですが何とか完成に漕ぎ着けることが出来そうです。



そんな僕の百貨店での初個展「そこにある彫刻」
もしよろしければ是非ご覧ください。
以下、展示の詳細です。




「そこにいる彫刻」 公庄 直樹 木彫展


2016.11.23 (wed) - 2016.11.29 (tue)
at 山陽百貨店 本館5階 美術画廊
http://www.sanyo-dp.co.jp/access/index.html


生き物は何かしらの気配を放っています。
それは音だったり匂いだったり。
我々は五感や時にはそれ以外の感覚を透してその存在を感じとることが出来ます。
かつては生きていた木を彫って出来る木彫作品にも
そんな存在感を宿したいと日々制作しています。
そこに「ある」ではなく、「いる」と感じる生き物たちの木彫展を是非ご覧くださいませ。


平日・日曜・祝日 地階~西館5階: 連日朝10時~夜7時30分まで
5階・6階: 連日朝10時~夜7時まで
西館6階・ レストラン街は連日夜10時まで営業。

SANYO-DP.CO.JP


【お問い合わせ】
COMBINE/BAMI gallery
京都府京都市下京区二人司町21
access map
http://combine-art.com/html/gallery/ga_access.php
TEL 075-754-8154 FAX 075-754-8154
http://www.combine-art.com
http://combine-art.com/html/office/oc_contact.php
(も しくは office@combine-art.com)


▲TOP
個展「気配のカタチ」
今月23日から実に4年ぶりとなる個展が始まりました。何とBAMI galleryでは初の個展です!



もともと僕は自分の思いを書き起こすという事が非常に苦手なのですが、これを機にこのブログを始めることにしました。
色々と拙い所があると思いますがお付き合いいただけると幸いです。



さて、今回の個展「気配のカタチ」が始まり早1週間が経ちました。

今までの僕の作品は「フォルムの柔らかさ」や「可愛さ」を重視し、単体の動物を制作してきました。
しかし今回の新作ではそういった要素は極力減らし、生き物がもつ「形の美しさ」と
それが存在する回りの環境を含むような「ストーリー性」を持たせてみました。
この構想はずっと以前から頭の片隅にあったものの、実際に作品として完成させるのは初めてでした。



なので搬入が終わるまでは不安でいっぱいだったのですが、いざ展示が始まってみると多くの方に好感を持っていただけました。
正直ホッと胸を撫で下ろしました。
先述の通り今までの作品とは少し方向性を変え、一刀彫や玉眼などの新しい技法を取り入れたある意味実験的な作品ばかり
だっただけに、そういったお客さんの反応はとても嬉しく、有難いものでした。

今回の展示を経て今後の自分が作る作品に一つの可能性を見出せた気がします。
また新しい作品の構想も固まってきました。
「鉄は熱いうちに打て」と言いますから、熱が冷めないうちに次の制作に取り掛かる準備を始めなければ!


とは言いつつも、個展の会期はまだまだ終わっておりません。
僕の残りの在廊日は31(金)・2(土)・3(日)・4(月)となっております。
春の陽気が心地よくなってきたところで、皆さま是非
公庄直樹「 いきもの彫刻 気配のカタチ」 にお越しください!




以下、展覧会詳細です


公庄直樹 いきもの彫刻 「気配のカタチ」
2016.03.23 (wed) - 2016.04.04 (mon)
OPEN  : 12:00-18:00
■プレスリリース
https://ja.scribd.com/doc/301623032
【お問い合わせ】
COMBINE/BAMI gallery
京都府京都市下京区二人司町21
access map
http://combine-art.com/html/gallery/ga_access.php
TEL 075-754-8154 FAX 075-754-8154
http://www.combine-art.com
http://combine-art.com/html/office/oc_contact.php
(も しくは office@combine-art.com)






▲TOP